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和佐又駐車場07:30⇒和佐又のコル07:53⇒シダンの窟08:25⇒朝日窟08:38⇒笙の窟08:42⇒鷲の窟08:48⇒日本岳(文殊岳1550m)09:00⇒
石の鼻09:10-09:20⇒小普賢岳分岐(1640m)09:30⇒頂上10:23-11:00(昼食)⇒和佐又駐車場ゴール13:30 |
奥駈け道を歩いた際に通過した大普賢岳。奇しくも同じ日にふたたび大普賢岳に登ることになりました。奇遇です。今回の登山は近所に住むクライマーさんのお誘いで新車に便乗させてもらいました。午前5時出発で日帰り山行です。
大普賢岳(1779.9m)は、奈良県の大峰山脈を形成する山の一つで、大峰縦走線歩道(大峯奥駈道)上にあります。大天井ヶ岳から八経ヶ岳へ至る山脈の中間あたりに位置し、南に国見岳、七曜岳、行者還岳と続いています。古来、修験道の山として山伏の修行の場であったため、指弾ノ窟、朝日窟、笙ノ窟、水太覗といった修験道の行場跡があり山頂付近には梯子や鎖場が連続します。石の鼻からは広大な展望が開け、南から北東方面が一望でき、晴れた日には大台ケ原、弥山、 釈迦ヶ岳が見渡せる様です。植生はブナ、ナラなどが主体の原生林を形成しシャクナゲ、サラサドウダン、ヒメシャラも多く見られます。このため秋の紅葉は非常に美しいと言われて人気の山です。 いつから山らしい山に登ってないのでしょうか?(正月に登った中山最高峰以来かなぁ)そんなことを思いながら車は和佐又ヒュッテの駐車場に到着しました。 |
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ヒュッテの玄関口には石楠花が美しく咲いていました。番犬の和佐又犬に挨拶をして、いよいよ大普賢岳へ向けて出発です。ここはトイレも水洗でとても清潔です。和佐又ヒュッテ入口左側に登山届用のポストがありましたが私達はネットで届け出を完了しているため、そのままスタートしました。和佐又山への登山道には、まだ八重桜が美しく咲いていました。 |
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大型連休の谷間の平日とあって登山者は少なく、和佐又から比較的なだらかな修験道の祈りの場でもある「シダンの窟」、「朝日窟」を経て「笙ノ窟」までは1時間ほどで到着しました。笙ノ窟は大きな洞穴となっており御神札が沢山祀られていました。 |
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▲見返り台地 |
今日は快適だあ |
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▲笙の窟 |
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▲鷲の窟 |
『笙の岩屋にこもりて 寂莫の苔の岩戸のしずけきに 涙の雨のふらぬ日ぞなき』と書いた日蔵道賢上人の詩がありました。すぐ近くには「鷲の窟」もあり道中、祈りを続けながら大普賢岳目指したことがよくわかりました。
笙ノ窟を過ぎた途端、登山道は急俊になり、階段や梯子が何箇所にも架けられていてバランスを崩すと滑落するのではないかと思う危険な箇所は幾つもありました。
「これは帰り道、注意しないといけないね」と促しながら「石の鼻」に到着です。
大きな岩に上がれば、大普賢や弥山・八経ケ岳、などがよく見えていました。ここでしばし休憩です。 |
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このコースは登山道というよりは梯子登りコースだあい |
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▲小普賢岳のコルに下る |
▲水太ノ覗きを仰ぐ |
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▲鎖場を行く…落ちれば山葵谷に真っ逆さま |
▲奥駈道に合流 |
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▲大普賢岳頂上に到着でーす |
頂上では高齢者のグループが休憩をしており、とても賑やかでした。このグループのメンバーが三角点にストック等を立てかけていたので「三角点や看板に物を置かないで下さい」とお願いをして「デンの記撮影会」を済ませました。リーダーさんは三角点の大切さを教えてあげてくださいね。 |
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▲バリゴヤの頭 稲村ヶ岳 大日岳 山上ヶ岳 阿弥陀ヶ森を望む |
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▲山上ヶ岳 大峯山寺 |
▲大峯裏行場 東ノ覗岩 (今は西ノ覗岩しか使われていません) |
大峯山寺
