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●四ノ宮舟溜・諸羽トンネル(山科乗下船場)
舟溜(ふなだまり)とは、荷のあげおろしや人の乗り降りなどのためにつくられた舟の停泊スペースのこと。大津側からひとつ目の舟溜で、周辺は桜の名所です。JR湖西線工事で昭和45(1970)年に新設された諸羽トンネル(520m)の入口があります。 |
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▲ カルガモちゃんが2羽 先導してくれているのでしょうか |
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●本圀寺正嫡橋
鮮やかな朱塗りの橋が疏水上を斜めに渡る様が印象的。青紅葉の映えるこの橋は、日蓮上人ゆかりの本圀寺に向かう橋。本圀寺は元々は「本国寺」と書きましたが、徳川光圀(みつくに)の帰依を得て現寺号になりました。 |
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●第二トンネルは航路上のトンネルの中では最も短い、延長124mのトンネル。
第一疏水のトンネル洞門に掲げられている扁額の中で、最も文字数が多いのが、第二トンネル東口に掲げられた、初代内務大臣井上馨揮毫の扁額「仁以山悦智為水歓」。一見すると2行にわたって横書きに書かれているように見えますが、実は縦に4列で書かれているところが特徴的な扁額です。西口は、洞門の口が他のトンネルのように半円ではなく、少し尖ったような形に仕立てられており、初代海軍大臣西郷従道揮毫の扁額「随山到水源」が掲げられています。 |
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●第11号橋
一見何の変哲もない橋ですが、実は日本最初の鉄筋コンクリート橋です。明治36(1903)年に田邉朔郎がつくったもの。そばに石碑があり「本邦最初鐵筋混凝圡(コンクリート)橋」と当て字混じりの碑文が刻まれています |
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▲第三トンネル東口 |
▲第三トンネル西口 |
●第三トンネル
第11号橋からほんの少し下流にある第三トンネルは延長850m。
東口には、初代大蔵大臣松方正義揮毫の扁額「過雨看松色」、西口には、内閣制度発足後の初代内大臣三条実美揮毫の扁額「美哉山河」が掲げられています。
西口のすぐそばには蹴上乗下船場があり、次にご紹介する旧御所水道ポンプ室も、航路上の大きな見どころのひとつとなっています。 |
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