「納山祭はバスに揺られて湯快リゾートミステリツアー」
やまたびお化け勢揃い
枕返し (出現地・静岡県) 小豆はかり (出現地・東京都麻布) 家獣 (出現地・長野県軽井沢)
ゲゲ ゲゲゲのゲー 朝は寝床で グーグーグー
楽しいな 楽しいな おばけにゃ 学校も
試験もなんにも ない 
ゲ ゲ ゲゲゲのゲー
みんなで歌おう ゲゲゲのゲー
ゲゲ ゲゲゲのゲー 昼はのんびり お散歩だ
楽しいな 楽しいな おばけにゃ 会社も
仕事もなんにも ない 
ゲゲ ゲゲゲのゲー
みんなで歌おう ゲゲゲのゲー
ゲゲ ゲゲゲのゲー 夜は墓場で 運動会
楽しいな 楽しいな おばけは 死なない
病気もなんにも ない 
ゲゲ ゲゲゲのゲー
みんなで歌おう ゲゲゲのゲー
翌朝はオリオンさんの「雨降ってるみたいやで〜」の声に一瞬ドキッとしましたが「大丈夫!9時には晴れるし〜でも傘は持っていこうね」と、午前7時のバイキング朝食を済ませました。午前9時に予約しているジャンボタクシーと普通タクシーに分乗し境港と水木しげるロードを散策することにしました。帰りのバスの時間もドライバーさんが把握していてくれており、時間を気にすることなく散策できます。
朝の雨は上がっていてドライバーさんが「きっと皆様の日頃のおこないが良いのでしょう」と言いながら街並みのガイドもしてくださり、陸上自衛隊米子駐屯所(正式には第八普通科連隊)があり戦闘機以外は何でも備えていること、戦闘機も必要ならば石川県や宮崎県から飛んでくることなどを説明してくれました。車窓からは「米子鬼太郎空港」の文字が目に入り「この町は鬼太郎さまさまです」とのこと。他にも「出雲縁結び空港」もあることなど私達が退屈しないように上手に説明をしてくれました。海沿いに生える松林は防風林で大雪のためにボキボキと折れたこと、1日に90センチも雪が積もったこと、北風で道路はアイスバーンとなり中央壁に激突するため右車線は走ったことがない、またこれほどに海があるのに、浜辺からすぐ深くなっているため海水浴は禁止であることなどを話てくれました。はるかかなたには美保の関も見えるらしいですが時間オーバーになるため今回は案内できませんとのことでした。
最初に水木しげるロード散策を1時間の予定ですることにしました。両サイドは鬼太郎一色の観光客相手も店が所せましと並び、かつては幽霊のモニュメントなんて商店街にふさわしくないと叫びモニュメント設置を反対した商店街の皆様は現在その「幽霊様」のおかげで商売繁盛している様子でした。入り口すぐのところに「水木しげる記念館」があり入り口には鬼太郎に扮したおじさん(?)が出迎えてくれました。童心に返り握手したり、記念写真を撮ったりとうれしかっですよ。記念撮影には気軽に応じてくれましたが「しゃべってもらえるのですか?」と聞くとバッテンマークをされてしまいました。結構高齢のおじさんが入ってたで〜。
左から 「ねこ娘」 「鬼太郎」 「ねずみ男」 「デカ頭脚細々」
ねずみ年女とねずみ男 ねずみ男とねずみ男 ねずみ男とやっちゃん
鬼太郎駅の 「目玉おやじ列車」 鬼太郎駅の 「ねこ娘列車」
街並みの中には37個のスタンプ台が設置されており妖怪ガイドブックを購入し、スタンプを押していく楽しみ方もあるようで、靖ちゃんと姫がこれにはまってしまい、ほとんど景色や店並みなど眼中になくスタンプ台ばかりを探して31個まで挑戦できましたが、惜しくもあと6個は時間足らずであきらめざるを得ませんでした。もしここを訪れてスタンプラリーを挑戦される方は鬼太郎駅からスタートし片側ばかりを制覇、水木しげる記念館付近で反対を歩きUターンすることをお勧めします。スタンプ台はかなり老化しており「マイスタンプ台」を持参するときれいにスタンプ押せるかもしれませんよ。1時間では時間が足らず、心残りではありましたが次なる境港に向かいました。

水木しげる先生執筆中(出現地:水木先生の仕事場)
目玉おやじ、ねずみ男、鬼太郎が水木先生の漫画執筆を興味深げに見つめている。これらはJR境線の「妖怪路線化」を記念して建立された。→
テレビ等で紹介されている私のイメージする境港の活気はありませんでしたが蟹の水揚げ、イカの水揚げは有名で、蟹もイカも売っていましたが・・・・買うところまで到達しませんでした。その後時間的には少し早いのですが昼食場所へと案内をしていただきました。「腹減ってない組」と「せっかく案内してもらったんだから組」とに分かれて時間を過ごしました。ちなみにジョンはあまり美味しくない煮魚定食、ポチは注文間違いしたという天丼、忠太郎夫妻はコーヒー、姫とじゅんちゃんは抹茶アイス」とバ〜ラバラ
境水産物直売センター
境の町の印象
「この後はホテルに帰ります」ということになり、帰りの車中で「高麗山と大山の背比べ」の話をしてくれました。伝説だからねと前置きをして、昔、高麗山と大山とどちらの山が高いかということになり山の高さを図ることにしました。さて何で計ったか?ドライバーさんの質問にみんな真剣に答えていましたが、答えは同時に頂上から水を流して早く地面に流れ落ちてきた方が負けで高麗山の方が先に水が落ちてきたため大山が高いという事になったそうです。伝説ですから・・・笑って聞いてやってください。

