Yamatabi CLUB
       装備について・山の三大用具は 靴・ザック・雨具
   
 登山靴について
登山靴の選び方
登山靴には色々なタイプのものがありますが、初心者向けには機能的で軽快なゴアテックスの軽登山靴が良いでしょう。革製の軽登山靴であっても内部構造にゴアテックスが使用してあるかどうかで快適さが違ってきます。 選び方のコツとしては、足首をすっぽり覆って固定するハイカットタイプのものを選んでください。買う際には実際に履いてみて重くも軽くもない適当な重さのものを選ぶようにします。 サイズを合わせる時は厚手の靴下を1枚履いてしばらく店内を歩き、痛いところがないか、違和感がないか確認します。
                                                                   シリオ・P.F.662-GTX)
 
靴の選び方のワンポイントアドバイス
 ・ 靴選びに適している時間は、足が浮腫んでいる夕方の方が良い。
 ・ 厚手の靴下を持参するのも一計。靴下もそろえるのなら、先に靴下を買い求めてその靴下を履いた状態で靴を合わせる。
 ・ 足の測定器を備えているショップなら先に測定してもらう。
 ・ 靴幅が足に合っているかどうかを確かめる。靴の サイズは長さで選ぶ人が多いですが特に足幅のあたり具合に 注意しましょう。
 ・ 紐を締めてはいたときに、元の状態になっているかどうかを確かめる。紐の部分が開いているようでは良くない。 その状態でつま先に少し余裕があるかどうかを見る。
 ・ 靴底にクッション性があるか 。場合によってはインソールの交換する必要がある。
 ・ 靴全体に適度な硬さがあること。
折れ曲がるようなもの、ねじれるような物は適さない。 これらのポイントに注意しながら、店の人にアドバイスを受ける。
 ・ 修理やソールの張替えが可能かどうか聞いておく。ソール張替え代金を聞いておくのも良い。
 ・ 決まったら店内をゆっくり散策してみる。(2時間履いていたという人もいます。)
 ・ 山行の日までにどうすれば良いか尋ねる。
買ったそのままの状態では使っても良いかどうか。ミンクオイルを塗るとか防水スプレーを吹き付けるとか。
 ・ 山行後のメンテナンスの方法を聞いておく。
 ・ ショップによっては当たって痛い部分を器具を使って出してくれる店もあるので聞いてみる。
靴の手入れ      
防水性が高いかどうかも靴の大切な要素。
山に出かける前に、靴に防水スプレーをかけておくと、汚れがつきにくくなり、またついてしまった汚れも落ちやすくなります。
靴を長持ちさせるためのワンポイントアドバイス 
  ・ 山から帰ったら、インソールを抜き、紐を外し洗濯機に入れる。毎回洗っても良い。紐は500円ほどのものだから年に一度くらいは交換する。
  ・ すぐに汚れをブラシでサアーっと洗い落とす。(泥が乾いてからブラシで落とす。ひどい汚れは洗い流す)
  ・ 除菌スプレーを振る。
  ・ 風通しのよい日陰で自然乾燥する。3日ほど。
  ・ 傷みは無いか、ダメージを受けてないかチェックする。特にラバーの貼り付け部分は入念に点検。
  ・ ヌパック製の靴は、乾いてから防水スプレーをしておく
  ・ 革製の靴は専用クリームやワックス、ミンクオイルなどその靴に適したものを塗り込んでおく
  ・ 靴紐はD環に通す時、上から下に通す(紐がゆるみにくくなる)
  ・ 紐をきちんと締め保管する。
   
