 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
| 『みちのく３０００㎞・毎日一座・１週間の東北登山』 |
| 「行くど～青森」と銘打って早くから大騒ぎ企画を発表し、このたび実現となりました。嫁や隣組、新聞屋などに留守を宣告するも、予定の７月出発は、おりからの梅雨前線大暴れと重なり、急遽８月に予定変更をせざるを得なくなりました。あくまでも「高速千円」を利用すべく、８月６日に大阪を出発することにしました。名神豊中から入り米原JCTで北陸自動車道に移り、新潟中央JCTで磐越自動車道に乗り、郡山JCTで東北自動車道に乗り換え、津軽ＳＡで仮眠をとって黒石ＩＣで出ました。 この長旅を経て、八甲田山ロープウエイ乗り場に到着、いよいよ１週間の青森登山の幕開けとなりました。今まで東北の地は、なかなか訪れることが出来なくて今回は出発、到着ともに「土日利用」と言う条件だけで、天気任せ、気の向くままの全てテント泊の予定です。 |
 |
| ★第１日目（８月６日・金曜日） 晴天の朝６時、大阪を出発し、名神高速・北陸自動車道の渋滞もなく２時間を目処に運転を交代しながら１３時間３０分の旅の火蓋は切られました。「安全登山・怪我なく帰着」これが今回の旅のテーマです。いつもの事ながら山のような荷物を四万十号に乗せ、最初の休憩地は「刀根」、ここは自動販売機のみで売店もないことから次の「南条」で車中でのおやつを買うことになりました。アイスキャンデー、あんパン（栃餅はなかったよ～）を買い込み、刃物の町の鯖江・メガネの町の武生を快適に走ります。浜御前を過ぎたあたりから、日本海が見えてきました。弁慶が義経をなぐったと言う安宅の関を過ぎたあたりでジグザク運転の車を発見しました。「あの車、居眠り運転やで～」とあわてて追い越し車線をすり抜けるとハンドルにマンガの本を読みながらの運転していたのにはいささか驚きました。 |
|
||||||||||||||
| 金沢を通るときには♪君と歩いた香林坊の～♪「金沢の女」を歌い、チューリップで有名な砺波の散居村をながめながら♪咲いた咲いた～♪と鼻歌を歌いながら目的地に向けて走っていきます。佐渡が見えると「佐渡おけさ」。磐梯山を見たら♪エーヤーアー会津磐梯山は宝の山よ～♪。安達太良山を見たら「知恵子抄」と歌には不自由しません。 |
 |
 |
 |
 |
| ドライバーはポッチー | 空は爽やかです | 会津磐梯山 | スワンの関都トンネル |
 |
 |
 |
 |
| サーキットの町菅生 | 岩手山 | 夕焼け | 車窓から見る朝の岩木山 |
| 黒崎サービスエリアで昼食を済ませ磐越自動車道、東北自動車の郡山めがけて走りました。ベンツでも軽自動車でも、そう大差はありません（あるっちゅうねん！）このころになると奥羽山脈が顔をのぞかせてくれました。山の緑と、畑の緑、空の青、ポッカリと浮かぶ白い雲、外気温は３５度と表示されており、東北の地も厳しい暑さの様です。会津磐梯山が雲の合間からヒョイッと顔を出してくれました。「♪会津磐梯山は～宝の山よ～♪」ご当地ソングに不自由はありません。磐梯山サービスエリアを出てまもなく白鳥をトンネル入り口のあしらった関都トンネルを通過。ここは猪苗代湖の白鳥とその飛来地で有名なところです。 郡山JCTで東北自動車に乗り移り、やっと半分の距離を走ったことになります。このころになると走行車両のナンバーも「岩手」「福島」が目立つようになりました。午後５時を過ぎると、日も落ち、外気温も２９度までに下がりました。安達太良サービスエリアで、福島名物の桃を３個買いましたが「まずっ～！」これからは、とりあえず１個買い、美味しければ追加で２個買ったほうがよさそうです。午後６時を過ぎた頃、入道雲が行く手をさえぎる様に現れました。「降るなら今のうちに降れよ！」花巻を通過する頃には、夕日は沈み、厳暑だった昼間と違い、随分しのぎやすくなりました。 今夜は津軽サービスエリアでテントを張り、夜明けまで仮眠することに決めました。野宿先の津軽サービスエリアには、キャンピングカーも１０台、普通乗用車７０台ほど駐車しています。仮眠場所は銀座並みです。サービスエリアにテント張りは違反と問われれば、返答に困りますが、迷惑のかからないスペースをタタミ１畳分を借りるだけなら、大目に見てもらおうと思って張りました。（この時間に出口を出ると２万３千円かかるんです～！） 夜明けを津軽サービスエリアで迎えました。 朝食を済ませ、昼食用のおにぎりをつくり、テントを撤収し、いよいよ出口の黒石インターのゲートを出る瞬間、料金の確認もしました。表示金額は1600円、豊中～大津間の600円が加算されているので、大津～青森県黒石インターまで１０００円間違いありませんでした。仮眠をした価値ありです。 国道３９４号線は、すれ違う車もなく、人影もなく、コンビニもなく、四万十号は、朝の静寂を破ってひたすら八甲田ロープウエイ山麓駅を目指します。朝食時に昼のおにぎりも作っておいてよかったです。お店も何もありません。しかし天気は快晴、登山日和です。ローブウエイ始発の９時前には、利用客で長蛇の列になっていました。 |
| 今夜のお宿は東北自動車道・津軽サービスエリアです。 |
 |
 |
 |
 |
| 急遽炊爨 | 明日の昼食 | 豪華朝食 | 津軽ＳＡでキャンプ |
 |
 |
 |
 |
| 黒石インター到着 | やったー１６００円やー | 城ヶ倉で豆狸が狸を捕まえた | 青森の中央部に八甲田に到着 |
|
|
| 文：美智子姫 記000 |
