9月7日(月曜日)
わー。年寄りの朝は早いなあー。
朝5時。オリオンさん・ベガさん組、ミマッチ・やっちゃん組、ソロのうららさん。それぞれにうっすらと朝霧のたなびく木立の中をお散歩タイム。
サスケさん、ぽちさん、ねこさん、姫はゆっくりと朝寝をしたいところだが、
ジョンがお粥を作るとキッチンで「鍋はどこや」「米はどこや」「塩が無い」ドンガラガッチャン大騒動。やかましー寝てられへんどー。
こんな中ではみんな寝てるわけにもいかずゾロゾロ起き出す始末。
朝の散歩 ジョン…なにつくってんの 糊や サスケさんの給仕
朝食はこれとお粥です いただきまーす
「よっしゃー。早う朝飯すませて称名滝に行くでー」
ジョンが騒ぎます。
それにみんな同調。がんばって食事の用意をします

午前8時、朝食を終え、立山山麓家族旅行村を出発をし車で15分の位置にある称名滝駐車場に到着。そこから更に歩いて20分で落差350mの日本一の大瀑布に到着です。途中警備員のおじさんが栗の実に似た、栃の実を手の平に乗せてくれました。人の温もりが伝わる瞬間でした。
称名滝は以前、春山の立山登山からの帰り、バスで見学に行こうとしていたのですがゴールデンウイークであったため道路が大渋滞をおこし、予定していた時刻の電車に間に合わないと予測したため、観光を断念をした事がありました。
立山連峰の水を集め、滝は4段に折れていて、第1段目が70m、2段目が58m、3段目が96m、最後が126m。滝壷の直径は60m、水深6m。水量が多い初夏の頃が最も迫力のある季節です。
映画「劔岳・点の記」の中で柴崎芳太郎と宇治長次郎が称名滝の下流を渡り八郎坂を登って室堂を目指すシーンの撮影場所として脚光を浴びた滝ということで観光客が増えたそうです。
滝見物を終えると車は能登半島の付け根にある氷見市へと向かいます。氷見漁港にある、聞きしに勝る魚定食を食べに行くためです。
漁協のセリ場の上に有る食堂「海寶」はお昼前と言うことですいていました。ラッキー。「焼き魚定食」「刺身定食」「中船定食」などめいめいに注文します。ことのほか魚に目が無いジョンがカロリーオーバーを忘れて焼き魚やお造りを口に運んでいます。他のメンバーも無言で食に徹しています。今回の山行旅行中で一番静かな時かも知れません。
「いろいろな魚が入った味噌汁これがとくにおいしかったなあ」
食後すぐそばにある市場、フィッシャーマンズ・ワーフに立ち寄りました。
「ねぇねぇこの魚ハラグロやて」
「あほ〜ノドグロやろ!」
みなさんそれぞれに夕食の干物を買い込んだ後、ねこちゃんが故郷の七尾に向けて帰るためJR高岡駅に向かいます。
ネコさんはJR高岡駅で、やっちゃんは深草でお別れです
JR高岡駅で、ねこちゃんと別れ、一路大阪に向けて走ります。携帯無線でつぎなる合流地を「女形谷サービスエリア」と連絡しあい2台の車はそれぞれに走ります。
スピード違反に気を付けてや〜!
オリオン号は菩提寺サービスエリアに入り、やっちゃんを「深草」で降ろす準備をします。
サスケ号はそのまま吹田サービスエリアへ。

大阪の人達には馴染みの薄い吹田サービスエリアで最後の合流をし、お別れの挨拶を済ませ、オリオン号は豊中に向けて、サスケ号は此花に向けてもらうことにしました。
今回の山行は天候に恵まれたことが何よりでした。野営あり、小屋泊あり、ケビン泊ありと変化に富んだ行程ではありましたが、ツアーでは行くことのできない赤木沢を遡行できたことに感動を覚えずにはいられません。(完)

文;美智子姫0写真協力;鹿島秀元0000
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