終了点では京都労山のグループが私達の登り切るのを待っていました。「下の棚にスズメバチの巣があるから気を付けて下さい」と教えてくれました。彼らはクライムダウンで下るそうです。時間はまだ10時を過ぎたところです。長めの休憩をしていたら若い青年2人がやってきました。一人はガイドみたいです。懸垂下降を教えるらしく、クライアントに説明をしていました。スズメバチの巣があることを伝達し注意を促しました。刺されてからでは遅いですからね。 |
トラバース時リードの滑落からロープの固定、そしてビレイヤーの脱出方法として |
休憩を終えると「滑落したトップを救助する方法」を、実際の現場に見立てた木立と岩場を使って特訓中です。「mu-さん」は何度も「もう1回、もう1回」と自分のものにするまで何度も繰り返し練習を重ねていました。この努力こそが安全登山の基本なのです。岩場の多いアルプスの山々は体力だけで挑戦すると、二進も三進も行かなくなる場合があります。ロープの基本をしっかり学び、練習し、習得してから挑戦したいものです。
トップにアクシデントが発生。垂直に登っている場合はロープを緩めていけば、足元まで下すことは出来ますが、トラバース時はそんなことはできません。 トップのアクシデントに対応して、ビレイデバイスで滑落を停止し、「大丈夫ですか?」声かけをする。反応がないものとして、救助に行くにしても救助を呼ぶにしてもメイン ロープから脱出しなければなりません。 |
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