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| 朝早く、タンボチェのロッジでのこと。 隣のジャムジャム社長の部屋から,「ギャアアアアアーーッ!」雑巾を破ったような(絹ではありません)、何とも言えない声が聞こえてきました。あわてて隣の部屋に入ってみると、いつの間にかベッドの下に黒い犬が紛れ込み、腰を抜かさんばかりに驚いていいるところです。 ノートを床に落とし拾おうとしたらかがんだらベットの下に犬がいたのだそうです。本人には悪いけど笑い転げるしかありません。いつ部屋に入ったのか、どうして入ったのか全然わかりませんが、とにかく犬とともに一夜を過ごしたのは間違いありません。ワンとも言えない話です。 午前8時ポーターの皆さんと一緒に高度4343bのディンボチェに向けて出発です。朝は氷が張りとても寒く感じます。15分ほどでディプテェという集落を通過しました。  | 
    
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| タンボチェより、エベレスト、ローチェ、アマダブラムを望む | |
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| カンテガ、タムセルク | クンデリ | 
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      午前8時ポーターの皆さんと一緒に高度4343bのディンボチェに向けて出発です。 朝は氷が張りとても寒く感じます。15分ほどでディプテェという集落を通過しました。 「ポンジュール!」の声を残してフランス人が通り過ぎていきます。足が長いのかとても早いのですがすぐ休憩をしているのが特徴です。空気が薄く感じられるのか歩行もだんだんつらくなってきます。正面にはアマダムラム・カンテカ・タムシェルクが美しい。  | 
    
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| ポーターさんたちは朝早くからメンバーの荷物を運ぶ準備に大わらわです。 | ||
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| 埃対策もバッチリ…サングラスに黒いマスク…誰が誰か解りません。この辺りに銀行が無くてよかった。 | 
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| タンボチェからはイムジャコーラに架かる吊橋までほとんど下りの道です。 途中樹林の切れ目から、対岸の中腹を通る一本の道が見えました。マッチンドラー氏に尋ねるとパンボチェからポルチェに行く道とのこと。今年の5月に新木さん、湯浅さん、高橋さん達が通った道だと教えてくれました。 その一言に懐かしさを感じました。此処に来るにあたり、このお三方にはいろいろとアドバイスをいただきました。 歩く速度について心配しましたが、「マッチンドラー氏なら信頼がおける、任せておけば大丈夫。負担が無いようにゆっくり歩いてくれるから」新木さん達のアドバイスには勇気づけられました。 まさにそのとおりです。私はマッチンドラー氏の足跡をトレースするように歩いて此処までたどり着きました。 安心しています。  | 
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| イムジャコーラに架かる吊橋辺りは多くのトレッカー達でごった返していました。 | ||||
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| アマダブラム | 
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| エベレスト街道はトレッカーたちが自由に歩いています。 我が物顔で人を押しのけるように追い越していく人。高山病にやられたのか夢遊病者のようにフラフラと歩いていく人。大股でどんどん歩いていく人。多くの人たちが行きかう中、ヤクが通ります。ポーターさんがとおります。 エベレスト街道は大賑わいです。 正面にはアマダムラム・ローチェ・ヌプチェリッジが美しい。  | 
    
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| 右にローチェ、左に繋がるヌプチェリッジの向こうに雲煙を上げるエベレストの山容が伺える | 
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| パンポチェでお茶を頂き4010bのソマレの集落で昼食。ここでクライミングリーダーの「ニマ・シェルパさん」と合流。今日もジョンの食欲がありません。脈拍数も溶存酸素量も安全枠の中に入っているがもう4日ほどほとんど食べられていない。ポカリスエットとマンゴージュースで生き永らえている様子。私の方が元気みたいです。 | ||
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| 比較的なだらかな山間の道を歩きながら遠くに今夜の宿のディンボチェを発見しました。 「もうすぐですよね」と言うと「2時間くらいあとね」と軽く流されてしまいました。 エベレスト遠征隊の荷物を運ぶヤクやポーターの姿が多くなってきました。ここらへんにはトレッキングの人達はほとんどいなくてエベレストやアイランドピークなどを目指す人達ばかりが多くなってきました。  | 
    
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      途中で出合ったポーターさんの荷物が他のポーターさんと違うのでマッチンドラー・リーダーに聞いてもらうと、「墜落したヘリコプターの残骸を運んでいるのだ」という返事。 「エエーッヘリコプターの残骸」 驚きました、ドキッとしました。人の力で運ぶなんて日本では考えられないことです。 ここらへんではヘリコプターの墜落は日常の出来事なのでしょうか? どこまで運ぶのか詳しいことは聞きませんでしたが、大変な作業ですね。  | 
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| ニマ・クライミンガイドはアイランドピークから降りて来たガイドからアイランドピークの氷河の状態や氷壁の状態を収集しています。今は安定しているという話、ちょっと安心です。 ニマさんは私達のガイドを引き受ける直前にはヨーロッパ隊をロブチェに案内してきたという猛者です。  | 
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| やっとディンボチェのロッジに到着です。 ここで2泊するという事なので、まずは洗濯をしようと小さなタライを借りて洗剤を溶かすのですが全然泡立ちません。富士山の頂上で洗濯をするようなもので手は冷たくて凍えそうです。気温は-3度。ポーターさんに250ルピー出せば洗ってくれるらしいのですが女性はちょっと恥ずかしいでしょ!? ジョンはズボンと山シャツ、Tシャツ、靴下2足を頼んで250ルピー払っていました。私は洗剤が泡立たないのでお湯をくれと言うと有料だといいます。それでもいいからとお湯を2杯もらって1000ルピー支払いました。(なんかおかしいねっ!) 次はシャワーです。入山してから1週間が経ち汗もかかないし毎日ウエットティッシュで身体を拭いてはいるのですがシャワーがあると聞けば入りたいのが女性〜。勿論有料ですよっ!。脱衣所はないし料金分のお湯が出てしまうといつ止るかわからない恐ろしいシャワーに何とか入り寒さで震えながら食堂のストーブに当たりました。ここのシャワーの仕掛けは天井につけられたタライにお湯を張り、それを小さなシャワーの口から落下させるというもの。落下量も落下速度も調整はできない。もう絶対シャワーには入らへんぞっ!臭くっても知らんぞっ!。 このロッジでジャムジャムクラブのお客様とバツタリと出合いました。神戸の港労山の方ともう一人は岩手県早池峰山岳会の方でした。 高山病で弱っておられるご様子で明日にも下山すると言っていました。  | 
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| 氷点下の外で洗濯物を干すと あっというまにカチンコチン…立体裁断ならぬ立体乾燥でした。 | ||
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| ロッジの食事はこんなもん | 
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| 「ディンボチェ・ロッジ泊」 | 
| この日のコンディション | 
| 今日はアップルパイを頼んだが一口食べてもう駄目。ジャガイモとゆで卵が主食みたい。喉が荒れてゲホゲホの連続。ハナ、タン、セキがいとまなく続く。夜は眠れるからまだ大丈夫。 | 
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