湯村温泉・カニカニツアー 2018.02.08-09

 
行ってきました、湯村温泉 「行ってきました、湯村温泉・カニカニツアー」へ
「山中温泉・フグツアー」に続き、今回の旅は「湯村温泉・カニかにツアー」にでかけました。
何としたことか姫が「インフルエンザA型」にかかり高熱で寝込んでおり、出発間際まで参加が危ぶまれました。何としても行かねば・・・と気合でインフルエンザの高熱を吹っ飛ばしました。吹っ飛ばしたつもりでしたが「コンコンキツネ」も連れて行く結果となりました。アクシデントはいつどこで起こかわからないものです。
メンバーは白内障が完治したジョンとポッチー、junkoちゃん、靖ちゃん、姫の5人旅です。(コンコンキツネ付き)バスは新大阪駅が出発で、ほぼ満席状態となっています。途中のトイレ休憩を加西サービスエリアでとり、昼飯休憩(時間調整90分)を鳥取砂丘で取りました。
▲新大阪駅前 09:15出発でーす 加西SA
 ▲河原城(正式名称は丸山城 ▲車窓からの風景
鳥取砂丘は真っ白な雪をかぶっていました。「どこからどこまでが砂丘?」この日はリフトも運転休止。散策するにも雪深く砂丘は遠くから見るだけとなりました。ホテル着は午後3時と、かなりゆっくりしております。
鳥取砂丘にて
▲鳥取砂丘からJONの故郷の近くを通って1時間ぐらいで湯村温泉到着です。
部屋から見た湯村の町
 「湯村温泉」は、兵庫県北西部、日本海側の山陰地方に位置し鳥取県に接する地域で、南部は「氷ノ山・後山・那岐山国定公園」に指定されています。扇ノ山を中心に山岳が連なり、上山・畑ヶ平の高原地帯、霧ヶ滝・小又川渓谷などはブナやトチの原生林に覆われており、豊かな自然環境に囲まれています。私が本格的な登山を目指す、きっかけとなった新田次郎の山岳小説「孤高の人」にの主人公加藤文太郎の出身地でもあります。
まずは温泉に浸かり、リラックスタイム。久しぶりにのんびり~。時折コンコンとキツネが付録みたいについてきますが我慢してもらってと・・・
▲皆さん無言で宴会になりませんでした…でもね満腹満腹
今回のメーンは「カニ好きのジョン、ジョンのカニ好き」に付き合ったと言っても過言ではありません。18時から夕食タイム。カニ食べ放題がはじまりました。最初は真面目にひとり一匹運んでいましたが・・ええいっ!面倒だぁい!人数分のお代わりのカニをジョンの前にドーーーン!まぁ見事に綺麗に食べ尽していきます。カニの山が小さくなったらまた次を運んできます。ポッチーはマイペースで結構綺麗にほじって食べていました。ビールを注文したのですが、みんな飲むのを忘れてカニ・カニ・カニ。どのくらい食べたのでしょうか・・・「さすがのオイラももう満腹や」と言った時のお腹はお相撲さんの様に「カニ腹」になって帰りはカニの横ばい歩きしていました(笑)
 部屋に帰る前にフロントに行き、加藤文太郎記念図書館へのアクセスを聞くとフロント係は「知らない」と言います。なんじゃ~!知識不足じぁのぉ!「地元の有名人ぐらい覚えとけよ」と言いたいところをグッと我慢しました。若いスタッフは浜坂の有名人の説明が出来ませんでした。まずは浜坂までは町内循環バスの便が多くあることがわかり翌日に訪れることにしました。
 おばば三人のババ抜きなんてとても勝負がつくものではござんせんねえ
 部屋に帰ったら恒例のトランプ遊び。今回は景品を用意してきました。ババ抜きの勝者は圧倒的に靖ちゃん。景品はほぼ靖ちゃんの手元へ。
 ★★★★★★★★ ★★★★★★★★ ★★★★★★★★ ★★★★夜はぐっすり★★★★ ★★★★★★★★ ★★★★★★★★ ★★★★★★★★
▲早朝の湯村温泉を流れる春来川
▲湯の町散策
翌朝は朝食を済ませ、除雪の終わった道路が時々凍結しておりおっかなびっくりしながら町内循環バスで30分かけて浜坂駅近くまでいきました。途中から病院帰りの叔父さんが私の傍に座りました。右手を三角巾で吊っており「骨折ですか?」と聞くと、ガレージから車を出そうとシャッターを開けた途端、バランスを失い滑って転んでヒビがはいったらしい。雪国は何かと大変ですねとお見舞いを申し上げておきました。

あらかじめバスの運転手さんに加藤文太郎記念図書館に行きたいと言って乗り込みましたので、唐突に「お客さんここですよっ!」って促されて下車しました。
▲バスで浜坂駅近くにある加藤文太郎記念図書館へ行きました
▲加藤文太郎記念図書館 全景
●加藤文太郎記念図書館
 町内出身の登山家・加藤文太郎を顕彰して建てた図書館で、彼が駆け巡った山々をイメージし、階段の壁、書架のサインなど細部にわたり山のイメージを大切しています。また、中央天井から光を採り入れ、柱のない空間や吹き抜けにより、ゆとりある雰囲気をかもし出しています。2階は加藤文太郎の遺品や資料を展示し、山に関する図書を所蔵しています。山屋ならぜひ訪れてみたい場所であります。

