2022.08.10
「よさこい鳴子踊り」・「阿波踊り」観覧三昧の旅 一日目
やっと、やっと実現しました。何年も前から希望をしておりましたが宿泊地の確保が難しくて、今回は高知市から少し離れた香南市の宿を確保して貰えました。同級生の集いは「松山、和歌山、奈良、大阪」から、それぞれが出発し高知市で合流することになっています。 
●第1日目 8月10日(水曜日)晴れ
①松山からは自家用車で私達を出迎えてくれるべく琴平からJR高知駅へと向かいます。
②和歌山からは午前5時35分の徳島港行のフェリーに乗りJR高知駅12時28分着の高速バスで合流します。
③大阪からは午前6時30分発の高速バスで JR高知駅11時46分着で合流します
④奈良からは家族と自家用車で金毘羅詣りを済ませ高知駅にお昼ごろ到着して合流します(家族は高知見物をしながら最終日に妻と再び高知で合流するらしい)

和歌山からの到着(12時28分着)まで時間があるため、駅前の無料PCR検査場で検査を受けようと言う話になりました。「もし・・陽性と言われたら旅行が中断するけん、受けるのやめよう」「いや、それはそれで大事なことや」などと論議しましたが結局安全性を尊重して受けることにしました。わずか20分足らずで結果が出て全員「陰性」これで無事旅が続けられます。
全員が合流しましたので予約していた昼食場所に向かいました。昼食を終えて車は某デンキ店の駐車場へ停めました。運転手を残して女3人歩いているとガードマンに呼び止められ「どこに行きますか?」どこからどう見てもよさこい見物に決まっています。「ここは店に来るお客様専用の駐車場だから通行できません」と私達を制止しました。幸いに運転手は離れて歩いています。「ここを通り抜けするだけやけんど、それもいかんの?」押問答が続きましたが、ここはべっぴんさん(?)の勝利です。何とかスムーズに通過することができました。運転手は私達が制止されている間に、うまく通り抜けに成功(お買い物客でなくてごめんね) 
 何処かのグループの記念撮影を横からちょこっと「失礼」 でもね左のカメラマンさんより 私の方が絶対に良いポジションだわ
高知県の民謡「よさこい節」を元に作られた「よさこい鳴子踊り」の楽曲に合わせて、踊り子たちが街中で踊るイベントとして始まった「よさこい祭り」が発祥と言われています。
徳島の阿波踊りに対抗する形で始まったこの踊りですが、当初は日本舞踊を元に盆踊りスタイルでしたが、そこから発展をして、様々なダンスの要素取り入れたりしながら、独自の文化を築きながら、現在では全国でよさこい踊りのイベントが開催されるなど、大変な人気を集めています!
半年から1年という長い時間をかけ、困難を乗り越えて、わずか数分の演舞に全力をかけるという、この「一瞬のきらめき」的な要素が、よさこいをやったことある人にしか分からない1番の魅力ではなないかと思っています。

高知駅前には無料のテントが立てられており空席もあります。テントの中にうまく4人が座れましたので駅前演舞場でよさこい鳴子踊りの見物となりました。「♪高知の城下へきてみいや~じんばもばんばもよぉおどるぅ鳴子両手によお踊る♪~」軽快なリズムで私達を楽しませてくれました。「これかぁ!これがよさこい鳴子踊りなんやっ!」やっと、ほんまもんの高知県人になれた気がしました。
鳴り物は美しい音色を奏でるよさこい楽器の「鳴子」。よさこい踊りではこれを手に持って鳴らしながら踊ります。
テントの中なので直射日光は浴びてはいませんが熱気で汗がポタリポタリと落ちるほどです。途中でガリガリくんの差し入れをして貰い体内温度がクグーンとさがりました。3時間以上は見物したでしょうか。
もうそろそろ、宿へ移動しようと某デンキ店の駐車場へ行くと、私達を制止したあの時のガードマンがまだ立っていました(笑)心の中でごめんよと言いながら高知市を後にしました。中心地を抜けると祭りとは無関係でとても静かです。

宿泊先の高知県香南市にある「海のやど・しおや宿」は、宿泊費3000円のため食事は夕食・朝食とも付いていません。途中のスーパーで買い出しを済ませ宿に入りました。

まずは風呂で汗を流すのですが・・(アクシデント其の1)低料金のためタオルなどはありません。女子はそれなりにタオルを携行していましたが男性は・・・風呂場にあったスポンジで身体を洗い、湯上りは下着等で代用したとのこと(想像して大笑いしました)
入浴後は食事をしながら積もる話は山より高く、海より深く、地元の同級生に電話を掛けると同級生の訃報が発覚しました(高齢だもん、3年も会わないとそんな現実もある)
翌朝の観光地を龍河洞と決め、宴会を終えて就寝するはずでした。しかし布団に入ってからも話は終わらず、とうとう午前1時を過ぎてしまいました。「もう寝るっ!」どちらからとなく就寝宣言をしてやっと部屋の灯りが消えました。
終わりに
長い間温めてきた「よさこい祭り」への参加が、やっと実現できました。
奈良から、和歌山から、松山から、大阪からと多方面から出発して高知で合流です。高知駅前ではPCR検査も受けました。夢にまで見たよさこい祭りです。
「高知県で生まれながらよさこい祭りを知らんがかよ?」と言われとても気にしていました。3年ぶりに開催はされたものの宿の予約は至難の業であります。
「庭先のテント泊でも良い」と言う強い意志を伝え、四方八方走り回ってくれたサチ君に感謝し、楽しい故郷のまつりを堪能することができました。
人間諦めずに生きていれば希望は叶うものです。これからの人生次なる希望を見つけ前進するのみであります。(笑)