阪急電車・池田駅~(阪急バス)東畑~石澄ノ滝~六個山~青空展望台~阪急電車・箕面駅
3月18日の山行予定を雨のため21日に変更しました。最近の天気予報はよく当たるので少しでも雨の心配があるときは順延することにしています。集合は阪急電車池田駅9時30分です。順延したことを正ちゃんに知らせましたが「なしのつぶて」です。来るのか?来ないのか?馬券を買って結果を待っているみたいです。馬券はアタリで正ちゃんが改札口から出てきました(笑)全員集合できました。 
箕面の滝があまりに有名なため石澄ノ滝はあまり知られていません。石澄ノ滝は池田と箕面の市境の石澄川の上流に登山道を登って行った先にあります。
やまたび倶楽部としましては初めて池田の町にやってきました 池田の町は落語の噺によく出てきます 
阪急・池田駅から井口堂行きのバスに乗車し東畑バス停で下車。東畑の交差点から閑静な住宅街の急な上り坂を「こんな坂いややなぁ」と早くも愚痴りながら登山道の入口に到着しました。中学生らしい少年が3人自転車を停めて同じコースを歩くみたいです。
住宅街を抜けたあと林道に入っていくと崩れかけたと言うよりはほとんど原型をとどめない廃屋が次から次へと出てきます。所有者のいない小屋同然の物も目に入ります。住宅のような建屋もあり土産物屋さんやお茶屋さんをしていたであろう建物も見受けられます。しっかりとした石垣の上に佇む廃屋もあります。
しばらく行くと、今にも朽ちて落ちそうな丸太がかかっていました。3人組の少年が前を歩いていました。2人の少年は丸太を渡り、ひとりは迂回しています。(勿論・・我々も迂回です)このコースは「健脚向け」と資料に記載されていますので少年たち以外にハイカーは誰にも出会いませんでした。 
途中にある寺院らしき建物のそばには野仏もまつられていました。何度か沢を渡って滝に辿り着きました。滝の近くで少年らしき悲鳴が聞こえました。感嘆の声ではなくアクシデントがあった様です。少年の中にひとり水びたしの子がいて飛び石を失敗して水の中にドボンしたらしい。(自然と触れあって、いい体験だわ)滝を後にして少年たちは六個山に登るかどうか迷っていました。「こんな爺婆が登るのだから行こうよっ!」と促すと、少年たちも六個山に行く決心をしたようです。
二体のお不動尊を従えた 石澄ノ滝は登山口から約30分ほどで到着できる秘境感のある神秘的な落差25mの滝です。
本日のリーダー ジェンヌさん
 滝の見学を終えた後は六個山に繋がる登山道を登って行きます。滝の手前まで戻り、広場の右奥の谷沿いの急登を登るのですが、これがまたきついのなんのって。お助けロープが至る所に掛けられておりバランスを保つため必死でロープを持ちました。足元は濡れておりツルツルと滑ります。「落ちるなよ~!」みんなで声を掛け合って進みました。このワクワクドキドキ感のスリルはたまらなく楽しいです。新緑には少し早いですが気持ちの良い汗をかきました。「こんないいコースがあったなんて」と、みんな大満足です。
 途中で3人の少年が戻ってきました。「えっ?もう六個山まで行って来たの?」「しんどいから途中から引き返しました」「そう、そんなら飴ちゃんあげるから気を付けて帰りねぇ」と飴をプレゼント(さすが大阪のおばちゃんだぁ)
大阪市内遠望 
きつい岩場を通過して尾根筋に出ると快適な登山道が続きます。見下ろす光景は生駒山やアベノハルカスなどが肉眼でよく見えていました。
「ホーホケキョ、 ウグイスの鳴く声がすれど 姿が見えず見えず」 ジョンの大きなカメラが手持無沙汰の様です。
時折風に乗って新芽の匂いも感じられ春を感じることができました。
見たことのある建造物や風景などを尾根から見下ろしながら登っていくと 六個山の頂上に到着です。頂上では先客さんがお弁当を広げて昼食を楽しんでおられます。 
六個山(ろっかやま )の頂上です
六個山(ろっかやま )は、大阪府箕面市に位置する標高395.8mの山です。北摂山系に属し、二等三角点名は「松尾山(まつおやま)」です。頂上に到着して驚きました。とても広い山頂に大勢の人が思い思いの場所で昼食を取っていました。(別コースから登ってきたようです)まずは二等三角点で久しぶりの「デンの記撮影会」を済ませ丸太の椅子を見つけてランチタイムです。風もなく天気もよく最高の山行となりました。

「丸太椅子 おむすびコロリン 土の上」 junkoちゃんがお弁当箱をひっくり返すアクシデントもあり笑い声の絶えない愉快な時間を費やすことができました。
阪急電車・箕面駅がゴールです 電車に揺られて我が家へ
下山は下りのみの楽々コースです。ゴルフ場近くにはボールが飛んでこないための網が張り巡らされており美観を損ねる場所もありました。「こんなとこまでボール飛ばすなんてヘタクソなんやね」とかなんとか言いながら青空展望台で休憩したり、わんぱく広場で休憩したりしながら見覚えのある箕面の滝道と合流しました。目の前に箕面駅が見えています。ゴールです。時間が早いため梅田で反省会をすることにしました。Junkoちゃんはリーダーの責任を果たし緊張から解放されたのか少しお疲れモードのため途中の石橋駅でお別れしました。4月の例会は正ちゃん担当の伊丹の酒蔵コースの予定です。
終わりに
「びっくりしたなぁもうっ!」そんな驚きの楽しいコースでした。箕面の滝もいいかも知れませんが、ほどよい岩場歩きのスリルが楽しめて楽しかったです。時を同じくして六甲山・西山谷の西山大滝(高さ約20mで、約60度の斜面)で、53歳男性が岩場を登っていて滑落して死亡と言う痛ましい事故がありました。私達にはもう沢登りは無理ですがどんな岩場歩きでも危険が伴うことを肝に命じて安全な山歩きをしたいと思っています。
 事故のあった西山谷はどんなところか 私たちが2008年と2009年に遡行していますので下記URLからご覧ください
https://hime8kin.net/yama/080923nishiyamadani.html
 https://hime8kin.net/2010yamatabiclubwww/sankokiroku/090530nishiyamadani.html