友、遠方より来る from 横須賀 to 大阪 2018.9.12-13

 
「夏休みが取れたら大阪に行きます」その約束は早くから決まっていました。いつもは私の家が宿泊地となるのですが、奥様とワンちゃん3匹がいるためペットホテルつきの宿を探していました。しかし「タスキに長し、帯には短し」で思う様にありませんでした。やっと予約ができたのがミナミのど真ん中の日本橋でした。
大阪を案内するにあたり、まずは本人達の希望を聞きました。大阪に住んでいると、どこが大阪らしい場所なのか全く思いつきません。本人達の希望は「大阪城と、ユニバーサルスタジオかな?」雨ならどうするか、ホテルの位置はどこにあり、どこで食事をするのか等、充分下見を済ませ受け入れ態勢を整え再会の日がやって来たのです。
9月11日(火曜日)の夜は琵琶湖の畔のキャンプ場でワンちゃんの疲れをとりました
9月12日(水曜日)
9月12日午後3時過ぎ、私達は日本橋のホテルロビーにて横須賀からの岳友夫妻を待ちました。しばらく待っていると懐かしい顔がロビーに現れました。チェックインを済ませ挨拶もそこそこにミナミの町に繰り出しました。
まずは「月の法善寺横丁」の歌で有名になった水掛不動さんへ。歩きながら月の法善寺横丁のセリフを語りながら、水掛不動さんに「夫婦の永遠の愛」を誓って貰いました
それにしても・・水掛不動さん周辺に観光客が見当たりません。いつもなら写真を撮るのに邪魔になったり、水掛不動さんに辿り着くまでに並んでいたりするのに・・いま、ミナミの町に異変がおきています。台風の被害で関西空港の受け入れ体制ができてなくて外国の観光客が激減していたのです。人でごった返し歩行困難な黒門市場も空いている様子です。いつも「ここは日本かっ~!」と叫びながら歩く道頓堀橋も静かです。(ラッキー!)
道頓堀では姫はフィリピーナ、ジョンはチャイニーズと思われているようでしたョ。 ポチは?今や有名になった秋田犬だあ
道頓堀も台風の影響でガラガラ 食い倒れの店で食べたかったなあ…今は閉店 かにだあ
いつもなら予約も取れない食事処「かに道楽・本店」も、電話をするとスンナリOKとの事でした。観光客の団体のキャンセルのおかげです。まずは乾杯をして美味しい食事を頂きながら、再会を喜び合いました。
料理はこの中からチョイスして いただきました 座席は右側の席でした
店を出るころは、夜のとばりが下りていました。通称ひっかけ橋の上は関西空港の閉鎖で帰国できない外国の人達がグリコの看板を背に記念写真を撮る姿もチラホラ。私達も負けずと記念撮影。ネオンが灯ると景色はググッと美しくなります。「くいだおれ太郎」と写真を撮ったりと楽しい夜をすごしました。
「大阪に来たらタコ焼きも食べないとね」と、満腹にも関わらず別腹バージョンでミナミで一番美味しいと言うタコ焼きを買い、橋の上で立ち食いしました。翌日はユニバーサルスタジオに行くと言う予定でしたが予定変更して大阪見物に切り替えました。ホテル前で「また明日ね~」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★   この夜はぐっすり   ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
9月13日(木曜日)
客人は「嵐を呼ぶ男」で有名で、いつ会っても雨を連れてくる気がします(笑)今日は降りそうで降らない微妙な天候なので、傘を片手に大阪見物となりました。ホテルのある日本橋から動物園前まで地下鉄で移動して大阪城へ。城の入口では城内移動のバスの勧誘に遭い「じゃあ乗るかっ?」とためらいもせずに乗っちゃいました。楽ちん・楽ちん。脱税で有名になったタコ焼き屋の店は取り壊されたのかありませんでした。大阪城には関西空港が閉鎖状態だというのに、外国の観光客だらけ。外国の小学生の修学旅行の団体もいました。(リッチな国やなぁ!)
大阪城は外国の観光客や外国の児童の修学旅行生も見受けました
滅多に登らないのですが天守閣まで行き大阪城界隈の景色を眺めてみました。台風の影響で沢山の木々が折れているのがよくわかります。眼下を見ると人の姿が小さく見え、いかに大きくて高層な城であるかを実感しました。
大阪城を後にして今度は黒門市場の散策です。黒門市場は外国の観光客で繁盛していると言っても過言ではありません。しかしいまは観光客が入国できないため店は大変な痛手だと聞いています。そういえばゴロゴロとスーツケースを引いた人が少なかった気がします。若者の様に立ち食い、食べ歩きに少々抵抗がある我々は、結局うどん屋にはいり軽い昼食を取りました。(もっと美味しいうどん屋なかったんかいなぁ!)
道頓堀から水上見物の船に乗り、相合橋、太左衛門橋、えびす橋、大黒橋など9つの橋をくぐり、水の都大阪を味わってもらいました。
道頓堀クルーズ
再び地下鉄に乗り動物園前に移動しました。言わずと知れたジャンジャン横丁です。坂田三吉が将棋の腕を磨いた店、ミックスジュース発祥の店など紹介しながら通天閣へ。街のあちこちにビリケンさんが鎮座していましたが、通天閣の中のほんまもんのビリケンさんに触れ健康と幸せを祈願しました。エレベーターを降りた所の広場でおサルのショーが始まるらしいです。客人に「見ますか?」と聞くことなく姫が前列に陣取りました。そう、大好きなおサルさんですもの見て行かなくっちゃあ!見物料は要らないのですが芸に感動した人は感動料を・・・とザルカゴが廻ってきました。さすが大阪っ!(ネパールでも登頂に成功した時、成功報酬料を支払いました。あれと似てる~感動料だもんね)
新世界、ジャンジャン横丁、通天閣を楽しみました。
最後の仕上げは「二度浸け禁止の串カツ」です。事前に下見をして、名刺まで貰った店に行くと定休日でもないのにシャッターが下りています。営業時間は昼の11時からと書いています。仕方がないので他の店に行くことにしました。すると串カツ屋の2階から「いらっしゃい~!」と言わんばかりにダルマやのおっちゃんが覗いていました。
(リアル人形)
ということで「二度浸け禁止の串カツ」を、腹いっぱい食べて、飲んで・・・とうとうお別れの時間がやって参りました。「一年に一度は会いたいね、会おうね!お祭り野郎一號にもよろしくね!」
会う時は胸がときめきますが別れは寂しいね。「またねっ!」そんな言葉を交わしてさようならをしました。
  感   想
 ●ひ め
大阪見物と改めて言われると、どこを案内すれば喜んでもらえるのか迷います。キタやミナミは案外交通の便が良くてどこに行くにも地下鉄を利用すればタクシーで移動するよりもスムーズです。奥様は大阪が初めてとのこと、満足して貰えたかどうか不安ですがギューギュー詰めの観光ではなく余裕のある大阪を案内出来たのではと思っています。
 文:美智子姫00 
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