世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道 を歩くきっかけとなったのは2011年の東北地方太平洋沖地震で亡くなられた多くの方達の追悼をしようと言うことでスタートしました。あれから2019年までの8年と言う年月をかけて78コースを歩きました。春を待ち、残る高野七口を歩き始めることにしました。 |
弘法大師空海により開創されて以降1200年間、和歌山県の高野山は多くの人々の信仰を集め、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産へも登録されました。弘法大師空海入定以来、大師信仰の広まりとともに、人々の参拝が盛んになり、高野山へ通じる七つの道が高野七口と呼ばれました。
明治5年(1872年)まで高野山は女人禁制であったため、女性は高野山へ入れず、七口の各入口にはお籠り堂として女人堂が建てられていました。七つの女人堂を結ぶ道は高野山女人道と言われ、八葉蓮華の峰々をめぐりながら、女性たちは大師御廟に手を合わせたと言われています。 |
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南海難波駅7時48分と早いですが妙寺駅到着が9時を過ぎますので、うかうかしていると日暮れになってしまいます。色々コースを短くしたり長くしたりしましたが過去にゴールが遅れてバスに乗り遅れ泣いたことも度々ありましたのでゴールは安全な九度山駅と二転三転致しました。いつものことながらコース選びは難しいです。7時48分発車間際になっても正ちゃんの姿がありません。乗り遅れないように電車のドアに足を掛け改札口を覗いているとラインが届き「1本早い電車に乗りました・・・」まっ、遅れるよりええかな(笑) |
今回はJR和歌山線の妙寺駅からスタートします |
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歩きだしてすぐ モズくんがお見送りをしてくれました |
スズメくんもいました… |
午前9時20分、妙寺駅をスタートして紀の川を渡ります。紀の川は奈良県と三重県の県境に跨がり全国的にも有数な多雨地帯として知られている大台ヶ原を源流とし、紀伊山地を北西へと流れ、高見川と合流後西へと曲がり、中央構造線の南側に沿って、竜門山地、金剛山、和泉山脈を北に見ながら西流し、和歌山市で紀伊水道に注いでいます。 |
歩いていると公園の真中に大きな平和祈念像が建っていました。この像は万国戦没者の精霊を供養し、世界平和を祈念して昭和34年に着工、59年に完成したそうです。和歌山県を代表する彫刻家、保田龍門氏の設計によるもので、胎内には世界各国から贈られた由緒ある小石を納めています。高さ18mで奈良の大仏よりも高いです。 |