神倉神社08:27⇒ごとびき岩09:16⇒熊野速玉大社09:33⇒阿須賀神社10:30-10:45(休憩)⇒96番・浜王子11:06⇒高野坂登り口12:05
⇒五輪塔12:27⇒金光稲荷神社12:40-12:55(昼食)⇒⇒高野坂入り口13:15⇒三輪崎駅⇒黒潮公園⇒佐野の一里塚14:17⇒
97番・佐野王子14:26⇒宇久井駅14:53⇒小狗子峠15:24⇒大狗子峠15:54⇒国道でタクシーを待ち那智駅⇒勝浦駅観光協会に立ち寄り
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爽やかな朝の勝浦湾 前回もこんな風景載せましたね |
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湯快リゾートだ~い…安くて温泉付き 山小屋よりいいぞぉ |
靴のまま足湯に浸からないで… |
一路新宮を目指します |
▼神倉神社の境内に入ります |
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神倉神社の急な石段をごとびき岩に向かいます |
予定は大きく変更となりました。大雨で道路が崩落し通行止めとなったため舟下りは次回に回し、昨日予約をしておいたタクシーで神倉神社まで向かいました。予定が変更になったことで最初は三輪崎駅で二分割するコースを一気に歩けることになりました。少し距離が長いですがみんな頑張れるっ!どの顔もそんな顔をしています。とても70歳グループだと思えません。元気です。天候はいまにも泣きそうな空ではありますが多分降らないでしょう。(降らないことを祈るのみ!)
タクシーを神倉神社前で下車し神倉神社を参拝の後に「ごと引き岩」へ。
「ごと引き岩」への道のりは、きつくて長い階段をゼェゼェ言いながら登って行きました。石段は高さも形も変形型でかなりきつく何度も途中で足を止めて休憩しました。毎日登っていると言うおばあさんのヒョイヒョイと登る後ろ姿に励まされてどうにか「ごと引き岩」に到着です。ここからの眺めは最高で、青息吐息で登ってきた者にだけ与えられる最高のご褒美でした。 |
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▲神倉神社の手水鉢 |
ごと引き岩で出会った外人さんは「ティム先生」。日本に住んで32年、英語の教師をしており、舟下りの船頭さんには教え子が働いていると気さくに話しかけてくれました。熊野古道人気の火付け役は田辺市在住の旅行会社に勤めるブラットさんと言う人が熊野古道の良さを母国に発信しているからだろうとも話をしてくれました。 |
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ごとびき岩です この地方ではカエルのことをビキと言うようです この大きな岩はカエルに似ていることからことからごとびきと名付けられたそうです |
道標に沿って熊野速玉神社へ向かいました。熊野速玉神社は熊野三山のひとつです。もともとは、千穂ヶ峰の東南端の神倉山に祀られていたのですが、のちに現在地に遷され、そのため神倉山の古宮に対し、ここを新宮と呼ぶようになったということです。玉砂利を踏む音が心地よく足の裏に響きます。 |
▼熊野速玉大社に到着です |
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熊野速玉大社 本殿 |
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街道筋の石柱にイラストが描かれていました |
境内に出店が2軒ありました。姫がどうしても「笠」を被って歩きたいと言うので速玉神社の境内前にある土産屋さんに行ったところ無地の笠が1個だけありました。思わず「買いますっ!」喜び勇んでみんなの前に戻ると靖ちゃんが「笠に熊野古道って書いて貰うたらどう?」とアドバイスをくれ、社務所に笠を持参してお願いすると快く書いて下さいました。上機嫌の姫はそれをかぶり歩いています。何と涼しいのでしょうか!帽子と笠とは天と地ほどの違いがあり昔の人の知恵の凄さを感じずにはいられませんでした。 |
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熊野速玉大社から阿須賀神社へと向かいます |
▼阿須賀神社 |
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しばらくアルファルト歩きをします。地面からの暑さと上からの暑さで少々熱中症傾向にあるため水分補給をこまめにするように促しながら歩きました。
阿須賀神社でしばらく休憩をとりました。 |
▼浜王子跡 |
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阿須賀神社で休憩を取った後、浜王子を目指します。浜王子は中辺路・大辺路・伊勢路の分岐点となっており、那智山参拝前には海に入って身を清める潮垢離(しおごり)をしたあと、那智山をめざしたそうです。この日はとても暑く 阿須賀神社を出て1.5kmほどしか歩いていないのに浜王子で日陰を見つけて休憩です |
▼太平洋に沿って 王子ケ浜を歩きます |
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王子ケ浜はおよそ1.7kmの砂浜歩きです |
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王子ケ浜はここで終わりです |
JR紀勢本線 この防波堤の間を山側に入ります |
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砂浜歩きは春先は心地よく歩いたもののこの日は砂浜の照り返しがきつく体力の消耗に拍車をかけます。JRと熊野古道の橋を潜って坂道を上がると高野坂の北側入口です高野坂の登り口には綺麗なトイレが完備されていて日陰を探して小休止しました。 |
▼高野坂 |
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先ほど歩いた王子ケ浜を望んでいます |
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高野坂からの道は快適で五輪塔に手を合わせ金光稲荷神社の朱い鳥居が見えてきました。一人の地元の老人と出会い挨拶を交わしましたがどうも無数の捨て猫に餌を与えに来たみたいです。東屋で昼食をとる私達の足元にもたくさんの猫がたむろしていました。飼い主は最後まで責任もって飼ってあげてくださいっ!
