Yamatabi-CLUB000
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「親ガモは留守だけど 子ガモ達はみな教えを守り 元気に歩けたよ〜」

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22日・日曜日は 「日本全国的に雨」 という予報の中、めげずに、元気に出かけることになりました。
大阪駅・午前7時45分発、湖西線経由敦賀行・新快速で志賀駅まで行きます。
尼崎駅、大阪駅、高槻駅、京都駅と利用駅はそれぞれに違いますが、列車内で全員上手に合流する事ができました。
堅田駅で普通電車に乗換え、志賀駅8時57分着です。車内でトイレも済ませていることからバス停に直行、ところが、ところがです、ねこちゃんが「ICOCAカードか見あたらないニャン〜!」
と改札を出ることができません。
一旦バスに乗ってた姫が戻って来て、駅員さんと交渉しICOCAカードは帰りの駅で事情を説明して処置をして貰うよう寛大な対応をして頂き、無事バス発車〜!。
今日は私達の他に12人の登山姿の団体が乗っていました。同じコースなのかな?
09:40 ロープウエイ山頂
10:00 木戸峠
10:50 葛川越
11:20 烏谷山
11:45 荒川峠
12:25 南比良峠 (昼食休憩)
13:35 堂満岳 (石楠花撮影会 )
15:20 ノタノホリ
16:25 比良駅
志賀駅の到着 バスでびわ湖バレイへ バスに乗ると突然…雨
バスの車内で思わず合羽を着ます 駅舎までは大雨の中
ロープウエイはガラガラ ゲートを開けてもらって木戸峠を目指します
雨がパラパラとバスのフロントガラスを叩きはじめました。「コリャ出発から雨やなぁ」とバスの中で合羽装着、びわ湖バレイ山麓駅到着時にはシャワーの様な大雨の洗礼を受けました。切符売り場には「雷注意報発令中」の張り紙がしてありロープウエイは動いているもののリフトは休止、おまけに山頂駅に到着すると風も強く、ミーティング時に「リーダーが欠席の理由、地図は雨に濡れても手に持ち、道標毎に確認すること、天候次第では堂満岳を避けて金糞岳にコース変更になる事」などを話しロープウェイ駅舎から出ようとした時、係員の女性に話しかけられて「雷注意報が出ていますよ、昨日転倒し骨折した人もいます」と何度も念を押されましたが、コース変更も考慮している事や地図やGPSを見せると「では施錠している箇所をあけてあげます。気をつけて行って下さいね」とやさしい笑顔に見送られ雪上車の横をすり抜けてスキー場の急な下り坂を強風と大粒の雨の中スタートしました。9時40分です。
台風並みの強風と大雨の比良岳にて…来て後悔する人…たぶん何人か?
木戸峠までの道中、まるで小型の台風の様な風雨に「引き返すべきか?」とずっと考え続け、悩みましたが「前線は日本海から紀伊半島に向かって降りている」「丁度今この辺りを通過している感じ」「昼前には雨はあがる!」天気予報を信じて、自分の判断を信じて決行することにしました。バスで一緒だった12名の登山客はキップ購入に手間取りロープウエイが分かれてしまったらしく姿は見えません。
横殴り風雨と闘いながら歩きます…雷注意報発令中でしたがゴロゴロには遭わずでした
今日は、ひとつ先の目標までの標準時間をみんなに知らせ全員がリーダー意識を持ってもらう事にしました。
道標に来ると「あったで〜」と立ち止まり地図を確認、順調に木戸峠から従走路に突入、見晴らしの悪い比良岳ではありましたが、記念撮影をしました。記念撮影の時間もりっぱな休憩時間です。雨は心なしか小降りになってきた様子です。「暑い日差しより、この方が楽に歩けるね」自分に言い聞かせる様な、強がり発言をしながら全員の体調を見渡しますが足並みも揃っていて列に乱れもありません。
烏谷山山頂でデンの記撮影会 比良の縦走路、雨もまた良し
烏谷山手前の細い急登で後からガイドらしき女性が率いる8名のツアー客が来ていました。
「ここは細い道なので広い道が来れば、道を譲りますので少しの間このままでよろしく」 とガイドの女性に告げましたが、振り向くと休憩を取り始めた様子でした。私達が烏山岳山頂を踏んでいる間に烏山岳山頂を踏まない下のルートで先に行った様子でした。雨は確実に小降りになり、木立にたまった雨粒がときおり風に揺られてボタッと落ちてくる程度になりました。寒さ対策で合羽は着たままです。雷にも遭遇せずに済みそうです。(ホッ)

