東大台散策 大台ケ原~堂倉滝 堂倉滝~桃ノ木山の家 桃ノ木山の家~宮川第3発電所
日本百名山・日本三大渓谷のひとつ 「大台ケ原・大杉谷渓谷縦走2020」
●第2日目8月7日(金曜日)晴れ 前編
心・湯治館を午前7時に出発しました。まずは1時間ほどで日出ヶ岳に到着です。三角点で「デンの記撮影」をしたり、展望台からの景色を堪能しました。ここで簡易ハーネスを付けて、いよいよ大杉谷コースに足を踏み入れました。まずは堂倉滝に向かいます。整備が行き届いた道を進んでいきます。周りにはイトザサが目立つようになり、鹿の食害によると言われる立ち枯れ木も多く見られます。看板でも説明されていますが、この辺り昔は、木々に覆われ、苔なども生えていたようです。が、時が経つにつれ、その姿は大きく変貌をとげてしまったようです。大台ヶ原は、トウヒ林や太平洋型ブナ林など紀伊半島の本来の森林生態系を良く残しているということが資料に書かれていました。
▲宿のスタッフとお客様のお見送りをうけて ▲心 湯治館
▲心 湯治館を出発です
宿泊場所の心 湯治館から日出ヶ岳までは イトザサの群生する良く整備された道を上がります。傾斜もそうきつくは無いのですが正木ケ原との分岐を過ぎると木造りの階段が頂上まで続き、急ぐと息切れを起こしてしまいます。
▲心 湯治館遠望
日出ヶ岳頂上への途中で後方に目をやると昨夜泊まった心 湯治館やトイレなど他の建物が目に飛び込んできます。
▲日出ヶ岳頂上展望台 ▲大台ケ原ならではの風景
 三重、奈良、和歌山の三県にまたがる吉野熊野国立公園にある大台ケ原(おおだいがはら)の最高峰、日出ヶ岳(1694.8m)は深田久弥氏が選ぶ日本百名山にも数えられ、屋久島と並ぶ年間降雨量5000mm超という日本でも有数の雨の多い地帯です。そんな気候だからこそ、多くの自然が残っており、天気がよければ遠く離れた富士山も遠望できることがあるようです。
▲日出ヶ岳頂上 ▲日出ヶ岳頂上 一等三角点
 
▲この日の山頂の気温は20℃  ▲神戸の若者たちの見送りをうけて ▲大台ケ原と大杉谷の結界です ハイキング気分では行けません
ここから大杉渓谷へと入っていきます と言っても直ぐに渓谷になるわけではありません 
このコースの渓谷の最上部にあたる堂倉滝まで約4時間降りて行かなければ宮川本流に辿り着けません。
堂倉避難小屋は施錠されていました。
平成29年8月24日から11月24日まで、粟谷小屋が開いている時は「堂倉避難小屋」は施錠させて頂きます。
もともと、大杉谷登山道内にある通称「堂倉避難小屋」は緊急時に避難する場所として設置したものであり、宿泊目的で使用する場所ではありません。宿泊される場合は、すぐ近くにある粟谷小屋(有人小屋)をご利用ください。
最近、宿泊目的に利用される方が増え、ゴミや排泄物による自然環境への影響、衛生上の問題が発生しております。ゴミを狙ってくるツキノワグマも小屋周辺で目撃されており、やむを得ずこのような対応となりました。
いつもルール、マナーを守り大杉谷を楽しんで頂いている登山者の方には大変申し訳ありませんが、美しい大杉谷を後世へ残していくためにも皆様のご理解・ご協力をお願い致します。
  2017年08月21日(Mon)  三重県・大台町・大杉谷登山センター    
▲道標 ▲大台ケ原林道に到着です ▲粟谷小屋
粟谷小屋 宿舎  ●予約がない日は買い出しや山歩きで不在の場合があります。● 管理人不在時も外のトイレはなるべく使用出来るようにしてあります.
※Softabankが小屋の発電時のみ使用可能です。
大台林道から堂倉滝に向けて下っていきます。 日出ヶ岳から堂倉小屋までの緩いルートとは違い ここから堂倉滝までは傾斜がさらにきつくなり急な石段も崩れたところが随所に見られ歩きにくくなってきます。
▲遭難碑でしょうか崩壊していました ▲時々木の間から周囲の山が望めます ▲大樹も時々姿を見せてくれます
▲木の根道は歩きにくいがストックを使いながら足を高めに上げバランスよく歩くのが良いです。過去には木の根と木の根に足を入れて歩いていた時バランスを崩して転倒し足首を骨折して救助ヘリのお世話になった登山者もいたようです
▲たぶんキノコでしょう…少し気味が悪かったです
▲きびしい鎖場はカラビナを架け替えながら下ります ▲堂倉滝吊り橋に到着です
 JONの感想
日出ケ岳から大台林道までは問題なく歩けました。大台林道から堂倉滝への下りは少々閉口してしまいました。50年ほど昔、東熊野街道の柏木、入之波、筏場を通り大台辻から土倉古道を通って登山本道から大杉谷に入りました。その頃は一番下っ端のパーティ員でしたので 先輩方にいろいろとお世話を掛けました。また装備も今ほど良いものは無く大きなキスリングにテントやロープを詰め込んでの山行でした。忘れていることがほとんどでしたが 時折 山の姿に当時を思い起こすものがありました。鎖やボルトは新しく打たれていますので 思い出すこともできませんでした。
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