高野坂の下りに手製の水琴窟があり耳を当ててみました。笑えるほどの手作り感満載ではありましたが確かにあの美しい音色がしていました。(笑) |
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高野坂の石畳 滑りそうで怖かったです … 昔の人は草鞋掛けだったので滑りにくかったのでしょうねえ |
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高野坂の南側入り口 |
三輪崎の道標・庚申塚・お地蔵さま |
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▲黒潮公園を抜けると佐野の一里塚です
しばらく国道歩きをしていると大きな公園に差し掛かりました。黒潮公園です。新宮市三輪崎から佐野にかけての長い公園。 松林も有り、春は桜が見事らしい。歩く私達にも優しい日陰のプレゼントが貰えました。しばらく公園の中を縦断する感じで歩き、自動販売機があれば甘いジュースを求めて走り寄りました。とにかく暑いです。あああ山の中に戻りたいよぉ~。 |
▼佐野王子跡 |
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佐野一里塚から10分程歩いたところに「97番・佐野王子」がありました。熊野参詣の折は、佐野の浜で拾った小石を衣の袖に入れ、那智山の社壇に奉納する習慣があったと伝えられています。佐野王子跡の石碑の近くには尼将軍供養塔やお地蔵さんなど、神武天皇聖績狭野顕彰碑がありました。 |
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只今押印中です |
佐野王子から小天狗子峠へ向かう道すがらあまりの暑さに日陰を探してまたまた休憩
しばらく車道歩きをしていると三輪崎駅の看板がありました。やっと半分歩いたことになります。「まだ半分かよぉ・・・」車道歩きを続けていると信号のある交差点に一里塚がありました。一里塚は、街道に一里毎に設けられた里程標識です。車馬の駄賃の目安にしたり、塚に植えられた松など木々が木陰を作り旅人が休憩する場などになりました。全国的に現存しているものは少なく、この佐野の一里塚も国道42号線の拡幅・交差点の新設にともなって2003年に移設復元されたものです。熊野古道に沿って、この佐野の一里塚をはさんでそれぞれ一里の場所に広角(ひろつの・新宮市)の一里塚、狗子の川(くじのかわ・那智勝浦町)の一里塚が残っているそうです |
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▲白菊海岸 |
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JRのトンネル |
トンネルとトンネルの間の道 |
旧国道のトンネル |
大狗子峠へはJRのトンネルと旧国道のトンネルの間を登っていきます |
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熊野灘を見ながら歩道のない国道歩きをしばらく続けているとトンネルが見えてきました。「大狗子峠」の道標があり道なりに左に曲がると峠の入口に到着しました。「ここで休憩を取り一気に峠越えをしよう!」レーションを頬張り元気を蓄えて急な石段を上り、うっそうとした樹林帯の中を歩きました。樹林帯の中はアスファルトの照り返しがなくていいね。大狗子峠ではウッチー会長が記念撮影をすべく、ベストポイントに立って私達を待っていてくれました。そしていつの間にか大狗子峠も通過していました。 |
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大狗子峠から無事に下りてきました |
JR那智駅で本日の行程は終了です |
国道に出てあとわずかで那智駅と言うところでアスファルト歩きの無意味さをみんなが呟きタクシーを呼ぶことにしました。タクシーを待つ間、青岸渡寺のスタンプをどうにかして貰えないものかと無い知恵を出し絞った結果、勝浦駅前にある観光協会で貰えることが判明しました。実際に2度も訪れているのですからごまかしているのでありません。青岸渡寺のシステムが悪いのです。
「クリスタルタクシー」は「待ってましたタクシー」の如く電話を掛けると、わずか数分で走ってきてくれました。勝浦駅の観光協会で青岸渡寺のスタンプを押印して貰い、すべての行程を終えてホテルに無事辿り着きました。暑さにも負けずよく歩いたもんです。風呂に入り夕食を済ませ翌日の時間をどう過ごすかミーティングをしました。「明日になったから考えようよ~」みんな暑さで頭の回路がやられているのかよい知恵が出ないのです。「よし!明日の朝はゆっくり起きて、それから決めよう!」 |
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昨日今日と二日続けて夕食は まぐろの解体ショー 姫が言うのよね 『 ちっちゃ!これって鯖か? 』 マ・グ・ロやマ・グ・ロ せめて鰹ぐらい言うたって~ |
【MEMO】 |
タクシー料金
ホテルから神倉神社まで 5,000円
那智駅手前からホテルまで 1,860円
合計 6,860円 (ひとり1,372円) |
(姫の感想) |
欲しかった「笠」が手に入り嬉しかったです。笠効果は頭は涼しく顔の周囲が日陰になり熱中症対策にもなりそうです。旅の良い思い出になりました。いい買い物をしたものです。但し速玉神社で書いて貰った文字は雨に濡れると消えるらしく・・・どうしたものかと(笑)タクシー利用は贅沢の様ですが5人いれば電車移動より格安です。何と言っても「5人乗りタクシー」が和歌山に健在していることが有り難い。 |
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