大杉谷トレ① 七兵衛山 大杉谷トレ② 芦屋地獄谷 大杉谷トレ③ 播州・七種山  大杉谷トレ④ 芦屋地獄谷 再び
2020.5.29
●コース:阪急・岡本駅~七兵衛山~魚屋道~風吹き岩〜中央稜十字路~高座谷~高座の滝~阪急電車・芦屋川駅
  高野七口を終えてからは「山らしい山に行ってないなぁ」と思いながら、過去の掲載レポートを振り返る日々が続いていました。そんな時「大台ケ原・大杉谷縦走」の話が浮上し梅雨明けを待ち、実行することにしました。「大台ケ原・大杉谷縦走」は、岩場も多く、滑りやすいためハイキングモードから登山モードに切り替える必要があります。まずは体力作りからということでトレーニングを重ねることにしました。
第1回目として阪急・岡本駅から七兵衛山(しちべいやま)を目指しました。七兵衛山は兵庫県神戸市東灘区本山町にある六甲山系の標高462mの山です。住吉川の谷(五助橋断層)を挟んで六甲山主稜線の南側に位置する稜線上の山で、稜線には、西から打越山、七兵衛山、荒地山、ごろごろ岳、観音山などがあります。山頂は手作り感満載の丸太のベンチが並ぶ休憩処となっていて、大阪湾方面に視界が開けています。
阪急・岡本駅前の商店街を抜け、岡本神社前から八幡登山口までのきっつい、きっつい坂道を登って行きます。芦屋川から高座の滝までの辛い登り坂と、ほぼ標高は同じぐらい登って行きました。登山口で早速、休憩です。ストックを出して一息いれてから今回のコースリーダーのjunkoちゃんをトップに、雨上がりのスカッと爽やかな青空の下、土の匂いを嗅ぎながら軽やかに進んでいきました。やっぱり土の感触はええなぁ!
ロックガーデンから中央稜コースは土曜日とあって家族連れが多そうです。しかし七兵衛山を目指すコースは人も少なさそうで、「三密」も「濃厚接触」も無縁の世界みたいな快適コースでした。
ソウシチョウ
ソウシチョウはインド北部、中国南部、ベトナム北部、ミャンマー北部に自然分布。日本、ハワイ等に移入。
日本国内では「かご抜け鳥」とも呼ばれる外来種で、留鳥として住み着いている。現在、関東、東海、近畿、中国、四国、九州の各地で繁殖が確認されており 、関東では筑波山、近畿では六甲山系、九州では九重山系によく見られる。なお日本以外ではハワイ諸島で観賞目的で放鳥されたことがある。

全長がスズメと同じくらいの14-15 cmほど。。背面の羽毛は暗緑色。眉斑から頬は薄い黄色、咽頭部の羽毛は黄色で胸部は濃いオレンジ色、翼に黄色と濃い赤の斑紋がある。 幼鳥の嘴は黒いが、成長に伴い赤くなる。体色に雌雄の別はないが、メスの体色はオスのそれより幾分薄くなる。
前日の雨で増水した水辺を歩き、七兵衛山分岐で道標を見ていると「あれっ!どっかで見た事のある人やっ!」何と、何と、近所に住むクライマー仲間のコーメイさんがトレランをしている所と出会いました。「やあ・やあ・やあ!」と強引に七兵衛山頂上まで無理やり同行して貰いました。彼は足が速いのでここから別行動。
七兵衛山山頂で一休み
何度も通過している道ですが七兵衛山からの通過は逆走状態で新鮮です。途中の登山道は水量が増していて、足場となる飛び石が浸かっていたり、倒木があったり、おまけにちょこっとだけ藪漕ぎをしたりとアクシデント満載でした(これも大台での道迷いの練習だ~い・・・笑っ!)、見晴らしの良い小さな広場で昼食を取りました。眺めはすこぶる良いのですが、あちこちに毛虫が這っており鱗粉に注意しながら1時間ほどロープワークを楽しみました。
