熊野古道 本宮道 瀞峡めぐり 2019.06.09
熊野古道 本宮道 瀞峡めぐり
小川口~ウオータージェット~田戸乗船場~小川口…熊野市
●第3日目6月9日(日)晴れ
 三重県熊野市紀和町はかつて鉱山の町として有名で、その歴史は古く、1200年以上も昔から銅が採掘されていました。その鉱山で実際に使われていたトロッコが観光用として復活しました。
約1kmの元鉱山のトンネルを走る10分間の小さな旅。入鹿温泉ホテル瀞流荘と湯ノ口温泉の二つを結ぶレトロなトロッコ電車です。ここの瀞流荘駅の見学に行きました。
▲まずは朝の散歩です ▲瀞流荘駅の駅舎です ▲立派な表示板
▲「日本輸送機株式會社」の銘入りのマスターコントローラー。ブレーキは手回し式です。5人も乗ればぎゅうぎゅう詰めかな?
▼ホテルから5分ほどのところに瀞峡めぐりウォータージェット船乗り場がありました。
 川の水を取り込み、勢いよく噴き出すことで推進力を得る、全国的にも珍しいウォータージェット船。
北山川の大渓谷、瀞峡は瀞八丁とも呼ばれています。
春には新緑、秋には紅葉と四季折々の景観を壮大な断崖とともに、自然が作り上げた美しい芸術を満喫。往復約1時間のクルージングを楽しみました。
太古から閉ざされたままの神秘の“瀞峡”
巨大な滝が少しずつ岩をえぐり滝つぼを後退させていきました。この浸食活動の繰り返しによって全長31kmにもおよぶ瀞峡が形作られたようです。
 北山川上流の31㎞に及ぶ渓谷が瀞峡です。下流から下瀞、上瀞、奥瀞と呼ばれ、四季折々の渓谷美をのんびり楽しむことができます。いまの季節は新緑でしょうか。吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県にまたがる国特別名勝の大峡谷で、その幽水美は古くから世に知られ、太古の自然のままの大峡谷に圧倒されてしまいます。特に下瀞は巨岩・奇石が並び荘厳で美しく、親しみをこめて「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれています。荒々しく切り立つ断崖と巨岩、静かな深い瀞の水は神秘的なコバルトブルーに澄みわたり不思議と心が落ち着きます。途中の休憩スポツトでは以前はアユの塩焼きを売っていたのですが今は客が少ないのかなかったです。
入鹿温泉・瀞流荘発を7時33分のバスに乗り熊野市駅に・・・そのつもりでした。「ここまで来て瀞峡遊覧船に乗らない手はない」前夜の会議で決定した通り3日目は瀞峡巡りです。特急に乗らずに急行に乗り費用を捻出し午前10時の遊覧船に乗船することにしました。ホテルから船着き場までの走行中、ドライバーさんが「船を降りたら迎えにきてあげるよ。そして熊野市駅まで送って行ってあげる」何とも驚きのサービスに、お言葉に甘え有難くお願いすることにしました。  
ウォータージェット船を降りるとドライバーの「前さん」が優しい笑顔で待っていてくれました。途中のガイドもして下さり楽しい車中で、しかも無人販売の甘夏やビワも買えてラッキー 「甘夏の重さもどっさり  ドライバーさんの親切心もどっさり  熊野の人は親切なり」 です。
小川口ウオータージェット船乗り場から花の窟屋神社に向かう途中…猿の群れと遭遇だあ
花の窟神社への立ち寄りや鬼ケ城への立ち寄りもして下さり、海を見ながらマグロ丼に舌鼓を打ちました。 
 鬼ヶ城(おにがじょう)は三重県熊野市木本町にある海岸景勝地。国の名勝「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」の一部です。

熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1km続いている。志摩半島から続くリアス式海岸の最南端で、これより南はなだらかな砂浜の海岸(七里御浜)へと変わる。東口から山頂へ通じるハイキングコースには桜が植えられており、春には4種類の桜が次から次へと開花して長期間花見が楽しめます。

1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定された後、1958年(昭和33年)に獅子巌が追加指定され、名勝および天然記念物「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」となった。ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年7月登録)の一部。また、日本百景に選定されています。
鬼ケ城で海を見ながら昼食…メニューは全員まぐろ丼だあ
、名残惜しいですが熊野市駅に到着しました。ここでドライバーの前さんとはお別れです。お世話になりました。有難うございました。 

