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 ●第2日目 8月12日(土曜日) 勿論晴れ  日和佐~JR牟岐線~徳島駅~十郎兵衛屋敷~阿波踊り会館~藍場浜演舞場~藍住の宿
▲ホテル 白い灯台 ▲ウミガメの像
▲ゑびす洞 ▲朝の大浜海岸
▲モシモシカメよカメさんよ ☎  ▲日和佐城&ウミガメ  ▲薬王寺
▲ウミガメ博物館のプールで飼育されていた「ウミガメちゃん」に出会いました
   ▲日和佐城  ▲神社
▲JR牟岐線・日和佐駅の駅舎です 
▲徳島駅行の車両に揺られて 
タクシーで移動する予定を電車に変更し午前9時4分発のローカル線に1時間揺られて徳島駅に到着しました。徳島駅から2台のタクシーに分乗し人形浄瑠璃の屋敷に到着すると「いま阿波の十郎兵衛がはじまったばかりです」と案内されて浄瑠璃の世界、十郎兵衛屋敷へと急ぎます。
▲十郎兵衛屋敷  
徳島の伝統芸能である阿波人形浄瑠璃。「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します」のフレーズを聞いたことがあると思います。
その代表的な演目「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の物語を解かり易く説明しましょう。

『阿波徳島藩のお家騒動に絡み、主君の宝「国次の刀」が何者かに盗まれました。主の命を受けた十郎兵衛は刀を取り戻すために、幼い娘おつるを祖母に預け、妻お弓とともに名を変え、盗賊に身をやつして大阪に移り住んでいました。大阪の家でお弓が一人でいたところ、巡礼姿の女の子が訪ねてきます。お弓は言葉を交わすうち、徳島に残してきた娘のおつるだと分かります。おつるを危険に巻き込まないために名乗らず、国元に帰るよう諭しますが、おつるが去った後に思い直し、慌てておつるの後を追います。
一方、お弓と別れたおつるは、偶然十郎兵衛と出会います。金に困っていた十郎兵衛は、我が子とは知らず、思わず手を掛けてしまいます。お弓から、巡礼の女の子が幼い頃に別れたきりのおつるだと聞き、亡きがらを前に十郎兵衛とお弓は悲嘆に暮れます。おつるは国次の刀を盗んだ真犯人を知らせる祖母の手紙を持っていました。十郎兵衛夫妻はその手紙を読んで、急ぎ徳島へ帰参し、無事に国次の刀を取り戻したのでした』
「順礼歌の段」は、長年離れて暮らした母子が再会する場面、おつるから「自分を祖母に預けてどこにいるか分からない両親を探して西国巡礼している」と聞いたお弓は、両親の名を尋ねます。「ととさんの…」という有名なせりふに繋がるというわけです。おつるの両親を恋う気持ち、お弓の我が子を思う愛情と葛藤が、臨場感たっぷりの語りと三味線で表現され、思わず涙が出てきて胸を打ちました。良い場所を選んだと満足です。  
 浄瑠璃鑑賞後は一時間に一本の路線バスに揺られて徳島駅に戻ります。次は世界に誇る徳島の阿波おどりが年間を通して楽しめる阿波踊り会館へみんなを案内しました。お盆とあって13時開宴のチケツトは既に完売されており15時開宴のチケツト販売の列に並び最前列席をゲットしました。目の前で見る阿波踊りは夜の本番前にぜひ見せてあげたかったのです。普段は座席に座っている人全員で阿波踊りを練習するのですが(ナンバ歩きが基本)この日は満席のため舞台の上に客を誘い楽し気に踊っていました。
 眉山は極暑で熱中症を恐れ省略しましたが「眉の如雲居に見ゆる阿波の山かけてこぐ舟泊知らずも」万葉の歌人「船王」によって万葉集にも詠まれた眉山は、どの方向から見ても「眉」の形をしていることから、眉の山「眉山」(びざん)と呼ばれ、古く万葉の昔から今に至るまで、徳島市のシンボルとして親しまれ続けています。
阿波踊り会館 にて「ゑびす連」の公演
阿波踊り会館 
▼ 藍場浜演舞場
盛りだくさんの徳島観光を済ませ、いよいよ本番の「なまの阿波踊り」の鑑賞です。20万円と言う桟敷席も見ました(強がりではなく20万円の値打ちがあるのか?)女踊りの踊り子たちが目の前でクネクネと妖しく踊る姿は女性がみてもハッとします。男踊りも力強く迫力満点でした。 
興奮冷めやらぬうちに第1部の終了となり慌てて駅に向かいました。電車とタクシーを乗り継いで宿に行かねばならず徳島駅前から2台に分乗して宿に向かうことにしました。幸いにもタクシー待ちの人はいません。

念のため住所と電話番号のメモを渡し私達が先に出発しました。「みなさん!事件ですッ!」タクシーの運転手が行先の地図を知らないと言い出し始めました。ナビはついていません。あまりに自信がなさそうなので別のタクシーに乗ることを提案したところホッとしたのかタクシー乗り場にユーターンして私達を乗車場所に下ろして闇夜に消えていきました。

再びタクシー乗り場に行くとわずかな時でしたが乗り場には長い列ができていました。列の後ろに並びながら急ぎはしないであろう若者に話かけ順番を譲ってもらいました。タクシーの中から先発のタクシーに乗っている靖ちゃんに連絡するとなんと何とそのタクシードライバーも行先がわからないまま走っていると言うではありませんか!2度目に乗ったタクシーのドライバーさんはよくご存じで、ドライバー同志で話して貰いコンビニ前にて合流し2台が揃って走行することになりました(大阪ではナビの付いてないタクシーなんて考えられへんでぇぇぇぇ!)チップもはずみましたよ~。

タクシーを利用したことで随分と早く到着でき、入浴を済ませおにぎりを注文して阿波踊りの余韻に浸りながらいつの間にかグースカピーでした。0
 
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