ホテル着11時50分、大阪行のバスは2時ですのでまだまだ時間があります。荷物を預けたままで近くにある温泉神社にでかけることにしました。海から吹く風は少し冷たくもありますが散歩をするには丁度よい気候です。温泉神社からトライアスロン発祥の地の碑の前で記念撮影をし浜辺の散策を済ませホテルに戻ってきました。「足湯」の看板が目に留まり出発を待つ間、足湯を楽しんだり、ロビーでくつろいだりしました。
ホテルの足湯
●とても信じられないおもろい話を一席

「あかん・・・うまいこと挿されへんわ」
ポチの声に振り向くと目薬を挿しているのですがなんと眼鏡をしたまんまのため、うまく入るはずがありません。そこで姫の一句が出来上がりました
「目薬を メガネの上から サシスセソ それ見て わたしゃアハハのハ」 
これは多分あの場所に居合わせた人にしか伝わらないかと思います。
大阪からのバスが2時前に到着し多くの観光客がロビーで受付を済ませるために列を作っていました。館内放送で大阪行のバスが到着したこと、バスは車内清掃をするため、すぐには乗車できないことなどを説明し、到着した人と帰る人でロビーはごった返しています。やはり女性が多いですね。平日だと言うのに若い女性も多く見受けられました。2時15分定刻にバスは発車し20分ほどのところにある「おかしの壽城」でトイレ休憩と言うか、バス会社との約束事になっているのでしょう。われわれのほかにもバスが3台ほど停まっており館内はおおにぎわいでした。次から次にお菓子の試食をし、気が付けば爪楊枝が手の中に5〜6本もありました。美味しい大山の水が流れている場所で喉をうるおし、みやげも買わずバスに乗り込みましたがみんな「お腹いっぱいやわ〜」ひとりではできませんがみんなで試食すれば怖いものなしですね。

米子道「米子」入り口から往路には見ることができなかった大山も美しく、くっきりと雪化粧をしてお目見えです。大山を眺めながら蒜山で高速を降り蒜山高原センターでトイレ休憩、しばらく482号線を走り中国自動車道「蒜山」から大阪へ向けて帰るのみとなりました。いつの間にかコックリコックリと眠りかけていましたが前列の6人組の女性達は食べているか、喋っているか元気いっぱいで、騒音被害が大変でした。しかし相乗りバスとはこういうものだと諦めて、山崎を過ぎたあたりではまだ午後5時過ぎだと言うのにあたりは薄暗くなっていました。最後のトイレ休憩地「赤松パーキング」を過ぎ、新大阪に着いたのは午後7時過ぎ、予定より30分も早く到着です。天王寺下車の忠太郎夫妻と正代ちゃんに別れを告げ、ドライバーさんに安全運転走行の礼を述べ無事自宅に戻り付きました。
帰路
ホテルを出発 お菓子の壽城 名物とち餅コーナー ヒルゼン高原センター
愉快な仲間の愉快な旅「湯快リゾート」は、納会にふさわしかったと思っていただけたら大変、嬉しいです。
今回の失敗と今後の教訓
300円分のおやつを持参して欲しいと、お願いしたところたくさんの同種類のおやつが山のように集まりました。食べ切れる量ではありません。カラオケボックス用、夕食後の2次会用、残りはバスの中のおやつとして平等に分けることにしましたが次回には現金で「300円〜500円」を集めて、たっぷりの酒類を買い、少しだけつまみ類を買う方が無駄にならずに済む気がしました。今回の唯一の失敗は300円分のおやつでした。(トホホ)参加費に組み込めばいいのですが湯快リゾートは「7800円とバス代金」が浸透しているため参加費は限りなく原価とした次第です。
(あとがき)1年を振り返って
やまたび倶楽部にご参加いただきありがとうございました。例会時と家事都合が重なったり、体調不良であったりとさまざまであったことと思います。今までは参加者が少なければ「中止」としていましたが今年は予定変更はあったもののすべて予定は全う致しました。「無理をせず、楽しい山登り」をモットーに来年も頑張っていくつもりです。来年からは年間予定表ではなく「3ケ月スケジュール」を発表し、季節に合った例会をと考えています。皆様の「行ってみたい山」のリクエストに限りなく耳を傾けながら充実した山登りを楽しみたいと思っています。1年間の皆様のご協力に心から感謝申し上げ新年も思い出に残る山登りを続けていきたいと思っています。ありがとうございました。 
                                                                  2011年 納山祭  ジョン&ひ め
文:美智子姫00000 写真:オリオンさん