RESCUE243 特別強化訓練 |
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「 横須賀のお祭り野郎チーム・鬼の強化合宿 」 |
午前7時「よく眠れましたか?」目覚まし代わりの姫の声とともに2階の入り口がソッと開きました。「蚊に喰われて寝不足です」理由を聞くとウッチーが夜中にタバコを吸うために窓を開けて閉めるのを忘れたらしく蚊の歓迎に遭ったようでした。勿論yohちゃんも仲良く刺されていました。 |
●第2日目(6月13日) | |||
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朝食を済ませジョンとの合流場所のコンビニ駐車場へ行くと既にジョンが到着していました。コンビニで弁当を買い込み宝塚にある蓬莱峡に向かいました。途中事故車両があり渋滞に遭遇したため予定より少し遅れて蓬莱峡入り口に到着です。ここは駐車スペースがありませんのでポッチーは私達を降ろすと自宅に帰るか、途中で時間を潰して再度3時を目途に迎えに来てくれることになっています。映画のロケ地にもなったと言う砂漠の様な蓬莱峡の特徴ある道を通りゲレンデに到着です。
ここは比較的毛虫はいなさそうです。また言いました「ここを登るんすっか?」「そうだよ〜」今日のカリキュラムは大屏風岩右壁を使っての登下降。登りは3ラウンドブリッジプルージックで安全策を講じます。下りはデバイスを使っての懸垂下降。 |
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2回目はプルージックの代わりにアッセンションを使って安全策を講じて登ります。そうして下降は懸垂下降、それも雑木林やブッシュを想定してトートバックにロープを収納しておいて出しながら下ります。 |
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今日も暑い一日になりそうです | 「ここを登るんすっか?」「そうだよ〜」 | ||
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支点や自己確保は確実に | さあ登り開始 | アッセンションの使い方 | |
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ゆっくりと果敢に攻める | 懸垂下降は楽しいね でも一つ間違えば大事故です | 目視 |
悪条件を想定して懸垂はロープをトートバックに入れて | ||
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ロープをトートバックに流し込む | ATCをセットして | 懸垂下降開始 |
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懸垂下降中 | ||
プルージックでの登攀下降の繰り返し、フォローのビレイ、ウサギの耳を使ってトラバースの仕方、解除の方法、ロープの掛け替え方法などメニューは盛り沢山、次々とこなしていきます。何が地獄の鬼訓練っていっても、暑さに耐えるのが大変です。ゲレンデを替えるたびに休憩をとり給水、レーションの補給も忘れません。今日のレーションはサクランボとマスクメロンです。甘くておいしいです。 | ||
岩場のトラバース |
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フィックスロープを張る準備 | リードのトラバースをビレイ | ラビットノットで進みます |
特殊なロープの使い方の話 | ||
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スリングなどを残地0でロープを回収 | 支点条件の悪い中でロープの回収 | Sシステムの話 |
小屏風岩登攀下降訓練 |
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次に小屏風の登攀下降を繰り返し昼食をとることにしました。「顔をあらってきます」あまりの暑さにウッチーがそう言って小川で涼しげに顔を洗いました。「アッ!グラサンを落とした〜」と探しに戻りましたが見当たりません。「♪探し物はなんですか〜♪みつかりにくいものですか〜?♪」姫が鼻歌まじりで探しにでかけました。しばらくして川の流れの中の堰にひっかかっているサングラスを見つけ「あったよ〜!」そうなんです。姫は探し物名人で、ある時は社員のコンタクトレンズケースを、ある時はきのこ採りで紛失したというyohちゃんの携帯電話を(結果から言うと布団の中にあった)今回は水の中からサングラスを探し当てたのです。 | |||
屏風岩 中ルートを登攀 | |||
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パートナーチェックをすませ いよいよ登攀です |
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抜けないように結んでね | ウッチーさんビレイたのむぜ | まかせときな Yohちゃん |
大屏風岩 登攀 |
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さあ行くか よろしくね | ディスクブレーキかけちゃったぜぇ | ゆっくり おろしてー |
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大屏風を最後の登攀の壁と決めジョンがリードで登ります。続いてウッチーが登攀し、そのまま懸垂下降、続いてyohちゃん、姫とそれぞれが50メートルの大屏風の壁を登攀下降終了しました。 | |||
時計をみると既に4時を回っています。「ポッチーが怒ってるかも知れないので電話するわ」と、トレーニングが終了したこと、片づけて10分後には待機場所に戻ることを告げ帰り支度をしました。 |
蓬莱峡入り口に赤いfitを見つけました。「お待ちどうさん」「お帰り〜」お互いが分担した役割を労わり合い、汗の臭いで鼻が曲がりそうではありましたが我慢して、再び「大和の湯」で汗を流しました。風呂上りに生ビールをキューッと飲みたかったと思いますがお祭り野郎達は心根がやさしくドライバーの気持ちを汲みノーアルコールで姫ハウスに帰り着きました。靴を脱ぐのももどかしく、冷蔵庫を開けまずビールで喉を潤し「これぞ!大阪!」という街並みに繰り広げることにしました。この日は大阪なんばの「かに道楽」で豪華夕食です。この話は4に続く。 |
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