石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は国宝です。男山の中腹に涌き出ている泉“石清水”に因んだもので、明治初年に“男山八幡宮”と改称されたが“石清水”の社号がふさわしいということで“石清水八幡宮”と改称したといいます。ここは、熊野詣での際にも重要な位置を占め、熊野御幸の際によく立ち寄っています。藤原定家も、その日記に書き記しており、
10月5日に、鳥羽伏見を出て、石清水に立ち寄り、その日のうちに天王寺まで行き宿泊しています。かなりのスピードで歩いたことになります。この日記の熊野詣では、22日で往復しておりかなり強行軍である。このとき、藤原定家は、和歌山の日前宮に立ち寄っており
庶民も熊野詣での際にはここにお参りし、淀川ルートを行くなら大山崎から船に乗り、東高野街道をとるなら、そのまま南に歩いたのであろうと思われます。
歩き始めるとすぐに饅頭屋を見つけました。石清水名物の走井餅だというので買って、一の鳥居をくぐる前にみんなで頬張り出発しました。 |