熊野古道・伊勢路トレーニング「其の1」こんなにきつかったか?中山最高峰2018.9.18

 
熊野古道・伊勢路トレーニング「其の1」こんなにきつかったか?
阪急山本駅~山本の岩場~中山最高峰~中山寺奥の院~清荒神駅
5月に熊野古道・伊勢路の第1回目のファンファーレを鳴らし、涼しくなったら再開しようと計画を練っていました。暑い中をガムシャラに歩いて熱中症になると大変です。特に今年の夏は外気温38度を超える日が続き、わずかな距離を歩いても高齢者には・・・きつい。つらい。
10月3日より熊野古道・伊勢路第2回目を再開するにあたり、詳細の打ち合わせ、体力強化、メンバー同士の和を求めて阪急山本駅に集合しました。今回は熊野古道フルメンバー「ウッチー会長、ジョン、靖ちゃん、junkoちゃん、姫」の5人です。出発前に、ちょっと笑えるアクシデントが発生しましたが20分遅れでスタートすることができました。 
 中山駅前の花壇には曼珠沙華が咲いており「おお〜!もうすぐ彼岸だね」と秋の訪れを肌で感じることができました。
♪♪紅い花なら 曼珠沙華 オランダ屋敷に雨が降る~♪♪(出ましたっ!姫のご当地季節ソング〜♪)
トレーニング場所には六甲山をよく利用するのですが、中山連山の山本からのコースは岩場トレーニングも出来て、のんびりと歩ける楽しいルートなのです。
山本駅にはリュックを背負った年配ハイカー達がチラホラ。三連休明けで混雑はなさそうです。所々にある標識のお陰で、スムーズに住宅街から山道に入ることができました。
山道に入ると迷う箇所はなく、快適に進みます。途中、最明寺滝に立ち寄ることにしました。登山道から少し外れていますが、信仰の滝らしく、厳かな雰囲気の漂う場所です。掃除に来ている信者さんらしき人も数人いて地元の人達で守られている様です。
登山道に戻り、しばらく歩いて行くと岩場の下に到着しました。ここで少し休憩を取り、気合を入れて岩場に取り付きました。みんな思い思いのコースを選び登って行きました。振り返ると雨上がりの美しい町並みが見えています。この日は天気も良くて遠くには六甲山系、甲山、明石海峡大橋も見えていました。
鉄塔を過ぎると尾根道に入り、そこからは、平地歩きやアップダウンを何度も繰り返し「えーっこんなにきつかったかなぁ?」と、つぶやくほど、歩いて、歩いて、歩き続けました。眼下にはゴルフ場がいくつもあり芝生のグリーンがとても綺麗でした。
三日月岩で昼食を取るつもりでしたが、ぶりかえしの真夏の様な暑さにダウン寸前、日陰を求めて歩き続け、やっと、ほどよい広場と日陰を見つけて30分間の昼食タイムです。ウッチー会長のラーメンの美味しそうな匂いがたまりません。それぞれ思い思いの弁当を頬張っていると一人のおじさんが迷ったらしく地図を見ながら私達に「 武田尾に行きたいのですが」と尋ねてこられました。「どちらから上がってこられましたか?」 「中山観音から上がって最高峰を経てここに来ました」「それは最高峰で間違われましたね。頂上広場からは、こちらに来られた道と違って、反対側の北の方向に行かなければいけなかったのです」「そうでしたか。じゃあ今日は山本に降りて帰ります」
そんな会話をして別れました。
昼食を終えて中山連山最高峰に向かうのですが「アクシデントその2」が発生しました。「足が攣る~歩けない~」とジョンの叫び。アミノバイタル、ツムラ68、ロキソニンを服用し、マッサージを施し様子を見ました。辛そうです。どうにか歩ける状態に戻り中山最高峰に辿り着きました。 
午後1時を過ぎているため頂上には誰もいません。「デンの記撮影会」をすませ中山寺奥の院へ向けて下山開始です。
中山最高峰の頂上広場にて
台風21号の影響で木々は倒れ、根っ子が剥き出しになっている大木を何本もみました。秋を告げるミンミンゼミは標高が高い山地に生息していて「ミーンミンミンミン」と、せわし気に鳴いています。時々コオロギの鳴き声がしたり萩の花や毒キノコが顔を出したりと気温は真夏の様に暑いのですが秋を満喫しました。
奥の院までの下りの道は急な石ころだらけの道や台風の余波で水が登山道の至る所に流れており、スッテンコロリンもあったりして何とか奥の院に到着しました。またまたここでしばし休憩です。登山届けには下山予定時刻午後2時30分と届け出をしているのですが・・・もうちょっとかかるなぁ。
色々アクシデントを楽しみながら清荒神の登山道に到着したのが4時でした。この日は平日なので屋台もなく人通りも全く無く、商店街は閉店時間が迫っているような感じをうけました。今年オープンしたと言うお店が一軒だけ営業をしており「反省会」をすることができました。

ウッチーは神戸方面の電車に、junkoちゃんは歩いて宝塚へ、靖ちゃんとジョンと姫は梅田方面の電車とそれぞれが帰路に着きました。
第2回目のトレーニングは「六甲・油こぶし」の予定です。
  感   想
 ●ひ め
今回トレーニングとは言え、かなりロングコースのきついコースでした。「こんなに頑張らなくても伊勢路歩けるんちゃうの?」と思いつつ、歩きながらチームワークはバッチリでトレーニングの目的を達成しました。次回はもう少しゆるゆるコースを計画してほしいです。(ちゅうか・・もう油こぶし六甲って決まってるし~笑)伊勢路はこんなにつらくはないと思うとトレーニングで頑張っておけば本番が楽しいかも・・・
 ●JON
 まいりました。しばらく山歩きをしていなかったので、ひょっとしてバテるかも?と思いながら家を出ましたが案の定、駅の階段で足の重いこと重いこと。三日月岩を過ぎて昼食を摂り、午後のスタートをした直後足が攣り始めました。傾斜がきつくなると曲げられない状態が続き、座り込まなければいけないほどです。だましだまし最高峰にたどり着きましたが、もう大変。こんなに攣るのは初めてかもしれません。下りに入ると同じように歩けるのですが、少しでも上り傾斜になると痛みとの闘いでした。どうにか中山寺奥の院まで下りて、長めの休憩を摂ったあとは何とか清荒神駅まで辿り着けました。やはり2週間おきでは山に入りたいものです。
 文:美智子姫00 
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