2022.07.10
阪急バス・大阪ー松本ー(トモリンカー)ー乗鞍高原ー(シャトルバス)畳平~肩の小屋~頂上小屋~頂上~登路を下る~乗鞍高原
 日本百名山のひとつ乗鞍岳は、北アルプス(飛騨山脈)の南端に位置し、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなる名山です。
最初はスノーシューで二度目は百名山制覇時に、そして今回が三度目の訪れとなります。

 乗鞍岳(のりくらだけ)は、長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称。山頂部の権現池火口の外輪山に位置する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があり、剣ヶ峰は、本州を太平洋側と日本海側に分ける分水界上の最高峰でもあるのです。

 宇都宮のトモリンから「乗鞍に行かない?」「いつ?」「7月10日と11日」スケジュールは空いていました。久しぶりの本格的登山です。登れるかなと言う心配がないわけではありませんが血が騒ぎます。行きたいです。ならば行くしかありません。松本までの迎えを頼んで夜行バスの手配です。 
 ●第1日目移動日 2022年7月9日(土曜日)曇り時々雨
7月9日、21時40分発の松本行の夜行バスに乗り、翌朝6時20分に松本バスターミナル到着となります。三列の独立した夜行バスの乗り心地は快適で消灯時間が過ぎるとカーテンを閉めてまるで個室状態です。今回は縦に3列座席指定しましたので他の客に気兼ねすることなく座席を倒すことができました。快適すぎるのか既にイビキが聞こえています。(ポッチーの様ですぅ)
 ●第2日 乗鞍岳登山 2022年7月10日(日曜日)曇り時々雨
早朝にも関わらず宇都宮チームの出迎えを受け久々のご対面で思わずハグしちゃいました。
彼たちとは2014年9月、日本百名山の平ケ岳登山の時に湖山荘で偶然出会い一緒に登りました。彼らが次は六甲山全縦走を計画していると聞き、応援隊としてサポートを申し出ました。息子や娘と同じ年頃ではありますが何故が意気の合う岳友です。
 松本駅前でトモリンカーに便乗  一路乗鞍高原を目指します
 登山口の乗鞍岳畳平までは自家用車の乗り入れは禁止されており、シャトルバスに乗り代えて標高2702mのバスターミナルに到着です。ここは富士山5合目より高く、「バスで走れる標高としては日本一」と言われています。雲上の絶景ドライブといったところでしょうか。
標高2702mだけあって寒いです。温度計は12度と表示されています。ガスもかかっており空は今にも雨が降って来そうな曇り空です。「お天道様が出ているより降らなければこの方が熱中症の心配がないよね」そんな強がりを言いながらポッチーの見送りを受けてスタートです。ポッチーは私達の下山を待つ間に、ひとりで魔王園地(2761m)の山頂を踏んだようです。 
  乗鞍観光センター  乗鞍高原の乗鞍観光センターでシャトルバスに乗り替えます 
多くの自転車が乗鞍エコーラインを登っていきます 
ニッコウキスゲの群落です 乗鞍エコーラインは全長21Kmあります
蕗がたくさん育ってます スキー場のゲレンデにニッコウキスゲが咲いてます
畳平で記念撮影です 乗鞍本宮・中ノ社
 久しぶりに「ほんまもん」の山に登る気がしてワクワクしました。宇都宮チームは若いので体力は有り余っていますが年寄りの我々を見守りながら、ゆっくりと同行してくれています。ガスがかかっていて展望はよくありません。雷鳥の声もしますが、姿を見せてはくれません。バスの到着時間に合わせて登山者が上ってきたり、降りてきたりと特徴があります 
里樹ー元気やなあ……頭で着地するなよー
ポチさんはちょっと低いお山へ ソロでそろおーーーと
 途中登山道を整備している人達と出会いました。「ごくろうさまです」そう声を掛けて登らせて頂きました。火山岩がゴロゴロしており捻挫しないように一歩ずつ前に足を出しているといつの間にか山頂(3026m)に到着しました。お社もあり宮司さんも駐在しています。
姪っ子の病気が治るようにとの無茶なお願いをするのはやめて「痛みが和らぎますように」とお願いしてきました。
 頂上山荘の側壁は 風雨・風雪に耐えられるように 石積みの壁で作られていました
 乗鞍岳頂上へ到着です
「痛みが和らぎますように」
 10万枚の感謝状  ギネスに挑戦の感謝状を持って
 大阪市北区役所主催  10万枚の感謝状 公式ホームページにリンクします→            https://kansha-kita.osaka/
感謝状を持つ人の写真を10万枚集めるギネス記録への挑戦も全国へ広がっています。今日はなんと北アルプスの乗鞍岳から写真が届きました。標高3026mからメールがありました。山登りの最中までご支援頂きありがとうございます。暑さ厳しい折に清涼感を感じました。ギネスチャレンジは世界中、誰でも何処からでも、何枚でも構いません。私も水中からの写真に挑戦してみましょうかね〜。  大阪市北区役所 区長 前田様より 御一報頂きました。
ギネスに挑戦の感謝状を持って頂いて……他の登山者にもお願いしました
濃霧で何も見えなくても頂上は素晴らしいです
山頂で記念撮影を終えて下山開始です。火山岩がゴロゴロしていて石車に乗っかりそうです。「アッ~」とか「ヒャーッ」とかのバックミュージック付きです。昔取った杵柄で老いぼれては来ましたがまだ若者に迷惑かけずに済みました。肩の小屋まで戻って休憩しているとポツポツと雨が降り始めました。「やばい!本降りにならない間に急いで降りよう」

下山途中、雷鳥がいないかジョンの目は皿状態です。無理もありません。この時期の乗鞍岳は現在ライチョウ観察スポットに整備され、乗鞍スカイラインと乗鞍エコーラインの2つを合わせて「乗鞍ライチョウライン」と言うのだそうです。さてさて雷鳥と出合えるか?(残念ながら声はすれども姿は見えずでした)
無事に乗鞍バスターミナルに帰ってきました
 ポッチーの待つ畳平の建物が見えた頃、本降りの雨に変わり、良い時間帯に山頂を踏んだと胸をなでおろしました。神様は私達を見捨ててはいませんでした。山神様に感謝をしてシャトルバスで宇都宮号を駐車している観光センターまで戻ってきました。
 ライチョウには出会えませんでしたが ホシガラスが数羽遊んでいました 
コイワカガミやコマクサなど沢山咲いていました 
「さあ!温泉へ行くぞ!」エンジンを掛けて5分ほど走ると、乗鞍高原温泉「こだま」旅館に到着です。まずはビールで乾杯して、それから入浴、夕食そして二次会モードに入りました。8年前の出会いから、六甲山全縦走の話、宇都宮チームは日本百名山あと一座・剱岳を残していつ実行するのだとか百高山は何座済んだのだとか山談義に夜の更けるのも忘れました。実施日には馬場島まで行ってゴール旗を立てなきゃね。行けるかなあ。
でっかいライチョウ君です おなかの出具合は 同じくらいかな?……買って帰ろうかと思いましたがバスに乗れないわ!
動画にリンクします