オリオンさんのこの日の感想 |
五竜山荘を出て岩場を通りましたが、その前々日のキレットよりは楽。
唐松岳に登るとき霧や雨が晴れて、上に行くと剣岳や五竜岳が眺められたあの景色が最高でした。八方池を下るコースは、結構つらかったけどゴールできてよかったです。 |
オリオンさんの全体を振り返って…みんなの広場より転載しました。 |
今回、私の名前を冠した山ということで参加しましたが、「何とか無事に帰ってこれました!」というのが、第一声です。途中、危険を感じる箇所が一杯でした。
私が「これはヤバイー!」と感じたのは、太目の針金?(実際は鉄棒なのですが、ちゃちっぽい)で作られた垂直の梯子を降りた時です。別の所にあった岩に付けられた一本丸太の上を横方向に歩いた際も、「エェーッ、ここを渡るのー!」と思いましたが、万が一に丸太が外れても、一応、スワミベルトで結ばれた鎖があるので、二重の安全が担保されているというように感じられます。しかし、垂直梯子で降りる時は梯子のみに全身を委ねているので、万が一にですが、梯子が外れた場合には、13キロ強のリュックを背負っていて重心が後ろにあるので、下の谷底に真っ逆さまということになります。もう1つ、この垂直梯子の危うさは、降りたところが、崖の中間にある幅の狭い岩棚の通路ということです。気をつけて降りた後、もちろん、鎖は渡してありますが、横歩きでそこを抜けました。何人もの人が通過されているということで、大丈夫だろうと信じて降りましたが、本当に危険な通過ポイントでした。
後、困ったのは、メガネのハンディです。霧雨の様な雨なので、すぐに視界が真っ白になり、何も見えません。やむを得ず、メガネを外していましたが、そのしわ寄せが夜寝てからの視神経疲労と思われる頭痛となり、吐き気までして大変でした。頭痛薬を持っていなかったのですが、目薬を持っていたので、目薬を点したところ、少し楽になったようにおもいました。
最後に、帰ってからのことなのですが、右手の小指の先が痛くて腫れてきたことです。たかが小指なので、そのままで様子見しようかと思ったのですが、土曜日は午前中のみの診察なので、近くの外科に行きました。塗り薬と抗炎症薬をもらって、痛みも少なくなったので、もう大丈夫です。ひどくなったら、爪を剥がすことになるとのことで、早い目に行って良かったかなと思っています。手袋をしていたのですが、岩を掴むのに指先のない手袋で、尖った岩で指先を傷つけた様です。
もう1つ、失敗がありました。デジカメの電池が切れたことです。予備電池の1つが充電されていなかったことと、充電用のアダプタを忘れたので、電池切れ〜、バチバチ撮りが出来ませんでした。後半、姫さんのカメラを借用しました。
いろいろありましたが、流れている雲(ガス)が切れた時に現れた山々、雲海、虹など、素晴らしい眺めとの出会いは筆舌に尽くせないものでした。きついところを頑張ってきたことにより、これらの出会いになったと思っています。 |
靖ちゃんのこの日の感想 |
最後の日は、前の日の天気予報では、朝から晴れる感じでしたので雨具を片づけてたんですが、朝から雨が降り、がっかりです。雨具をきて頑張りました。
唐松の小屋に行くまでに、体力の限界を感じ、めっちゃしんどかったです。
途中に荷物を置いて頂上に上がると、だんだん晴れて視界が素晴らしくて、虹も出て雲が切れる様子が嬉しくて、ぎゃあぎゃあ、わぁわぁ子供みたいにはしゃぎました。
本当に素敵で、しんどいのも吹っ飛びました。下りは、そんなにしんどくはなかったです、高山植物もたくさん咲いていて、とにかくすごくきれいに咲き乱れていました |
JONのこの日の感想 |
雪の五竜唐松間は2度山行しているのですが、夏山は初めてです。白岳、大黒岳は冬も夏も大きな変化は感じませんでしたが、牛首と呼ばれる難所は、アイゼン、ピッケルが確実に使えたら積雪期のほうが楽に感じました。
唐松岳では四方の峰峰がくっきり見えたのが印象的でした。とくに白馬連峰が素敵でした。早い機会に通過したいと考えています。
唐松岳頂上山荘でハーネスを着けクライミングギアをラックにつけたガイドさんのような人と出会いました。「いまから生徒を迎えに行ってきます」 そういい残して小屋から消えていかれました。ガイドさんなのかそれとも学校の先生なのでしょうか、いずれにしても人を指導する立場にある人は確実な装備と技術で接しなければならないことを学びました。 |
姫のこの日の感想 |
唐松岳山頂での快晴は信じてもらえないかもしれないほどの奇跡でした。
山頂から真下に見える不帰の剣のやせた馬の背が魅力的で来年はぜひ実現したいです。
今回のような難しい山は、1歳でも若い間に行っておかないと、眺めるだけになってしまいそうです。ガンバロ |