大きな幼稚園が建っていて視界を遮ります。どこにもそれらしい建物はなく軽トラの叔父さんを停め尋ねてみるとすぐそこだと指をさして教えてくれました。雪景色の中からアルプスをイメージした建物が見えてきました。除雪作業をしているおじさんが「よぉ来て下さったのぉ」と言葉をかけてくれました。加藤文太郎記念図書館は雪景色の中で山の形をしており立派な建物でした。地元の人達が大切に維持管理してくれている様子が中に入るとすぐにわかります。資料館と言えばマニアックな人しか訪れることはなく、だんだん錆びれて行くのですが、ここは1階を町民の図書館として利用し2階を加藤文太郎資料館にしており人の息吹が通う合う温もりのある建物でした。山を愛する者として、一度は訪れてみたいと思っていましたが憧れの加藤文太郎に再会できた不思議な感じでした。展示されている登山靴やピッケルなどの装備を見ても、よくぞこれで山に登れたものだと思う物ばかりでした。私が恵まれた環境で山登りできるのは加藤文太郎のおかげだと深く頭をさげて退出しました。
 ▲温泉卵製作中
▲足湯これはエエ。でもね熱かったあ…さあすが源泉90度というだけのことはあるわあ
湯村温泉と言えば『夢千代日記』です。NHK『ドラマ人間模様』で放送されたテレビドラマで、知る人ぞ知る吉永小百合主演。のちに映画化や舞台化もされ、主人公夢千代が多くの女優によって演じられていました。
夢千代日記の物語の舞台は兵庫県美方郡温泉町。湯村温泉はこのドラマ放送後、「夢千代の里」として脚光を浴び観光客がドッと押し寄せました。現在、温泉街の中心部である荒湯のそばに吉永小百合をモデルにした「夢千代の像」が建てられています。また平成16年に資料館「夢千代館」がオープンし、館内には湯里銀座や煙草屋旅館内部などが再現されて、物語中で芸者たちが度々舞う「貝殻節」は山陰地方でのみ知られる民謡でしたが、このドラマで一躍全国的な知名度を得ました。
夢千代館
 ▲老舗旅館・朝墅家さんの裏門にある懐かしいホーロー看板
浜坂駅周辺は観光するところもなくカニの販売する店もなく、昼食場所は歩いて30分かかると言う平和で静かな町でした。浜坂駅から湯村温泉までバスで帰り温泉卵を作ったり、足湯に浸かったり、出来立てのゆで卵を美味しく頂きました。夢千代館にも行ってきました。
大阪行きのバスを待つ間、卓球を楽しんだりして元気なシルバーグループは次なる熊野古道大辺路への夢を語り湯村温泉カニツアーは無事終了しました。

山好きの方は浜坂方面に行く予定のある時は「加藤文太郎記念図書館」に立ち寄ることをお勧めします。遠回りをしてでも行く価値は充分あります。
みんなの感想文
 ● ポッチー
山中温泉に続き湯村温泉にも行けて、健康になった幸せを味わいました。二人で行くと喧嘩がついてきますが、皆さんと行くと仲良しで楽しいです。加藤文太郎資料館も良かったしカニも美味しかったです。
 ●JON
皆さんをカニツアーに強引にお誘いして楽しかったです。カニも満腹でした。次々とお運びしていただき、また殻は食べた後が残らないよう適時下げていただいてありがとうございました。ひきかけた風邪もどこかに行ってしまいました。
往路のバスが湯村温泉に行くのに鳥取砂丘を経由するとは思いませんでした。もう訪れることは無いであろう我が故郷を遠望出来て良かったようなそうでもなかったような。久しぶりに目の当たりにした村々は大きく様変わりをしており、何ら懐かしい所はなく子供のころの嫌なことのみが思い出されました。鬼籍に入る日が近づいているため懺悔の境地に入っているのでしょうかねえ。
 ● 靖ちゃん
毎月温泉三昧最高!今回も白銀の世界にタイムスリップ、カニで満腹だなんて初体験、温泉に浸かり過ぎてお世話かけましたゴメンナサイ。
トランプ 卓球 近場の散策皆楽しかったです、ありがとうございました。
 ● Junkoちゃん
今回も御世話になりありがとうございました😆💕✨カニを人目もはばからず夢中になって食べたのは久しぶりです。毎回考えて頂いた企画を楽しんでいます。お天気に恵まれたのも幸いしました。雪の砂丘、結構感動でした。次の 楽々旅を楽しみしています。姫さんさすが復活が早い!。
 ● ひ め
何と言っても「加藤文太郎記念図書館」を訪れたことが今回の大きな思い出となりました。浜坂町民の皆さんは地元の偉大な登山家を誇りに思い守っていることもよくわかりました。旅の目的は「観光」「食事」「宿」等、色々ありますが同行する仲間とのコミュニケーションさえ良ければどんな時でも楽しく過ごせるのではないでしょうか。全員が山好きであったこともあり加藤文太郎記念図書館はゆっくり拝見することができ大変満足致しました。
 文:美智子姫 
は平成12年(2000)に完成した東横堀川水門は、道頓堀 川水門と対になっている閘門です。①門の前後で水面の 高さが違う時に水門内で水位の調整を行い船舶を航行さ せる、②大雨や高潮で水位が上昇する時は水門を閉めて 浸水被害を防ぐ、③潮の干満を活かして門を開閉して水 質をきれいにする、という役割があります。水門が開閉す るときに船の信号がわりに出る噴水は、大阪市章「みお つくし」のかたちをイメージしてつくられたそう