天気は快晴です。展望のない登山道をひたすら聖平小屋に向けて歩いて行きます。
背中の荷物が出発時からとても重く感じました。「辿り着けるのだろうか?」一抹の不安を抱えながら「大阪組2人、宇都宮組2人」と全員の歩行を合わせるのではなく若者と老人に分かれて自分達に合った速度で進んで行きました。便ヶ島を出発して1時間ほどで流れのきつい川に遭遇しました。西沢渡です。丸太橋も見えますが片方がワイヤーロープで繫がれているものの、流れと同じ方向になっていてとても渡れそうにありません。 |
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西沢に架かる荷物用ロープウエイ…丸太組の橋が流されていたので利用させていただきました |
川向うを見るとカゴが見えました。奈良県の十津川村には「野猿の渡し」というのが有りますが、こちらの方がはるかに立派です。ジョンが引っ張りましたが動きません。「どうもロックが掛かっているみたいだ。外してくるわ」と、リュックを置きシュリンゲ、カラピラを持ち、行こうとするとリジョ君が「動くよっ!」JONのバカ、反対に引っ張っていただけなんです。4人でエンヤコラ、エンヤコラとカゴを手前に引きよせ2往復で全員渡り切りました。休憩も入れてなんですが何と30分以上も時間を費やしたことになります。 |