2016
北海道駒ヶ岳 5合目登山口
有珠山から北海道駒ケ岳へ向けてひたすら走ります。外気温は21度、長万部を通過し、サービスエリア「丘の駅」で昼食タイムです。大きな娯楽設備もあり子供たちが楽しそうにはしゃいでいました。ジャガイモが袋に詰め放題150円のイベントに魅力を感じましたが大阪へ戻るのは随分後になるし車の中で芽が出そうなので諦めました。翌朝登る予定の大沼駒ケ岳の下見に車を走らせましたが悪路が続き後部座席のポッチーが傷口を押さえて悲鳴をあげるほどでした。(笑)8合目付近の駐車場に着くと多くの車が停まっていました。目の前に大きな看板があり「下山は3時まで」と書かれています。(ゲートが締まるの?)往復3時間ほどの行程なのですが多くの下山者とすれ違い「今頃から登るの?」と言われそうでこの日は諦めました。この山の山頂は立入禁止で、登ったとしても、この日の天候は曇り空で視界ゼロのため諦めも早かったです。これが百名山に選ばれていたとしたら雨であろうが風であろうが登っていたと思います。そんな重圧からは解き放たれたのです。自由なのです!雨が降れば止めればいいさっ!天気が良ければ登ればいいさ!大沼駒ケ岳の下見を済ませ、この日の宿の「大沼公園ユースホステル」に到着すると「受付は3時からです」とドアに看板が掛けてあり施錠されていました。「じゃあ大沼湖に移動しよう」と、もと来た道を舞い戻り大沼湖遊覧船に乗り湖上の散策を楽しみました。
 高速道路からみる北海道駒ケ岳のピークは雲の中でした  晴れなら左側に砂原岳、右側に北海道駒ケ岳が見えます
 ▼ 北海道駒ケ岳の赤井川登山口までやってきましたが登るのは断念しました 
北海道駒ヶ岳(ほっかいどうこまがたけ)は、北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる標高1,131 mの活火山(成層火山)である。渡島国・渡島半島のランドマークとなっている。蝦夷駒ヶ岳(えぞこまがたけ)、渡島駒ヶ岳(おしまこまがたけ)とも呼ばれる。江戸時代の旧称は内浦岳。富士山型の紡錘状の山容から谷元旦が描いた絵画が渡島富士(おしまふじ)と呼ばれ、郷土富士となっている。「北海道」を冠するのは全国に多数存在する同名の山と区別するためであり、地元・北海道では単に駒ヶ岳と呼ばれる。

山頂部には直径約2 kmの火口原があり、西の剣ヶ峯、北の砂原岳、南の馬の背・隅田盛で囲まれるほか、山腹は、火山噴出物で覆われる地形輪廻の原地形(初期段階)を見せる。山頂直下からガリ侵食が始まり、一部で深いV字谷を形成し始める途上にある。山麓には、堰止湖である大沼、小沼などの湖沼や湿地など豊かな自然環境が形成され、一帯は1958年(昭和33年)7月1日に大沼国定公園に指定された。山麓一帯は函館港の開港後の明治時代からリゾート地として親しまれていて、小松宮と有栖川宮の皇族やドイツやイタリアの皇族が訪問している。明治14年には、皇太子時代の大正天皇が大沼を訪問することにより、いっそうこの地が有名になった。1915年(大正4年)には北海道駒ヶ岳を望む大沼の風景が新日本三景に選定された。

七飯町の大沼方面からみると、横に長く、なだらかで優美な女性的印象を与えるが、森町方面や鹿部方面からみると一変し、荒々しい山肌と傾斜が目に付く男性的な激しい姿を見せる。大沼方面から見た山容が馬がいなないている姿に似ていることが、山名の由来であると言われている。 
▼ 大沼公園を船で遊覧です
 紅葉には少し早いのですが北海道ならではの雄大な素敵な景色です。大沼湖には大小126個の島があり「大沼湖、小沼湖、ジュンサイ湖」等々それぞれの島に名前がついているのだそうです。
▼ この日のお宿は 大沼公園ユースホステルです
30分の船の上を楽しんだ後はユースホステルに向かいました。うっそうとした林の中の古ぼけた小さな建物ですが雨・風しのげて食事付きなんです。贅沢は言えません。バックパッカーの人達の利用が多いと見えて至る所に共用物の使用についての貼り紙がしてありました。洗濯機と乾燥機もあり利用料金も明示してありました。私とjunkoちゃんはさっそく洗濯機を利用・・・ただし乾燥機は仕上げに2時間ほどかかるとの説明を受け3回分の洗濯ものが終了するのは午後9時を過ぎていました。しかしこの宿の食事は大変美味しくて「外見で判断しちゃあいかんなぁ」と、つくづく思いました。蚊にさされてかゆいよ~!外は雨が降り始めました。明日の大沼駒ケ岳登山大丈夫かなぁ・・ 
朝食をいただいて函館市内見物に出かけました この日は雨です 大沼駒ケ岳はあきらめました
  「宿の満足度 風呂2、部屋2、料理4」
文:美智子姫