1984年(昭和59年)8月、大峯山寺の解体修理に伴う外陣回りの発掘調査で、山岳宗教史上の大発見として黄金仏2体が検出された。
大普賢岳山頂から大峯山寺間の直線距離は約3.5km |
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▲日本岩 |
▲稲村ヶ岳 大日岳 (尖峰) |
稲村ヶ岳(女人大峯)
標高1,726m。奈良県吉野郡天川村に位置する。
本峰と大日山(だいにちざん)の2峰がある。山上辻に稲村ヶ岳の山小屋がある。亜高山植物に富み「花の百名山」のひとつとして名高い。
山上ヶ岳では女人禁制が維持されているが、その隣に位置する稲村ヶ岳では、女性信者の為の修行の場として1959年(昭和34年)より開放されており、「女人大峯」とも呼ばれる。 |
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▲釈迦ヶ岳方面 |
▲八経ヶ岳及び弥山小屋 |
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大普賢岳山頂から弥山小屋までの距離は約4kmです |
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▲山頂で記念撮影です。 |
▲ウン?八咫烏 カア |
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▲大普賢岳山頂にて |
グループが出発し、静寂を取り戻し頂上は私達3人が貸し切りとなりました。時間は少し早かったのですが昼食を食べながら稲村ヶ岳や山上ヶ岳が望めて30分以上のんびりと景色を楽しみました。目の前の桜の木には開花を待つ桜の蕾が膨らんでいました。「ひょっとしたら待っている間に咲くかも知れないね」そんな期待をしながら山頂の大パノラマを楽しみました。 |
「そろそろ下山しようか?」桜の開花を待たずに下山するのは名残惜しいのですが、出発準備をして同じコースを下山することにしました。「下りは梯子に気を付けよう」とリーダーのクライマーさんを先頭に、その都度、注意の声を掛けて貰い転倒することなく和佐又のコルまで戻ってきました。和佐又のコルには椅子が置いてあり駐車場まであと少しのためのんびりと最後の休憩をとりました。「山は空いてるに限るよなぁ!」アルプスの混雑した山々を思い浮かべながら、大普賢岳の静かで満足の行く山行であったことに感謝をしつつ戻ってきました。 |
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▲尾根 |
▲大台ケ原ドライブウエイ |
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小普賢岳のコル辺りから笙ノ窟尾根を望む |
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小普賢岳のコル |
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▲ブナの大木 わー!私のお腹よりぶっといわあ |
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▲八重桜のトンネル |
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▲無事に帰ってきました 和佐又キャンプ場 |
反省会は解散後シャワーを浴びて再び集合し藁焼きのカツオのタタキの美味しいお店を求めて乾杯をしました。
塩タタキに舌鼓を打ちながら一杯のビールでしたが、廻る~廻る~目が廻る~。 |
●クライマーさん |
北アルプスとは違う種類の「山の深さ」を改めて見つけることができました。緑一色(麻雀みたいw)の森の中の空気は本当に無色透明で、魂が浄化されました。
同行ありがとうございました。 |
●ひ め |
いやぁ~「楽しかった!」の一言です。久しぶりに「山登り」しました。大普賢岳は大峰・奥駈け道で稜線を通り抜けた山なのですが登山口から登るのは初めてでした。久しぶりなので歩き始めは不安もありましたが環境に慣れてくるとリーダーの若者に何とかついて行くことができました。「笙ノ窟」を過ぎたあたりから急にきつくなりました。至る所に不安定な梯子が掛かっており滑落しないように注意をしなければなりません。岩場大好きの私にとって変化に富んだ楽しい山でした。 |
●JON |
あーあ。1000m以上の山には行かない筈だったのに。登山らしい登山に行ったのは一昨年の北岳・間ノ岳・塩見岳以来かな。山ってとんでもなく大変。足は上がらないし、足は攣るし、息は切れる、登ったら降りてこられないかと思うほど。天気よく頂上からの景色は初めて見るほどの好条件、山上ヶ岳の大峯山寺や裏行場の東の覗岩が撮影できたことは最高の思い出。今度はトレーニングを積んで再度挑戦しようかな。これからはクライマーさんをリーダーにメラピークを目指そうかな。もう遅いか。 |
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