水分も、歩きながら給水といっても過言ではありません。スタートしてすぐ正蓮寺川の埋め立て跡地「正連寺川公園」を見学しました。正蓮寺川の埋め立てにより、川の無い橋となった千鳥橋を渡り鴉の宮へ。隣接する旧鴻池本店・邸宅の説明もあり何度も訪れているのですが説明があると、なるほどと頷くことも多いです。続いて澪標住吉神社を過ぎて淀川堤防に上がる途中、小さなトンネルをくぐりました。今までは暗いイメージでしたが子供達の壁画によって夢のあるトンネルに様変わりしていました。(こんな事したらクラックが入ってもわからん様になる~って言ってた人もいました。人それぞれやなぁ・・) |
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伝法水門 |
川施餓鬼 |
隅切弁当 |
集合写真 |
阪神淡路大震災で崩壊した堤防は現在はスーパー堤防として生まれ変わっていました。太陽はきついものの川面に吹く風は心地よく思わず帽子を持ち上げて冷風を通しました。伝法水門前では朝鮮通信使についての説明がありました。
歴史ウオークを済ませ川施餓鬼の船に乗るため、正蓮寺に隣接する「れんげ保育園」に案内されました。園内は冷房が効いていて生き返った気分でホッと一息つけました。おまけに「川施餓鬼・隅切弁当」と冷茶の振る舞いもあり有難かったです。隅切弁当は夏場で腐り易いのため3日3晩煮込み、甘辛く煮付けた伝統的弁当だそうです。質素な精進料理ですが伝統的な味わいを醸し出していてご飯が足りなく感じるほど美味しかったです。 |
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お稚児さん |
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導師の読経 |
お弁当を頂いていると少し遅れてゴールした女性が倒れ込むように入ってきました。具合が悪そうです。少し震えも出ていましたので熱中症だと思いました。お友達が何人か介抱されていて「救急車呼ぼうか?」と本人に聞いていました。本人は「大丈夫!大丈夫!」と答えているところへ責任者も駆けつけて対処していました。(あんな場合、本人に聞くのではなく責任者の判断で救急車対応を考えるべきだと自分への教訓にしました。私も聞かれたら、大丈夫でなくても「大丈夫!」って言いそうだわ。) 正蓮寺境内からは読経の声が聞こえてきました。関係者の人達が、ざわめきはじめ出発時間が迫っていることを感じ取ることができました。正蓮寺の川施餓鬼は大阪市指定文化財となっています。 |
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日蓮聖人立像を納めた御輿 |
船渡御 |
経木 |
仮設桟橋 |
『施餓鬼(せがき)とは、餓鬼道(がきどう)にあって飢えと渇きに苦しむ餓鬼に飲食を施し仏に供養することによって餓鬼を救済し、自身も長寿することを願う仏事をいうのだそうです。特に川辺で死者の霊を弔う施餓鬼を川施餓鬼といいます。川辺や船を用いて行われ、施餓鬼法要の後に、水死者の法名を記した経木や供物などを川に流します。
昔は天神祭とならぶ夏の大きな祭となっていたらしいです。現行の行事は8月26日の午前10時から特別法要がはじまります。午後3時頃から乗船場(新淀川閘門繋船場)へ向かいました。行列は先見(せんけん)、金棒(かなぼう)、旗幡(はた)、纏(まとい)、稚児、御輿(みこし)大太鼓、僧侶、団扇太鼓(うちわたいこ)、檀信徒これらの順に進み、日蓮聖人立像を納めた御輿には多数の経木も納められます。行列が乗船すると、玄題旗(げんだいき)と吹き流しを立てた船団は新淀川の中央まで進みます。先頭の船の舳先(へさき)で導師が読経をしながら経木を流し、それに合わせて参列者が御題目を唱えながら経木を流します。』 |