2016
●第6日目 9月21日(水)  今日は樽前山に登って、苔の洞門によって登別温泉へ行きます  今日のお宿は登別温泉・パークホテル雅亭泊

支笏湖を出発し樽前山に登ることにしています。わずか3時間のコースなのでポッチーは7合目にある駐車場付近を散策して待って貰うことにしました。樽前山(1102m)は、北海道の南西、苫小牧市に位置する活火山で、車なら七合目の登山口まで上がることができます。眼下に広がる支笏湖や太平洋の雄大な眺望も見事で、本格的な登山を楽しめる山として親しまれています。登山道には、6月上旬からイソツツジやイワブクロなど、火山帯に特徴的な花々が楽しめます。頂上の火口原は立ち入り禁止になっていますが、噴煙をあげる迫力満点の溶岩ドームを周遊することができ、生きた山を実感することができます。

支笏洞爺国立公園 休暇村 支笏湖 
支笏洞爺国立公園 休暇村 「支笏湖」 から見た 紋別岳とレーダーサイト
樽前登山口08:45⇒西山10:20 ⇒7合目登山口ゴール12:11
樽前山(1102m)は、北海道の南西、苫小牧市に位置する活火山で、車なら七合目の登山口まで上がることができます。眼下に広がる支笏湖や太平洋の雄大な眺望も見事で、本格的な登山を楽しめる山として親しまれています。登山道には、6月上旬からイソツツジやイワブクロなど、火山帯に特徴的な花々が楽しめます。頂上の火口原は立ち入り禁止になっていますが、噴煙をあげる迫力満点の溶岩ドームを周遊することができ、生きた山を実感することができました。
7合目駐車場 東山登山口
7合目登山口でポッチーの見送りを受け少し汗ばむほどの暑さの中を出発しました。1時間ほど登ると突然の強風に遭遇し、あわてて防寒対策を取り西山の頂上を踏みました。西山から風富死岳に向けて平行移動しているとコケモモ群生地があり風の無いところを選んで休憩と行動食を取ることにしました。噴火口から噴き出す硫黄の匂いを嗅ぎながらグルリと周遊。ほぼ3時間でゴールとなりポッチーの出迎えをうけました。ポッチーは見晴台まで登り樽前山を眺めたそうです。『防寒着 脱いだり 着たりの樽前山』 
紅葉が始まりかけている樽前山の山腹    振り返れば支笏湖と恵庭岳が遠くに望めます 
 後方は東山  風不死山
火口の外輪までは木の階段の連続です
火口外輪への最後の登り  この日は風が強くて大変でした
東山登山道と外輪の合流点で見た 左・西山と樽前山溶岩ドーム
 1909(明治42)年4月19日の夕方、それまで2日間、雲で覆われていた樽前山の山頂が見え、新しい溶岩ドームが形成されているのが目撃された。それから今年(2009年)でちょうど100年である。
出来た当時のドーム溶岩は高さ134m、体積約2,000万立方メートルと見積もられた。
これ以後、溶岩ドームで栓をされた火口は小噴火を繰り返している。溶岩ドームの東の裾に形成されているA火口は1979年1月~2月に火山灰を出している。現在でも火口付近の温度は640℃ほどである。
支笏湖側の登山道から登って外輪山から初めて見る溶岩ドームは迫力があり、全体に黒い色でやや黒赤色を呈している。
なお、登山道には軽石、パン皮火山弾、きれいな緑色のカンラン石を含んだ安山岩などの石が転がっている。
火口外輪 西山 溶岩ドーム 樽前山のパノラマです
明治初年、樽前山周辺の原野を開拓するに当たり、樽前山山麓に山の神・大山津見神を祀ったのに始まる。明治8年(1875年)、樹木の神・久久能智神、草原の神・鹿屋野比賣神を合祀し、樽前村から苫小牧の町の中心部に遷座、郷社に列し、千歳・白老(しらおい)・勇払(ゆうふつ)三郡の総鎮守となった。昭和11年(1936年)に県社に昇格した。
昭和61年(1986年)、神社本庁の別表神社に加列された。樽前山山頂に奥宮があり、6月12日に山開祭、10月12日に山納祭が行われる。
 下りはドームを巻くように東山分岐に向けて歩きます コケモモの群生地で ちょっとお昼休み 
風不死岳とヒュッテの分岐 ヒュッテに向かって下ります 七合目ヒュッテへ到着です
もうひと登りすると駐車場です 7合目駐車場です 戻ってきたどおおお~
下山後は苔の洞窟を訪れる予定でしたが崩落のため閉鎖中で中に入ることは出来ませんでした。残念です。
苔の洞門は1739年7月の樽前山大噴火の噴出物(火砕流)が堆積してできた溶結凝灰岩が土石流で侵食されてできた涸沢です。下流の第1洞門(延長約420㍍)とその上流の第2洞門(延長約600㍍)で構成されともに両岸の岩壁がコケで覆われた回廊となっているそうです。
文:美智子姫