熊野市駅前で60分の待ち合わせ
 
紀伊長島駅で凡そ70分の待ち合わせ…長いなあ
 ●姫の感想
お宿が少し高めでしたが、その分値打ちがありました。滅多にお目に掛かれない「虫おくり」にも参加出来て大満足です。「山歩きに観光はいらない」今までは人混みを避けて目的のみ達成型でしたが最近は心に余裕ができたのでしょうか、「山も、歩きも、観光も」と欲張って楽しんでおります。仲間との波長も合い楽しい2泊3日間でした。次なるは何処に出かけるのか楽しみです。「どこに連れて行ってくれるか」ではなく「どこに行きたいか」ここが大事なところなんですが・・・思い浮かばないのが現実です。トホホ
 ●正ちゃん
やまたびのみなさん、伊勢路歩きに参加させていただき大変ありがとうございました!
この前の生駒縦走コースでは、ケーブルカーを降りたところで "迷子" になって、皆さん方にご心配をかけましたが、今回は出発の電車に乗り損ねるとという大ヘマをやらかしまして、大変大変ご心配を掛けてしまいました。
さて初日には、ひどい雨にやられ、スゴイ雷にも出くわしましたが、その後には天気に恵まれ、気持ち良い峠越えに、感動的な "千枚田のむし送り" に参加することができ、またウォータージェットライナーによる瀞峡めぐりも素晴らしい体験でした。
今回の感想は、「初めにエラい目に遭うと、後が楽しい!!」 です。 ご心配をおかけした皆様には、平身低頭、ごめんなさ~い。
 ●靖っちゃん
何時もお世話頂き感謝感謝です‼️とても楽しかった‼️ありがとうございます😆
 ●Junkoちゃん
何時もお世話係恐縮です。ありがとうございます。昨夜は帰宅してからは寸暇を?惜しみ動き回りニュウヨーク、洗濯物、雨具の風呂漬け、家まで歩いて帰り行動できたのでまずまずの体調、皆様のお陰で楽しい旅を修了出来満足🈵😃✨オマケノ甘夏は父の好物でした。久しぶりに父を思いだし仏壇に「チンチン」 運転手さんの気遣いをありがたく思いました。
 ●留守番隊ポッチー
皆さんお疲れ様です。梅雨入り時の3日間は天候が定まらず はらはらドキドキだったと思いましたが 予定通り消化できて本当に良かったですね。写真も沢山送ってもらって感謝します。有難うございました。
 ●JON
2018.5.26から始まった熊野古道・伊勢路の伊勢神宮内宮から七里御浜を通って熊野速玉大社へ詣でる浜街道コースは2019.01.23に終わっていたのですが 熊野市から横垣峠・風伝峠・通り峠を越える本宮道が残っていたため丸山千枚田の田植えの頃に訪れてみよう言うことで梅雨の時期を選びました。いろいろ下調べをしているうちに 丸山千枚田で6月第一土曜日に虫送り神事が行われることを知り今回実行した次第です。

●登山を始めてから50年以上になりますが、初めてコウモリ傘をさして歩いたこと、こんなに良いものかと少々感動。気が付くのが遅かった。
 初日に坂ノ峠の東屋で雷光・雷鳴に驚かされたこと。坂本に下る途中、通せんぼ柵の端を通って越えた時、足下に見えた崩落後の法面にびっくり。
 バスの時間に間に合うように坂本の集落を走るように抜けたのに、目的のバスは本日運休(まいったなあ、すみません)
●2日目はほぼ順調。虫送りまでの時間もゆっくり有意義に過ごすことができた。それもこれも計画に入ってなかった紀南病院から平谷行きのばすが止まってくれたこと。
 朝、高千良に行くのに乗ったバスの運転手さんが熊野古道の笠を見て、朝の人だと感じて停車してくれたこと。ラッキー。昨日のツケが解消できました。
●3日目は思いもよらない行程にびっくり、瀞流荘の運転手さんのご好意で熊野市まで送ってくれました。そのうえ、ミカンとビワを買ってくださいました。嬉しかったです。

2017.1.7に大阪天満を出発してから凡そ2年半、紀伊路、中辺路、大辺路、伊勢路と拙いお世話でしたが 予定通りこれで結びとさせていただきます。

熊野古道ももう少し残っています 川丈道に宣旨帰り・比丘尼転びなど数か所ありますが 各自2年半の経験を活かして訪れ 新しい感動を味わってみてください。
皆さんに感動を与えられるような企画では無いのにもかかわらず ご同行いただきましたこと深く感謝申し上げます。