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こんなの結べない…甘えるなッ |
うんウン |
できたできたできたよー |
しかし宇都宮から来た若者は沢山の荷物の中に「好日山荘」の大きな紙袋が混じっていました。「神戸の店に寄って買っちゃいました」
袋の中にはヘルメット、ハーネスなどの登攀道具が2組・・・おっと? 買っちゃいましたね? (やる気なんやね!)
ゴルフでも、釣りでも形から入っていく人がいますが彼らもそのタイプの様です。並々ならぬ意気込みに圧倒されそうでした。
夕食にはまだ時間が早いのでジョン師匠のロープワーク講座をみっちりと脳裏に叩き込んでもらいました。
まずは何はなくとも「8ノット」結びの特訓です。これが出来ないと前に進めません。ロープ講座は奥が深く興味が湧けば果てしなく延々と続きます。
質問もあったり階段を使って実技をしたりと受講生2人は熱心に耳を傾けていました。あまりの熱心さに師匠が気持ちをほぐそうと冗談を飛ばすと「冗談は言わないでください!。真剣なんですから・・・」と、トモちゃんに言われるヒトコマもありました。(笑)
夕食は宇都宮の有名店から届いたギョーザを酒の肴に(本当は5月5日着を指定し自分たちが宇都宮に向けて帰った後「泊めて頂いて有難う」のお礼のつもりで送ったのだそうです。しかしなぜか3日に到着したのだそうです)そんな心憎い気遣いに感動しつつ春を告げるイタドリもテーブルの上に並び、ケンミンショーで取り寄せた話題の「とり味噌鍋」を囲みました。大勢で食べると食も進みますね。美味しかったです。 |
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翌日は天気も良さそうなので予定通り蓬莱峡に行くことにしました。蓬莱峡は岩場のグレードが、初心、中級、上級と色々揃っていて
ロープを移動しながらレベルを上げていくことのできる絶好の岩場なのです。
電車で宝塚駅で下車。宝塚から9時15分発のバスに乗り「座頭谷」のバス停まで行きます。しかし出発前にバスの運転手さんが「生瀬で大きな事故があり渋滞しています。この状態ですといつ発車できるかわかりません。ご了承ください」と車内アナウンスが流れました。 |
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バスの中でも結びの練習 |
事故現場 |
前方を見るとなるほど車がピタリと止まっています。このアナウンスを聞いた登山者は「降ります」とバスを出ていきました。
ジョンが「しゃあないなぁ。電車で西宮名塩まで行きタクシーで移動する方法もあるでぇ」と提案したのですが姫が首を縦にふりません。
どうも事故現場が気になるらしくカメラを片手にバスの前の座席に移動しました。仕方がないのでいつ動くかわからないバスの中で待つ覚悟をしました。たったいま起きた事故の様です。パトカーや救急車もまだ現場に停まっているのがよく見えます。 |
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