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観音峯登山口〜観音の水〜第一展望台〜観音平〜お歌石〜観音の岩屋〜観音峯展望台〜(往復)〜観音峯登山口
「ようおまいり〜陀羅尼助の里へ・残り紅葉満喫」
午前7時30分朝食用のおにぎりを受け取り、天の川の宿を出て観音峯山の駐車場へと移動しました。天気は限りなく曇りですがお昼までは大丈夫だと確信し、駐車場のあづま屋を利用して朝食用のおにぎりを食べ、出発することにしました。0.4q先に清水が湧き出ている場所があり、またまた大峯・奥駈けの水不足の悪夢のような出来事が蘇りました。 
観音の水までは、わずか10分ほどで到着しここからの展望は素晴らしく、近畿の山々や八経ヶ岳、弥山方面が水墨画の様に美しく見ることができました。紅葉はすでに落ち葉のじゅうたんとなり木々に葉が無いこともあり展望は遠くまでよく見ることができました。
さあ頑張って登るぞー!
観音平
第1展望台から1.7qのところに観音平があり小休止をすることにしました。観音平にはりっぱな休憩所があり建物には菊のご紋がついていました。観音平には大塔宮護良親王が一時期、その身を隠していたという洞窟があり、南北朝時代の伝説を今に伝えていますが、その途中の登山道に「南朝物語」を記す案内板が設置され、歴史を学びながら展望台にたどり着くことができました。
お歌石と観音の岩屋
お歌石
お歌石には
「よしの山 花ぞちるらん 天の川 くものつつみを くずす しらなみ」と刻まれていました。
そして次なるは「観音の岩屋」。すこし登山道から外れますが行ってみる価値がありそうだと訪ねてみるとりっぱな洞窟があり中には観音様が祀られていました。
観音の岩屋
この観音の岩屋の中は綺麗に掃除されて生花が手向けられていました。地域の人によって手篤く祀られていることに感激したしだいです。
観音の岩屋の少し上部にあった岩の通路です。  
観音の岩屋から再び登山道に戻り木の階段をひたすら登って行くと、ススキの小道に出て、ここをすり抜けると観音峯展望台(1208m)に到着です。登山口から、わずか2時間足らずで頂上に到着することができます。頂上にはりっぱな碑がたっていて弥山、八経ヶ岳、稲村が岳、バリゴヤの頭、行者還岳、などの360度の大パノラマショーを心行くまで鑑賞することができました。
突然、靖ちゃんが「あっ!今日わたし誕生日やわ〜!」という事でみんなでお祝いの歌を歌いました。(何歳になったのかって聞かんといて〜) 
こんな綺麗な紅葉は今年の見納めかなあ   
観音峯展望台から登山口に戻ったのが11時17分、車に戻り30分ほど走り、残り紅葉を求めて御手洗渓谷に到着しました。シーズンオフなのか人の姿は見られません。時折リュックを背負った登山者が渓谷の上の方から降りてきていました。私達は哀伝橋を渡り最後の紅葉を堪能することができました。水の流れと大きな岩、赤や黄色の彩りがとても美しく、奈良方面は初めてだという、ひさぽんも大満足の様子でした。 
観音峰はここまで  
 大峯山より流れ出る山上川の最下流部は両側の山が迫って峡谷となっています。みたらい渓谷は山上川が川迫川(こうせがわ)に合流する場所にあり、特に狭まった山の裾の大岩壁を大小の滝が流れ落ちる様は、まさに神々が創った自然の一大傑作です。この地域は南朝の皇族方が敵の来襲の際避難された場所でありの南朝のロマンを秘めた伝説があるようです。
この周辺の森林は人の手が入れられなく、それが功を奏した形で特に新緑と紅葉の美は近畿地方第一といわれ、沢師と呼ばれる沢遡行を目的とする登山者には格好の谷が多くあり、モジキ谷、白倉谷、神童子谷や弥山川など多くの滝を架けています。 
文:美智子姫   
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