 ザックについて
ザックの選び方
ザックは靴と同様に、色や形ではなく、ザックが背中に吸いつくようなサイズの合ったもの、そして目的に合わせた大きさのザックを選ぶことが大切です
 ・ 日帰りのハイキング
 ・ 山小屋1泊どまり 
 ・ テント泊、雪山登山
 ・ ザックの容量はメーカーによって測定方法が異なるため多少大きさに差があるようです。
米を入れて測定したり、ゴルフボールを入れて測定したりするようです。)
選び方のワンポイントアドバイス    
なるべく軽くてシンプルなデザインのものを選ぶ、ポケットやアダプターの無いシンプルなものがお勧めです。アウトポケットがいっぱいついていると便利そうに見えますが案外使いにくいです。
背面がしっかりとしていて型崩れをしないもの。雨蓋が扱いやすいもの。
雨蓋が独立しないもの。独立しているものより前側が本体についているものが良い。
価格を気にしないで、背中とザックの背面の長さがぴったりと合うものを背負ってみる。
背負いやすさとフィット感を大切にする。
ヒップベルトの位置が正しいかどうか、または上下の調整ができるかどうか。
ショルダーハーネスが細かく調整できるか。
    オスプレー
ケストレル38
ザックの手入れ
「ザックは汚れても決して丸洗いしてはいけない!」ってメーカーさんはおっしゃるが、年間4回〜5回ぐらいは丸洗いします。それも洗濯機で洗います。昨年まで使ったモンベルのザックは5年間山行に付き合ってくれました。さすが終盤はヨレヨレでしたが沢登りなど荒っぽい使い方をするときは気軽に使え結構重宝しました。
特に夏はたっぷりと汗を吸って臭くなるし、そのまま使うと非衛生的です。どんどん丸洗いをするべきです。
ザックの手入れ方法 ワンポイントアドバイス
泥がついたら、よく乾いてからブラシで汚れを落とす。
ひどい汚れは、汚れた部分だけ中性洗剤を使ってブラシ洗いをする。
洗った後は陰干し、乾いたら防水スプレーを塗布する。
ザックカバーを活用して、ザックに雨や泥をつけないようにするのも一計。
私は基本的には、山行中ザックカバーは使いません。帰路乗り物に乗るとき混雑時にはかけることはあります。
レインギア(雨具)

山の天候は急変するので、どんな低山であっても雨具、レインウエアの携行を忘れてはいけません!低山だから大丈夫と思っていても、突然雨に降られて体調を崩すことや、時には道迷いになって死に至ることもあります。
レインウエアの選び方
ゴアテックスもしくは東レなどのそれに準じる素材のもの。値段は高価ですが、一度使ってみるとその良さが体でわかります。 雨を完全にシャットアウトしてるのに、内部の水蒸気を外に逃がしてくれるので、蒸れを防ぎます。雪山でも2000m以下の山であれば防寒着としても十分利用できます。
選び方のワンポイントアドバイス
ゴアテックスもしくはそれに準ずる素材をのものを選ぶ
(価格は2〜3万円)
フードの前面につばがあって、フードが襟に収納できるもの。
いざというときのために目立つ色を選ぶ(遭難時の発見が容易、歩行時位置確認がしやすい)
軽くてコンパクトにたためるもの(岩登りや雪山用には厚手のものがよい)
縫い目の少ないもの(立体裁断)。縫い目から雨が浸透する場合がある。(複数色で無いほうが縫い目が少ない。)
ファスナーを覆うフラップが二重のもの(雨の浸入を防ぐ)
襟の上までファスナーが上がるもの。
最近は非常に軽量の物が出ています。着ている時より携行している時間のほうが多いので軽い物を選ぶほうが良いと思います。  ノースフェイス
Men'sレインテックスプラズマ
レインウエアの手入れ方法 ワンポイントアドナイス
GORE-TEXのレインウェアは家庭用の洗濯機で洗濯しても何ら差し支えありません。
洗濯の耐久性こそがGORE-TEXの最大の特徴のようです。
どんどん洗濯し、たまに防水スプレーを塗布し、乾燥後当て布をして低温でアイロンをかけることで長く使えるようです。
撥水性を損なう主要因は、雨・泥の汚れです。汚れによって撥水性が低下したウェア表面に水分が付着し、それによって透湿性が妨げられるとその部分が自分の汗で結露します。これが外部からの漏水と間違えやすい原因で洗濯によるものではないようです。
GORE-TEXの3層ラミネート製品は、20回の洗濯で、ウェアの耐水圧(目止め部分も含む)にまったく変化が無いことは、JIS規格(L-1092高水圧法)でも証明されているそうです。
撥水性が落ちることを心配される方が多いのですが、20回洗濯でも90%、50回洗濯で75%程度の撥水性低下のようです
GORE-TEX以外のレインウェアも多く出ているようですがこれらについては、ショップで特徴や取り扱い説明をよく尋ねてから購入するほうが良いしょう。