楠ノ久保旅籠跡は江戸時代に、十数軒の旅籠があり、大変にぎわい、旅籠の主たちは遠くに見える小雲取の桜茶屋を指さして、「桜茶屋までは遠くて途中には宿屋がないからここに泊るよう」と客引きをしたとの話も残っています。大正時代まで旅籠として営業されており「豆腐あります、風呂わいてます」が宿の宣伝文句であったと案内文に書いてありました。豆腐がご馳走だったのでしょうか・・・楠ノ久保旅籠跡には多くの地蔵様などが残っていました。2,5kmあると言う急な胴切坂を下り、数十軒もの旅籠があったであろう旅籠跡を通過し、緩やかな坂を下ると円座石(わろうだいし)に到着です。 |