行場巡り
 ●第2目 10月17日(木日)  霊峰石鎚山から成就社へ下山
「まもなく朝日が昇りますよ」と、教えて貰って外に出ました。何と美しい雲海が目の前に広がっています。雲海の先に頭をチョコンと出している天狗岳の美しい事!「わぁ~富士山より綺麗やわっ!」多くのカメラマンが三脚を立ててベストポイントで構えていました。同時に朝拝も始まり神主さんの祝詞が始まりました。後ろの絶景を見たり、神主様のありがたい祝詞を聞いたり、小屋に泊まったからこそ味わえた感動の数々。
朝食を済ませ、荷物は小屋に置き天狗岳に行こうとしましたがガスがかかり何も見えません。このまま帰るには後悔が残ります「午前8時を目途に天狗岳に行くかどうか決めよう」と言うことになりコーヒータイムを取りながらガスの晴れるのを待ちました。
午前8時「よし行こうっ!」突っ込みの姫が行く気満々でドアに手を掛けました。ラッキーなことにガスも晴れて、風も心配するほどではありません。(天狗岳は馬の背もあり風のある日は危険です)宿泊者のほとんどは到着日に天狗岳にいってるらしく混雑もなく快適にテッペンを踏みました。振り返る景色も最高です。織りなす山々もとても綺麗です。馬の背の恐怖も何なく通過できました。
次の日の朝から天狗岳に行ってきました 
小屋に別れを告げてゆっくり下山開始。登ってくる人達もチラホラ見え始めました。「テレビで石鎚山の紅葉が見頃だと報道して週末は混むだろうと思い、今日来ました」と言う人もいました。(土日は雨模様らしい・・・)
三の鎖場の基部です
昨日登った三の鎖場です 
夜明かし峠を行者さんが登って行かれました…すべての鎖場を通されるそうです当然かな
天狗岳北壁はルートによって 5.10a~5.12aぐらいのクライミンググレードようですもう私達には登れません
昨日登った試し鎖を若者が登っていました…若者は元気です  
石鎚神社 中宮成就社神門まで帰ってきました
ロープウエイから下谷へ下ります 
ロープウエイ山麓から下谷へ…路線バスで伊予西条へ…武丈の湯でゆっくり
鳥のさえずりに耳を傾けたり、名も無い草花に話しかけたり、試し鎖を登る人達を眺めたりしながら成就社まで戻ってきました。無事下山のお礼のお参りを済ませ、軽い昼食を済ませロープウエイから石鎚山に別れを告げ15時のバスに揺られ伊予西条の駅前まで戻ってきました。

コインロッカーに預けた着替えを取り出して「武丈の湯」へ。23時発の夜行バスまで、ここで時間潰しです。ビールを飲んだり、代わる代わる食べ物を注文したりして・・・粘る~粘る~しかしとうとう午後9時には粘り切れなくなり歩いてバス乗り場に戻ってきました。ここで約2時間待ち・・・・。(ながいのぉ・・)

午後11時発の夜行バスに乗り翌朝の午前6時大阪着、ハードではありましたが楽しい山旅でした。何よりも「全員・全行程・鎖通過」この快挙が嬉しいです。恵まれた天候に感謝!リーダーに感謝!そして、そして何よりも同行してくれる仲間がいることに感謝です!(あっ・・・留守番隊にも感謝です)
 ひめの感想
しばらく山らしい山に登っていませんでしたので胸がワクワクしました。かつて大勢のウオーキングの仲間達と通過したのですが私は鎖の中間点に足を置き、初めて登山をすると言う人達のサポート役でした。だから山を楽しんだ記憶は残っていません。今回初めて鎖場を堪能し頂上を踏み、山頂からの大パノラマを楽しみました。重い荷物を背負って、8時間以上歩いて、テント張って、食事作っての山行はもうできません(と言うか充分体験したので卒業です)これからはロープウエイを利用して5時間ほどで小屋に到着できる優しい山を探して楽しみたいと思っています。
熊野古道を伊勢路・紀伊路・小辺路・大辺路・中辺路など 40数日かけて踏破された 秋田のお方 読んでくださっていますか?
東京からの夜行バスが高速道路の渋滞で遅れてしまい始発のロープウエイ下谷行きのバスに乗れなかったと話されていた東京のお兄様 読んでくださっていますか?

またどこかの山でお目に掛かれると嬉しいです
 junkoちゃんの感想
ありがとうございました。小雨の中早朝6時50分に帰宅しました。お天気に恵まれた山行、今、思うと有難いことでした。姥捨て山、姥捨て山とジョンさんに励まされ?ながらの鎖の岩山、快適な山小屋、錦秋の山々、石鎚山頂上社の朝の祝詞は冷たい空気の中、朝日の出を待つ厳粛な空間に身をおくことが出来て最高でした。今は筋肉痛をどうしょうかと~・・・。
 靖ちゃんの感想
久しぶりの高山紅葉の石鎚山へ 天候に恵まれ 伊予西条の秋祭りと重なり見所一杯の山行でした。
スロー行程で のんびり景色を楽しみながら 鎖の岩山へ 試しの鎖 一の鎖は余裕だったのですが ニの鎖なんとか通過 三の鎖で足が攣リ動けなくなって リーダーに助けられ 皆に励まされ やっと山頂へ 無事石鎚神社頂上社にたどり着く事が出来ました。 お陰様で幻想的な日の入り 御来光が楽しめました。
この年になって この様な素晴らしい感動をありがとうございます。
今回も大変大変お世話になりました。翌朝大阪に戻りロボットの様なぎこち無い足取りで無事我が家にたどり着けた事に感謝感謝です。皆さんありがとうございました。
 JONの感想
毎年2、3件の滑落事故が発生している石鎚の岩場、4度目の登攀でしたが今回が一番回復が悪いようです。
スタンスさえ確実に置いておけば全く問題は無いのですが、いかんせん腕力が低下しているためグリップしている手さえ滑りそうでした。
今回の山行で一番残念だったのは下山道で目前に止まっていたヤマガラを撮影できなかったことです。鎖場の中での撮影を主としていたため一番軽い一眼レフを携行していたので望遠機能が弱く豆粒くらいの写り方でした。残念
 留守番隊・正ちゃん
天狗岳登頂、お疲れさんでした。鎖を持ってよじ登ったこと、思い出しましたョ。絶壁のようなスゴイ岩の壁でしたね。登った後はさぞ、ビールが旨かったでしょう!
「70過ぎてからの鎖登りはきつかった!」・・・ そりゃそうやろ。歳を考えると、ワシ等は高齢者やさかいナ。でもジョンさんは、準備には入念・怠り無いので大丈夫やと思っています。これからも、どうぞお誘い下さい。
 留守番隊・ポッチーの感想
みなさん登頂おめでとうございます。写メールも沢山送って頂き有難う。山頂の景色最高にいいですね。みなさんいい笑顔ですよ。 下山後の温泉もビールで乾杯も楽しそうですね。バス待ち迄時間がタツプリあるからゆっくりしいや~!しかしバス時間だけ忘れないように!