「台風6号をUターンさせて、爺ケ岳&鹿島槍ケ岳&五竜岳&唐松岳 登頂」 |
|
2011年を迎えたある日のこと、今年はどこの山を制覇したいかと希望の夢を膨らませました。「鹿島槍と高天原温泉に行きたい」行ける時に行っておかないと来年は「足腰が弱っているカモ知れない!」し「病気で寝込んでいるカモしれない!」、と言うことで2011年は「鹿島槍と唐松岳」と「立山〜双六岳〜新穂高」を本年度の目標と決めました。しかし登山中の滑落事故等の報道を見る度に不安も大きくなり、くじけそうになりましたが、大峯・奥駈道を歩いたことで、いくらか不安も解消し、夢をじっくりと温めてきました。
当初は、わが倶楽部の行事として仲間に募集をかけましたが、5泊6日という長い日程に都合がつかない様子で、とうとう参加希望者がなく「個人山行」に切り替えました。決心がにぶらぬ間に「姫のおうち」で公言することで、更に意志を固めました。
ところが!、ところが!なんです。うれしい出来事がありました。ある日オリオンさんから「鹿島という名前を冠にしている後立山連峰にぜひ行ってみたい、地図も買った」との意思表示を頂き、個人山行であるということをご理解頂き、全て自己責任において行動、費用もその都度(燃料、高速代は後日精算)と言うことで快諾を頂き、ならば四万十号よりもオリオン号でと申し出て頂き、憧れの鹿島槍にむけて出発することとなりました。 |
● 第1日目・7月17日(日曜日)天候 晴れ |
大阪を午前9時に出発し、名神高速道路吹田入り口から深草高速バス停に向かいます。今回の参加者は直前にポチとジョンが入れ替わりました。JR伊丹駅でオリオンさんと合流したのですがジョンの出現に驚きもせず「やっぱり〜!」と、ただ笑うばかりでした。ジョンは胃潰瘍を患ってから山行に不安を覚える日々が続きましたが定期健診の結果が良好で、おりからの「ムズムズ虫」も成長し予定通り参加できることとなりました。七種槍トレーニングに参加した靖ちゃんも体力に太鼓判を押してもらえたことから、鹿島山登山は「姫、オリオン、靖ちゃん、ジョン」の4人での山行となりました |
|
|
|
|
駒ケ岳サービスエリア |
サービスエリアの花壇 |
名物ソースカツ定食 |
安曇野のモニュメント |
|
|
|
|
仁科神社境内にて |
神社の見ざる言わざる聞かざる |
美波荘でアイヤー |
黄昏の木崎湖 |
名神高速から中央道を走る外の景色はまぶしく光り、空には白い雲がポッカリと浮かび空気が澄んでいることから景色がとてもくっきりと見えていました。
♪青いお空にポッカリと 白く浮かんだ綿の雲〜 わたしに羽根があったなら あそこに飛んで行きたいなぁ♪
ひばりの歌の一節を思わず口ずさんでしまいました。南アルプスが見えてきました。駒ヶ岳サービスエリアで昼食休憩を取ることにしました。
駒ヶ根名物のソースかつ丼を食べて外に出ると「カナカナカナ」とヒグラシが鳴いていて、ジョンが「オイラみたいや」と言うので意味を聞くと「その日グラシや」と、まあまあ絶好調です。お空の雲はみ〜んな南アルプスや中央アルプスにへばりついています。北アルプスはまだ見えませんがヘバリつかないでねー。
長野自動車道に乗り移ると右手方向に「高ポッチ」と言う山があり、晴れていたら南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山々が見えるらしいです。 豊科インターを出て木崎湖方面へ向かうのですがNHK朝ドラ「おひさま」の影響でワサビ農場への車が渋滞しており、ナビに逆らって直進すると常念岳、大天井岳、有明山がくっきりと見えました。糸魚川街道を大糸線と平行して北上すると宿泊先である木崎湖の看板が目に入りました。予約をしていたユースホステルは到着時間が早かったことから留守で、とりあえず周辺を散策し、仁科神社で明日からの安全登山を祈願し、木崎湖の畔を散策しました。 |
|
|
|
|
マメダかいな |
ア・イ・ヤ・〜かいな |
ア・イ・ヤ・〜かいな |
いろいろなユリ |
|
チェックイン後は、宿の温泉を、ゆっくりと楽しみました。木崎温泉は単純温泉で神経痛、関節痛、五十肩などに効き源泉は76.5度もあるそうです。夕食後、歩いて湖畔の散策を楽しみ、近くの温泉施設で5本100円の大きなキュウリを購入し行動食にすることにしました。この施設は「おひさま」効果でパンフレットの印刷が間に合わないほど人気だそうです。ジョンが150円を手に自動販売機に向かい120円のジュースを買ったのに釣りが10円足りないと騒いでいましたが誰も探してあげる気もなく、朝も早いことから就寝することにしました。 |
木崎湖のユースホステルに車を預かってもらい、18日の早朝にタクシーで登山口まで移動することにしています。当初は登山口近くの扇沢駐車場でテント泊とも考えていましたが、60歳を過ぎると疲労が残るため、前夜は麓のホテルにてゆっくり休養を取り、翌朝に出発するのが中高年の安全登山に繋がると思えてきました。宿泊数が多くなるため費用は高くつきますがこれも「自分への投資」です。下山後、扇沢までの車の回収の手間を考えると、白馬山麓レイクサイドユースホステルは、大糸線の「信濃木崎駅」近くと言うこともあり、時間の余裕があれば旅行気分も味わえることから湖畔の宿に決めました。 |
湖畔の宿
♪山の淋しい湖に 一人来たのも 悲しい心
胸の痛みに 耐えかねて
昨日の夢と 焚き捨てる
古い手紙の うすけむり♪
・・・心の痛みはありませんが、湖畔に立って歌っちゃおうかな〜(笑)
木崎湖夕景→ |
|
|
今回利用のユースホステルは私にとって初めての宿泊スタイルです。
そもそもユースホステルとは、『青少年が健康な野外活動をするために簡易質素な宿泊施設としてのホステルを活動拠点として、積極的に自然に親しむ運動をいい、狭義にはその宿泊施設をよぶ』(青少年でなく中高年も利用できるんや〜)
♪明日天気になあれ〜♪
← 白馬山麓 レイクサイド ユースホステル 美波荘泊 |
|