烏谷山(1076.7メートル)には三角点もあることか「デンの記撮影会」もきっちり済ませました。残念ながら視界はゼロでしたが、360度の大パノラマを実感したつもりで荒川峠を通過し、目の前には堂満岳がドーンとそそり立って見えてきました。もうすぐ南比良峠にさしかかるはずなんですが、風の無い石楠花の咲き誇る場所を見つけ、時間も12時と言うこともあって、立ったまま昼食を取ることにしました。石楠花は蕾は濃いピンク、満開の花は薄ピンク、周りは新緑の緑色と、それはそれは美しく、天然の美に見とれながら、おにぎりを頬張りました。
じゅんちゃん ねこちゃん オリオンさん あっこちゃん
ポチさん やっちゃん トラ吉衛門さん Junkoちゃん
昼食の後、出発時のみなさんの満足げな笑顔をシャッターに納めます。
縦走路から離れて東レ新道に入ると、道は少々きつくなり、堂満岳への登りにさしかかりました。
みんな無口で真剣に木の根道と闘っています。所々に「立ち入り禁止」のテープが張られ、山抜けした箇所もあり、倒木、木の根などに充分気をつけながら「道迷い注意」と地図に書かれた箇所は、特に念入りに確認して通過しました。
雨はすっかり上がり、薄日も差してきました。木立の合間から見える琵琶湖は霞みがかっていてとても綺麗です。「私達へのご褒美みたいやね」と話し、辺り一面石楠花が咲き誇る箇所ではスピードダウンして、
「ただ歩くだけ」ではなく自然の織りなす美しさも楽しむことができました。
みまっち みのるちゃん
食後は堂満岳を目指します
この頃から雨はほとんど上がりました
雨は上がり風もやみ薄日が射すほどでした
本日一番の急傾斜の道 東レ新道…道は滑るしきついし…登りきれば堂満岳山頂です
堂満岳 山頂 直下で見た雨上がりの琵琶湖
堂満岳 山頂 直下で見た打見山、蓬莱山遠望
じゅんちゃん オリオンさん みまっち
やっちゃん オリオンさん トラ吉衛門さん じゅんちゃん
皆さんお若いですね…全員合わせたら650歳くらいでしょうか
雨で散り急ぐ石楠花と出合えた事に感動しつつ、石楠花のトンネルを抜けると堂満岳の頂上(1057メートル)13時30分到着です。
以前みんなと来た時も雨だったこと、寒さに震え弁当を食べた事を思い出しました。今日の視界は360度です!
感動です。美しいです!寒くもありません!。雨で散り急いだ花びらは登山道を美しく花絨毯の様に敷き詰めていて思わずキスをしたくなる気持ちを抑えてシャッターを切りました。頂上で石楠花撮影会も充分とれたことから、下山することにしました。

