2016
青森 ランプの宿 「青荷温泉」
 開湯 昭和4年、秘境青荷渓谷の渓流沿いに本館と3棟のはなれが散在する青荷温泉は、 ランプの宿として知られる、ひな びた風情の秘湯です。
2001年より通年営業となり、雪の多い冬期間も営業しております。
四つのお風呂は 健六の湯 ・露天風呂 ・本館内湯・滝見の湯を、 「ゆったど・じったど」湯巡りしながら、青荷渓谷の豊かな自然を楽しみに「来いへぇ~!」っておっしゃっていますよー
つづら折りの道に立っている交通標語。この標語が気に入ったため印刷物はないかと聞いたのですが無いようです。ランプの宿といってものまったく電気を使っていないわけではなく、最低限の電気は自家発電で賄われているみたいです。部屋に案内されてランプの油の臭いが気になりました。どうも頭痛を誘う気がします。窓を開ければ寒いし、虫も入ってきそうです。時間が経てば臭いにも慣れてきたのですが、もう少し明るさが欲しい気がしました。(ランプの宿を求めてきたのにそれはないか?)温泉は4種類あり健六の湯、内風呂、滝見の湯、露天風呂と、どれも満足のいく泉質でした。部屋から本館への渡り廊下なども風情があって良かったです。
ただね 只今玄関周りや渡り廊下になる吊り橋当たりの渓流が工事中なのが残念でした。
この写真は合成ではありません…どうなってるかお解りいただけますでしょうか
早くにチェックインしてお湯を楽しむのは良いですねえ 
混浴の湯   健六の湯
 滝見ノ湯  滝見ノ湯の露天風呂 
 この建物の一階が一夜の宿でした  右側は混浴風呂です
風呂は最高に良かったです…
写真では普段と同じような食事風景に見えますが…これはフラッシュのおかげ…じつはやっと料理が判別できるほどの明るさででした。
「青荷!、青荷!」と言っていたポッチーも満足げでした。
夕食の時間には大広間に客が大勢集まってきてほぼ満室でした。ごはんとお味噌汁は自分達でよそい、ご馳走を頂くのですが暗くて何の食材かわかりませんでした。津軽弁で食材の説明があったのですが・・・わかんねぇ。『よぐきたねし 茶ッコでも飲んでけェ!』『よぐ来たねし~でお出迎え、へばぁ まだ来いへぇ~… 』『ンだ』
朝食の前のお散歩…ランプの風情も十分に堪能させていただきました でも日々明るい中での生活をおくっている私たちにしてみれば 夜、本も読めねえ、テレビもねえ、ラジオもねえ、こんな夜は一夜でいいような気がしています…でもねこんな生活をおくれたら原子力発電所なんかいらないのにねえ…ンだ
朝ご飯をいただいて帰ります
行くときは坂の下りで きついの、車を下まで降ろせなど ブツブツ言っていたポチさんも…帰りは登坂でもこの笑顔です
やっぱ温泉は良いのでしょうねえ…今から陸奥の松島に行きまっせ~
    「宿の満足度 風呂5、部屋3、料理3」  
青荷温泉での朝を迎えました。朝食前に4つの温泉巡りを楽しみ、朝食を済ませ、忙しく働いているのか宿の人の見送りは、誰もおらず『へばぁまだ来いへぇ』の看板に見送られて青荷温泉を後にしました。 
文:美智子姫