1日目・7月18日 2日目・7月19日 3日目・7月20日
「チームワークの醸成・ナビに頼ってはいけませんの旅」 
石楠花の時期の5月の終わりに富士見平小屋を訪れたばかりだと言うのに3ケ月後の7月18日、「ヒマ・トレ軍団」の仲間たちと三度訪れることになりました。富士見平小屋は前回にも述べましたが、秩父多摩甲斐国立公園内の奥秩父に位置し、深田久弥の日本百名山に名を連ねる金峰山、(2,599m)と瑞牆山(2,230m)へ、また山梨百名山に名をかかげる小川山(2,418m)に登るルートである増富口からの里宮坂を登りきった分岐点にあります。名峰三山への登山道分岐を小屋の前に持つ「レトロなランプの山小屋」を基準にして金峰山と瑞牆山を目指します。小屋の前のベンチからは霊峰富士を眺めながらお茶も楽しめるところです。金峰山と瑞牆山へ行くには、車ならば無料駐車場から、わずか1時間で富士見平小屋に到着します。バスでならば、山梨峡北交通バス・茅が岳みずがき田園バス(みずがきルート)終点の、みずがき山荘前バス停から登山口に取り付くことが出来ます。  
●第2日目7月18日(水曜日)晴れのち大雨
神戸のウッドペッカーさんの自宅を出ること午前4時、周りはまだ夜明け前の薄明かりの中を灘区に住むジャムジャム君をピックアップするために午前4時30分に待ち合わせ場所に三菱パジェロを走らせました。そして午前5時20分海老江出口にて待つジョンと姫を乗せ名神高速の入り口を通過したのが午前5時30分、(走行距離は53q)を指しています。「みんな揃ったね、2日間よろしく!」山岳会会長でもあるウッドペッカーさんが笑顔で旅の始まりのゴングを鳴らしました。安全運転のための「2時間走って休憩・ドライバー交代」のルールも説明して下さいました。午前6時朝食を取るために大津サービスエリアに立ち寄りました。早朝より運転のウッドペッカーさんからジャムジャム君に運転交代となり、中央分岐午前8時(走行距離236q)、恵那峡サービスエリア午前8時40分(走行距離285q)、ウッドペッカーさんに運転をバトンタツチです。三菱パジェロは持ち主であるウッドペッカーさんとの相性が抜群で快適なドライブを楽しみながら、平日とあって渋滞も無くスムーズに走ることが出来ました。南アルプスの山々を見ながら予定時間より早く到着しそうな気配さえ感じられます。八ヶ岳サービスエリアでトイレ休憩の後、(走行距離437q)ジョンに運転を交代しました。運転を交代したジョンが突然「えっ?ナビは?」素っ頓狂な声を上げました。「ナビは嫌いやから付けてない!」どうしょう!今回で3回目なのですが2回ともナビを頼りに走らせていた関係で大変うろたえました。 
 琵琶湖を見ながら 朝の食事です  皆さんお元気です 
長坂出口を出て増富温泉への標識だけが頼りなのですが途中で何度も道迷いしながら、やっと軌道修正ができました。(ホッ!)
カーナビは優れものですが、人間の記憶力と第六感をもダメにしてしまうものかも知れません。

到着の瑞牆山駐車場には富士見平小屋のあるじが出迎えてくれる手筈になっているのですが、予定時間よりかなり早く着いたため、地元で美味しいと人気のある蕎麦屋を教えてもらい寄り道をすることにしました。しかし「そば処」の旗は風になびいてはいるもののお店は休日の様子でガッカリです。
瑞牆山の迫力と美しさに、全員「オー」 瑞牆山駐車場であるじを待ちます
途中瑞牆山の見える公園に足を伸ばしました。ここからの瑞牆山もまた素晴らしいものです。
瑞牆山駐車場到着は11時55分(走行距離478.2q)の旅でした。空腹のまま瑞牆山駐車場に到着しました。荷物を降ろしていると林道を走る出迎えの軽トラが見え、あるじ夫婦が出迎えに来てくれました。
ヒマトレ軍団を紹介し小屋に続く林道を行くと白色の石楠花が美しく咲いているところを案内して下さいました
途中で夕食の食材にするキノコを採ったりしながら富士見平小屋に到着しました。
到着したらすぐ富士山を見上げるのですが、この日は雲の中で姿を見ることはできませんでした。リュックをテント場に置き、手続きのため小屋を訪れると美味しいお茶を入れて頂き「夕方から雷雨になると思うのでテントを張らずに小屋の中に寝られてはどうですか?」雨で濡らしたテントの後始末の苦労を何度も体験しているため「お言葉に甘えて」という結論に即刻決まり、テン場に置いたリュックを担いで小屋の片隅を利用させて頂くことにしました。蕎麦屋が閉まっていて空腹であることを伝え、美味しいキノコうどんを作ってもらい、まずはビールで到着を祝う乾杯をしました(口実だけどね)いつもながら美味しかったです。「今夜はすき焼きの用意をして来ていますのでみんなですき焼きパーティをしましょう!」という提案に管理人ご夫婦も快く賛同していただけました。ジャムジャム君が「1時間ほど散歩に行きたい」と鷹見岩方面に出かけて行きました。すき焼きを美味しく食べるための空腹運動だそうです。
大雨に打たれてご帰還のジャムジャム君すぐに小屋には入れてもらえず…はいパチリ 反省の弁を述べるジャムジャム君
午後3時あるじのお告げ通りに雷雨となり、合羽も持たずにでかけたジャムジャム君が心配になりました。「きっと大雨に打たれているに違いない」携帯電話を何度もかけるのですが応答なしで帰ってくるのを待つしかありません。ずぶ濡れで帰った時の記念写真を撮ろうと姫が20分以上粘り続け、傑作が撮れました(笑)小屋にはランプが灯り、すき焼きの匂いが漂い、限定100本という貴重なロゼワインに舌鼓を打ちながら山小屋とは思
えないアットホームな雰囲気の中で賑やかに夕餉の会は終了しました。ではおやすみなさいと言いたいところですが明日の弁当用のご飯を炊き、おにぎり、梅干、めざしと準備をしてから就寝することにしました。今日は富士山とのご対面はあきらめました。あるじが寝具の提供を申し出てくれたのですが、テント泊用に持ってきた寝袋にくるまり明日の金峰山の夢でも見ながら誰とはなく寝息やいびきが高らかに鳴り響いていたのではないでしょうか。
到着から夕食時まで呑んだ呑んだ。ビールにワインに日本酒、焼酎
夕食は「すき焼き」です。ボリュームはちょうどぴったし。食担さんごくろうさん。
雨に濡れたジャムジャム君への一言・二言
●ジャムジャムくん
これを反面教師として不安全な装備は避けましょう。たとえ1時間の山行であっても装備はきちんとして出かけましょう。
●ウッドペッカー会長
安全対策部長としては、出発した時点では問題がありました。ただし帰って来たときの反省の態度は非常によかったです。此のことは今後役立つでしょう。
●ジョンさん
会長は山行部長としてのジャムジャム君をもっとしごけ〜!
●ひめ
低体温症を心配して携帯電話を何度もかけました。でも合羽を持って迎えに行く気にはなりませんでした。だって雷こわいも〜ん!
    美智子姫:記0000
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