「下りはきついから滑らない様にゆっくり降りて行こうね」そんな合い言葉を掛けながら目指すは「ノタノホリ」です。ここは私が雪の堂満ルンゼの帰りに写真撮影で後に下がり過ぎて池にはまった場所です。
今日は勿論雪はありませんがモリアオガエルの白いたまごが木の枝にぶら下がっていました。
「ふ化するまで待っていたいね」そんなのどかな気持ちにさせてくれる一瞬でした。
もう地図はボロボロです。まいったなあ
「次ぎの目標は30分先の別荘地の建物めがけてね!」
堂満岳からは急な下りばかりで膝に負担がかかる道が続きました。
ノタノホリを過ぎてからも岩のゴツゴツした急な下りばかりです。沢登りで獅子ケ谷で脱臼して苦痛の下りを歩いた風景とまったく一緒の感じがしました。
岩のゴツゴツした九十九折りの道を歩いて行くと
「屋根が見えました〜!」 
別荘地に到着みたいです。
後列の人達も屋根を確認、比良駅にはあと少しで到着することを喜びました。急な下りばかりで、少し膝も痛いことから山菜を採ったり(破竹、ワラビ、山椒の芽、1本のイタドリ クールダウンと称しての平地歩きです。
 ←ノタノホリにて
振り返れば堂満岳がそびえています 堂満岳に見送られて
田圃では田植えの準備をしているおじさんと挨拶を交わしながら、雨のスタートから太陽のゴールに感謝し振り返ると堂満岳がそびえています。堂満岳と田園風景のおりなす美しさを惜しみながら16時25分比良駅に到着です。
烏山岳付近で出会った8人グループも、私達と同じゴールの様でした。

ジョンに無事下山を報告し「16時37分の電車に乗りますよ!ホームでミーティングしましょう」
とそれぞれがトイレに行ったり、ホームで合羽を脱いだり、衣類を整えて無事ミーティングを終えました。
電車の中でみんなの感想コメントも、漏れなく頂き、ねこちゃんはこのまま京都から七尾のご両親の看病に里帰りするそうです。トラ吉衛門さんはシュリンゲを使い「ダブルフィシャーマンズノット」やシュリンゲの結び方などを練習しながら、阪急グループの仲間達は新快速を利用し、それぞれの自宅へと帰りました。
親ガモ ジョンの一言
今回は体調を崩し参加できませんでした。天気ならばらくらくコースですが、天候が悪いこともあり心配をしました。
ただ 山行経験の豊富なメンバーなので細かい注意をすることも無く、途中経過を聞くことも無く任せましたが 無事に終わってホッとしています。
経験の積み重ねが安全登山に繋がっていきますので これからも楽しい山行ができるように スキルアップしてください。
みんなの感想
●トラ吉衛門さん
堂満岳は初めてでしたが感激しました。石楠花が素晴らしかったです。感動しました。
●姫
ノタノホリに向かう急な下りの道は、水の流れる小川の様でしたが、みなさん上手にヒョイヒョイと渡っていました。
雨で散り急ぎ、地面に落ちた石楠花の花ビラは踏むのが申し訳ないようで、とても綺麗でした。
●実ちゃん
今日は、とてもよく頑張れました。頑張れたことがうれしかったです。
●じゅんちゃん
午前中は一時はどうなる事かと心配しましたが、昼前には雨も上がり帰りの電車では天気になって、万々歳でした。
●ミマッチ
強風に見舞われ、どうなるかと思いましたが、それでも山を歩きました。五葉ツツジのトンネルに出合い
楽しかったです。
●オリオンさん
体調不良で「どうかなぁ」と思っていましたが、頑張って来て良かったです。雨も止みよかったです。
雨のあとの琵琶湖も、すっきりして美しく、堂満岳の石楠花も満開でよかったです。
●ポチさん
石楠花の群生が見れてよかったです。帰りの下りは非常にきつくつらかったです。晴れてよかったね。
●靖ちゃん
今日は雨かなぁと思って「やめとこかなぁ」と思ったりしましたが、満開の石楠花の美しさは最高でした。
他に色々名前の知らない花とも出合えて、うれしかったです。少々疲れましたがまた頑張ります。
●JuNKOちゃん
朝は雨でしたが、りっぱな石楠花の林に出合えて素晴らしかったです。みんなにも見せたかったで〜す。
●ねこちゃん
雨だったので最初は心配していましたが、石楠花の美しさにびっくりしました。沢山見られて嬉しかったです!
新緑もよかった〜!癒されました。今から七尾に行きます。
●アッコちゃん
久しぶりの参加でした。最初は雨でしたが堂満岳手前から天気になり、空気がとてもきれいでした。
前回は残念ながら参加できませんでしたが、今後は極力参加します。よろしく!


参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
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文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元