一ノ倉沢散策
11月2日(月)
★(谷川岳・厳剛新道コース) ポチ63歳誕生日
谷川岳ロープウエイ駐車場からマチガ沢出合(厳剛新道)、ラクダのコル、トマの耳からオキの耳、熊沢穴の頭から天神平駅(ロープウエイ)から土合口の予定でしたが 私の怪我のためロープウエイを往復利用しトマの耳、オキの耳に行くことにしました。
午前8時国民宿舎「裏妙義」に別れを告げ、すぐ近くに流れる中木川の水でカレーライスの食器類を洗い、高速 松井田妙義ICから水上ICに向けて車で約2時間走り谷川岳ローブウエイ乗り場に到着したのが10時15分、空はいまにも降りそうな雰囲気でロープウエイ駅の「土合駅」から見る天神平はすぐそこに有るように見えますが「谷川岳は雲の中で何も見えやしないよ」との係員の説明に、頂上を踏むのは明日にして、一の倉沢へ行くことにしました。
11月3日まではマイカー乗り入れ禁止のために落ち葉を踏んで、片道およそ50分のコースをルンルンウオークとなりました。西黒尾根登山口を過ぎ、厳剛新道わすぎるとマチガ沢出合い、ここまでくると深山の雰囲気が漂ってきます。このあたりから係員の予言通り、空模様が悪くなり、一ノ倉沢に到着すると大粒の雨が降ってきて急ぎ足で土合駅めざして下っていきました。ポチが我先に走りとうとう姿が見えなくなってしまいました。「団体行動の取れない奴やなぁ」とぼやいていたら何と車から傘を持ち迎えに来てくれました。(それならそうと言えば悪口言わなかったのにゴメン)

谷川岳慰霊碑公園
ロープウエイ駅から湯檜曽に下る時、スノーセードのトンネルの左手前に谷川岳で遭難死した八百人余りの岳人達の慰霊碑のある公園で車をとめ合掌させて頂きました。

日本一のモグラ駅 上越本線・土合駅
上越本線の下りの土合駅は地下にあり462段の階段を下りてみると、ホームまで残り20段というところにさしかかると、突然地下風にあおられ「列車が来るぞ」そう判断して急いでホームへたどり着きました。ホームでは鉄道マニアの青年たちが列車を撮影すべくスタンバイしていました。二言、尊、言葉を交わしていると特急列車が通過、あっという間の出来事でした。ここも登山だけだと「通過点」にしかすぎません。

湯檜曽温泉・湯の陣
雨のため早めに宿に到着です。今夜のお宿は「湯の陣」です。ここはひとりで女湯に入りました。
携帯電話をみると孫達から「爺ちゃんお誕生日おめでとう」の動画が届いており感激しました(怪我のことは内緒にしています)

そして翌朝
11月3日(火)
朝起きると、何と一面に雪が積もっています。夕べのうちに積もったのでしょうか。紅葉に白い雪が積もり幻想的です。7センチは積もっています。車の上の雪を落とし、大阪に向けてしゅっぱ〜つとなりましたが新潟周りで帰ることにしました。途中タイヤチェーンの規制があれば長野経由にUターンをするつもりでしたが雪の烈しい箇所は越後湯沢あたりだけで日本海を眺めながら午後5時30分には帰着していました。
今回は私の不注意による怪我のためコース変更を余儀なくさせてしまいましたが、登山に夢中になる前には、こうして3人で温泉巡りをしたことを懐かしく思い出して楽しみました。今回、行けなかったコースは来春の桜の頃の平日にリベンジすることにしました。
ご迷惑をかけた同行者は勿論、国民宿舎、消防署、病院と各方面の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

(教訓)
●保険証はコピーでなく原本を携行すること
●たとえプライベート登山であつてもレスキュー用品は省略しない
●滞在費は少し多めに