1日目・7月18日 | 2日目・7月19日 | 3日目・7月20日 |
「チームワークの醸成・ナビに頼ってはいけませんの旅」 |
●第2日目7月19日(木曜日)晴れのち大雨 |
昨夜、熟睡が出来たため目覚めが早く水場の湧水まで洗顔に出かけました。水温は1年を通して10度、冷たかったなぁ〜目が覚めたなぁ〜朝食はお粥を焚きました。めざしを焼き、梅干と暖かいお茶を入れて頂き金峰山へ向けて出発てす。金峰山は山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と言われており、日本百名山のひとつで、まれに見る美しい山として多くの登山者が訪れる人気の山として知られています。午前6時40分小屋のあるじ夫婦に見送られて出発です。天気は晴れ。しかし午後からの天気は変わりやすく油断大敵です。トップは足の遅い姫、アンカーはシャムジャム君が仰せつかりました。なだらかな樹林帯の中を登り始め、最初の休憩地の鷹見岩分岐で大きな丸太に腰を降ろしました。 |
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朝の霊峰富士 | 鷹見岩の分岐でひと休み | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大日小屋のテント場 | 大日岩の基部を通過 |
あれが甲斐駒、隣が仙丈、北岳…と説明中 | |||
ここはジャムジャム君が昨日雨に濡れた場所です。1時間ほどで避難小屋「大日小屋」が見えました。 最近、心無い登山者が大日小屋荒しをしテン場代金や小屋の使用料を根こそぎ持ち帰ると言う悲しい出来事があったそです。こんな登山者は山へ登る資格はありません! 大日小屋から30分ほど登ると2201bの地にある大日岩の基部に出ました。ここで記念撮影、岩場には、フィックスロープが張ってありましたが山岳会の幹部の皆さんは掴むことなく、九十九折の道を高度を上げて行くと左側に大日岩の頭部が姿を見せました。 黙々と歩くのではなく景色の良い所では立ち止まり、休憩を充分に取りながら、山を楽しみながら歩を進めて行きました。 休憩中カサカサ・・ジョンが小さな動物を見つけました。オコジョです。「動くな!息するな!」そういいながらかわいい動物との感動の出合いがありました。 |
わーい。山を始めて30年…はじめてオコジョに出会いました。 |
樹林帯から抜け出すと、少し開けたところに出ました。「砂払いの頭」に到着です!。後ろに続く人達に休憩場所に到着したことを知らせました。 「ウオーッ!」。急な岩場ののぼりばかりで疲れ果てて声も出ないかと思うと感嘆の声が大きく響きました。ここでしばらく景色を楽しみました。目前には霊峰富士。振り返れば瑞牆山の荒々しい山稜が見えます。 |
千代の吹き上げ…金峰山山頂はもう少しです。 | |
見上げると金峰山の岩場が見え始めま、そそり立つ五丈岩が見えはじめました。頂上はもうすぐです。何度来ても胸がわくわくドキドキする瞬間です。縦走の際には時間や心に余裕がなく、ただの通過点でしかない個所も時間に余裕があればこんなにも山歩きを堪能することができるのかと幸せに感じました。 |
畏怖堂々とした五丈石は御神体です。 |
五丈岩登攀をジャムジャム君が挑戦です。前回私達は強風のため途中で断念しましたがジャムジャム君なら頂上まで行けるかも知れません。そんな期待を背負い五丈岩中間部まで行きましたが山岳会では安全対策なし( ロープ無し)でクライミングを試みたことがありませんので「ここで止めます」と途中から引き返しました。ウッドペッカー会長は「それでこそ安全対策部長や!」と引き返したことを高く評価していました。 |
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最近ここで何度も骨折事故が発生しヘリコプターが出動しています。富士見平小屋にテントが放置されたままで気になっていたところに事故の一報が入り、ヘリコプターで搬送されていたという事故があったらしいです。五丈石は勢いだけで登攀するのは危険です。 |
山頂に到着で〜す。ここでもデンの記撮影会です。 | |
金峰山の頂上は、まだ先の方です。奇岩の上を落下しないように注意しながら2599mの地に到着しました。絶景です!富士山は勿論、白根三山、北岳、甲斐駒、木曽駒、御嶽山、編笠、権現、赤岳、瑞牆山、小川山、朝日岳、国師岳、大菩薩領など金峰山の周囲からぐるりと見渡すことができます。立派な山の名前を書いた円盤があり、どこにどの山があるのかを楽しむことができました。頂上からの景色を堪能の後、五丈岩に戻り昼食を取ることにしました。自分たちで作った握り飯は美味しいです。どこの山小屋も注文した弁当は量も多いし油を使ったおかずが多いです。腐敗を防ぐためとは充分理解できますが「握り飯にめざしと梅干」これに勝る山のご馳走はありません。 |
お帰り…小屋のあるじのお出迎えをうけて |
「さぁ、ゆっくり下山しようか〜ビールもワインも待ってるしなぁ」ウッドペッカー会長は下山後の楽しみを頭に描いている様子です。岩場を見れば支点が取れるか、ピンやカムの使用は可能かなどと話をしながら砂払いの頭まで降りてきました。何組かの登山者にも出合いましたが関東エリアからの登山者ばかりで関西エリアの方達はほとんどいませんでした。大日岩、鷹見岩分岐で休憩を取りながら富士見平小屋到着午後3時、無理のないバッチリのい〜い時間です。 |
大汗をかいたので湧水シャワーを浴びようとタオル片手に水場に移動しました。水温10度、みんなの頭に水がかかった途端 「年寄りを殺す気か〜!」 とウッドペッカー会長が叫びました。大阪は夏真っ盛りだというのに、心臓麻痺を起こしかねない湧き水の冷たさで、汗もスーッと消ええました。このあと小屋で出してくれたビールの美味しかった事!美味しかった事!(あ〜この泡の感触・・たまりませんなぁ) |
夕食はテント泊であっても小屋のご馳走をと予約をしていましたので鹿肉のステーキやチキンのママレード煮など次から次からご馳走が出てきます。どう考えても満腹状態のため「ご馳走ストップ」をかけました。都会のレストランでもこんなご馳走は出てこないと思います。小屋からは富士山が顔を見せてくれています。くっきりと美しい日本一の山です。ほろ酔い加減で翌日の朝食のためのご飯を炊きました、ラップに際さな握り飯3個、お にぎり海苔に梅干と粗食ではありますが山では充分な行動食だと満足しています。午後8時には全員寝息をたてて1日の疲れを取っておやすみなさいでした。 |
氷入りのサイダーと桃シロップ | 豚肉のスペアリブ | 鹿肉の燻製 | シェフのあるじ |
呑みも呑んだり…食いも食ったり しかしよく入るなあ |
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