Yamatabi CLUB |
全8ピッチと下部岩壁の2ピッチ。順番待ちを繰り返しながら「さすが〜バットレス〜!」と独り言を叫びながら登攀を楽しみました。他のパーティはビレイヤーとの連絡はほとんど笛か声の合図でしたが、私達は無線を持参し交信しながら登攀を続けました。 時には樹林帯の中を歩き次の岩場に取り付きます。600メートルもある岩壁への必死の登攀で喉もカラカラで声も出ません。 今回は不思議と「あっ、!落ちるかも!」と言う場面には遭遇しませんでした。それどころか、そそり立つ岩場をジャンプする箇所も、わくわくしながらコント55号ではありませんが「飛びま〜すっ!」と言って楽しむことが出来ました。一度だけ懸垂下降を楽しむ場面があり心が弾みました。富士山も姿を見せてくれ、こんなにも間近に見えることに驚きを隠せませんでした。 |
登攀終了でホッと一息 | リーダーもホッと一息 | 忘れ物するなよー | いやー満足満足 |
最高だね!ハッハッハッ | 終わったなー | 北岳頂上に上がってデン | やーよく来たね |
今日の富士は最高ですね | みなさん満足 |
ハラへったー | 元気が出たぞー | いやー楽しかったなあ | 同じ山岳会の会員さんと会いました |
こうして思いがけない北岳バットレス第四尾根の登攀は快晴のもとで幕を閉じることとなりました。先にゴールしたリーダーが私達を待ち受けてくれており、「よく頑張ったね。おめでとう」と握手をしてくれました。しばらく放心状態の中、空腹である事に気が付き行動食を、むりゃぶりました。3組6人が揃ったところで北岳頂上、三角点との出合いを楽しみ、下山途中の八本歯のコルからバットレス第四尾根振り返り余韻を楽しみながら
テント場に到着したのが午後5時30分、何と朝4時にテント場を出てから下山も含めて12時間30分も岩場や登山道にいたことになります。 テント場に着くと夕食の支度と明日の出発の荷物作りを終え、ビールで乾杯を済ませました。山小屋の情報によると、この日は満室でフトン1枚に2人の割合だった様です。背負う荷物は多くなりますがテントは高級ホテル個室なみで最高!。 |
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大樺沢上部から見た北岳バットレス第四尾根主稜 |
池山吊尾根分岐 | 八本歯のコルの上部 | 下山有るのみです | 帰路も軽い足取りで |
大樺沢を下る | テント場は花盛り | 帰ったよー | 疲れたよー |
あー帰った帰った | 会長今村組大満足 | 今夜は豚汁ですよ | 美味しく出来ました |
ウイスキーは無いよ | お漬物もありまーす | 何かあらへん | おやすみなさーい |
9月21日 月曜日。 翌朝も天気に恵まれ、夜露にこそ濡れましたがテントの撤収もすみ、貴重だったスリッパ2足を小屋に返し下山となりました。広河原発9時のバスに乗るべく午前5時出発となりました。仙流荘に戻ると駐車場は満杯で道路にはみ出して駐車していました。仙流荘はまだ営業しておらず伊那市内にある「さくらの湯」で垢落としと昼食を済ませ、多少の渋滞に巻き込まれながら、出発地点であるJR六甲道駅に戻り着いたのが午後8時を過ぎていました。 |
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テントをたたんで | 荷物を纏めて | さあ帰るよ | 広河原山荘到着 |
白根御池山荘前で | 途中札幌のアルピニストの女性と | 広河原につきましたよー |
広河原から見た北岳の全容 |
今回の山行の感想 |
田中リーダー | 台風の接近で天候が心配されましたが 幸いにして悪影響を受ける事無く 好天のもと良い山行ができました。 3パーティーそれぞれにルート経験者がいましたので もたつくこともなく 慌てることもなく スムーズに楽しめました。 テント泊と登攀 それぞれに必要な装備を揃えると かなりの量になりますので 極力抑えたつもりでしたが、それでも20K越になりました クライミング技術と共に体力強化が絶対条件になります。この山行は(体力・クライミング技術・ザイル操作等)を充分に訓練してから臨まないと他のパーティにに迷惑をかけます。 今回は時間に余裕があったので下山に知らない道を使ってみました。木の根の多い道でしたが上りには良いかも。 |
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会長 | 今回は、会員以外の女性の参加で新しい仲間が出来たことがとてもよかった。天気もよく最高でした。 | ||
今村 | 中味の濃い山行でした。トレーニングのゲレンデ「不動、雪彦、御在所」が、よかった。 45年ぶり(現在68歳)にバットレス登攀したが最高によかった。 |
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村上 | 行く前からテンションが高く、登攀に関しては何の不安もなかった。今回は会員外参加のザイルパートナーに強い師弟愛を感じました。トレーニングでロープの操作ができるようになりました。 | ||
岡本 | 大滝の下までのアプローチが昨年よりしんどく感じました。歳かなあ。全10ピッチの全リードは今後何かの役に立ちそうです。 でも もう しんどいなあ。 |
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久田 | 思いがけない参加許可で、夢が実現できました。北岳バットレスは はてしなく無限の世界でした。来年もういちど、できれば待ち時間のない平日を利用して再度チャレンジしてみたいと思いますがザイルパートナーがどう返事するかしら?・・・・ 。 |
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文:美智子姫00000 |
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