『みちのく3000q・毎日一座・1週間の東北登山』 |
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★第2日目(8月8日・日曜日) 『暗門ノ滝と白神ライン』 (青森県) |
ルート:西目屋村→暗門ノ滝→津軽峠→十二湖 |
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まず津軽岩木スカイラインを降りて岩木町で腹ごしらえと四万十号にも燃料補給です。
町の人にレストランの所在を尋ねると、 「こんなとこにはレストランなんか無いですよ。少し言ったら食堂のような店はありますけど」津軽っ子が津軽弁で教えてくれました。お国訛りって良いものですね。 ポチは牛丼、姫はざるそば、JONは月見そばをたのんだのだが…一口、口に入れて 「白ご飯を炊いて磯自慢で食べればよかった」とはJONの弁。 食後、少し走って西目屋村にある「暗門の滝」へ 「暗門の滝」は世界遺産として有名な白神山地の中にある名勝の1つです。 |
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入り口で救急車と出くわしました。若い女性が熱中症で気分が悪くなったらしくトイレで動けなくなった様子です。暗門の滝入口まで約1時間30分をウオーキングモードで進んで行くのですが観光客が多く、暗門大橋から暗門川沿いに遊歩道が整備されてはいましたが、道幅が狭いため、なかなか思うように進めませんでした。しかし苦労をして行っただけの価値はあり、滝は上流から第1の滝(42m)、第2の滝(37m)、第3の滝(26m)の3段で構成されていて、遊歩道の通る渓谷の景観はすばらしく峻険な岩壁に囲まれ、神秘的な雰囲気に浸ることができました。
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青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地帯を総称して白神山地といいます このうち原生的なブナ林で占められている区域16,971haが1993年12月に世界遺産として登録されました。白神ラインと暗門ノ滝はこの一画にあります。 暗門ノ滝(あんもんのたき)は青森県中津軽郡西目屋村に位置する滝で、岩木川上流の白神山地内の暗門川にかかっている。 この滝名は3つの滝から構成されていて、上流側に高さ42メートルの第一の滝、その200メートル下流に同37メートルの第二の滝、さらに160メートル下流に同26メートルの第三の滝がある。 白神ライン沿いの西目屋村西部にあるアクアビレッジANMONが観光地点となっているので、ここから、暗門ノ滝へは暗門川沿いに遊歩道2.3kmを約1時間程度で到達しました。 第一の滝から第二の滝の間の道は滝壺の左岸につづら折りになっていて、滝の落ち口付近にはトンネルが掘られています。 このトンネルは1963年(昭和38年)に西目屋村の村長が掘らせたもので、1964年(昭和39年)の暗門ノ滝観光は盛況だったと言われています。 あのような場所の滝を誰がどのようにして見つけたのか興味津々であるため文献を紐解いてみると、寛政8年11月1日(1796年11月29日)に暗門滝を訪れた紀行文として菅江真澄の『雪のもろ滝』があり、滝や樵の生活を描写している。「もろ滝」というのは、第3の滝は2つの急流が合体して、1つの滝として流れているためであり、菅江真澄は現在のように滝の下から眺めたのではなく、滝の上に通じる道から眺めたのではないかという有識者の弁もあるようだ。 |
暗門ノ滝・第一の滝 (42m) | 暗門ノ滝・第二の滝 (37m) | 暗門ノ滝・第三の滝 (26m) |
暗門ノ滝・第一の滝にて…撮影を頼んだお兄さんファインダーを覗きながら後ろに下がって落ちかけたなあ…びっくり! |
白神ライン | |||
青森県道28号岩崎西目屋弘前線(あおもりけんどう28ごう いわさきにしめやひろさきせん)は青森県西津軽郡深浦町から中津軽郡西目屋村を経て弘前市に至る主要地方道である。総延長距離は:85.9km。
愛称は「白神ライン」です。 「暗門の滝」の見学後、この白神ラインを弘前側から走ります。この白神ラインを走るのですが、何と、何と悪路に続く悪路で車酔いする人はこの道はとてもお勧めできません。神秘さを求めるが故に、自然に近い状態で残しているからなのでしょうか。四万十号でキャンプ場へたどり着けるかどうか心配をしながら走っているとタイヤのホイールが落ちていました。しばらくはしるとJAFの車と故障車が止まり修理中でした。「泣く子も黙る白神ライン!」 追良瀬大橋を渡り、笹内川に沿って約3時間の格闘の末、キャンプ場である十二湖にやっとの思いで到着しました。 6:15 到着。 このキャンプ場には協定している温泉場もありテントを張るとすぐに温泉に浸かることにしました。ついでに明日の登山口の確認もすることにしました。この温泉場には洗濯機と乾燥機があり明日はここで洗濯をすることにしました。 |
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今夜のお宿は十二湖・いこいの村キャンプ場です。 | |||||||
テントサイトは」がらがら | 温泉施設 | 女湯 | 静かな夜です |
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文:美智子姫 記 |
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