我々は魚屋道に向かいます。魚屋道とは、江戸初期から灘と有馬を結ぶ東六甲最古の交通路と考えられる歴史ある道です。 明治以後はこの六甲越の道を魚屋道と呼ばれるようになりました。その由来は、この道を通って運ばれる新鮮な魚介類が、有馬温泉にやってくる湯客に喜ばれることから魚屋道(ととやみち)と、呼ばれるようになったそうです(なるほど、なるほど) 
午後の出発からは、ひたすらに下山の途につき黙々と歩きました。登山者もやや多くなってきて時々交差のために立ち止まったり、挨拶を交わしたりしながら標高を下げて行きました。やっぱり中央稜は人気だわっ!。やがて風吹き岩に到着しましたが「工事中立ち入り禁止」の看板が出ており鉄塔の工事をしている様子でした。
中央稜コースは自粛生活から解き放たれたハイカーが多く、濃厚接触にならないように、人の少ない高座谷へと下だりました。雨の後なので足場が滑りやすく慎重に降りて行きました。
山道から川沿い出たところでイノシシの親子が日向ぼっこをしているではありませんか!しかもウリ坊を6匹も連れて、しかもおっぱいの時間でその傍らには父親と思われ
るデッカイイノシシがウリ坊達を見守るように寝そべっていました。ヘタをすると大きなイノシシに襲われるかも知れないと言う恐怖よりも滅多に出合えないウリ坊達の姿に、魅せられて、しばし見入ってしまいました。人間の世界では幼児虐待が起きている中で必死に我が子を見守る親イノシシに感動し、胸が熱くなりました。(元気に育てよ~!決して町に出るでないぞっ!)農作物を作っている人達にとっては作物を食い荒らされる厄介者かも知れません。人間と野生動物の境界線がきちんと敷かれる日が来て欲しいと願っています。(熊野古道で見たシシ除けの石垣は共存できていたことを証明しています)
高座谷の不動明王さま 雨上がりのため町の景色がくっきりスッキリ
高座の滝です 今日はいつもより水量が多く見ごたえがありました
本日のゴールです 滝の茶屋
次回のトレーニングコースは「地獄谷」です。日程は天気予報を見ながら決めたいと思います。
感想
 ● ひめの感想 
雨上がりの梅雨の合間のトレーニング日和、晴天にもかかわらず涼しくて、水の流れに沿ってのコースは暑さ知らずの快適なコースでした。無理のない距離と無理のない速度で身体を慣らすのが目的です。川の流れの中をバランスよく渡ったり、崩れかけた斜面の安全通過など、どれをとってもトレーニングになりました。「姫のおうち」に延々と書き続けた大台ケ原情報を読んでないメンバーもいて少しショックを感じました(😢)何と言っても今回のトレーニングはイノシシ親子との出合でした。可愛かったなぁ!感動したなぁ!もっと、もっと見ていたかったなぁ!元気に育てよ・・・そんな心の声を残して無事下山しました。
● 留守番ポッチーさんの感想
おはようございます。今日は雨あがりで爽やかでいいですね、ご安全に楽しんで下さい。素敵な写メ楽しみに待ってますよ。このコース・・懐かしく思い出します。私の十八番だったんですが・・・いまはもう無理。元気な頃の風景が甦ってきます。皆さん頑張ってね。
ゆっくりマイペースで行きましょう。
● JONの感想
正ちゃんがガチャ類を携行していたおかげで 何とかトレーニングの面目がたちました。厳しいコースに行くためにはそれだけの準備をしなければなりません。ロープの結び方一つにしてもいつも横に助けがいるとは限りません。ロープの使い方は何度も指導していますので確実に覚えてください。
地獄谷のトレーニングではロープワークがメインになります。
大杉谷トレ① 七兵衛山 大杉谷トレ② 芦屋地獄谷 大杉谷トレ③ 播州・七種山  大杉谷トレ④ 芦屋地獄谷 再び