毎日新聞「記者の目」(北海道報道部帯広)から引用させていただきました。 | 安全登山楽講 |
あなたの安全のためにもう一度思い起こしてください。 |
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●このページをごらんの皆様の グループ登山に対する意識はいかがでしょうか。 | |||
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ツアーガイドは一般の登山団体の引率リーダーとは違った特殊な立場にあるような感じがします。 突然降り出した雨に小屋に戻ろうと下山促したガイドに食って掛かっているツアー参加者の男性を目にしたことがあります。 不十分な装備のツアー客を引率しているツアーを目にしたこともあります。薄いビニール合羽での参加者やスニーカーでの参加者、小さなデイパックでの参加者など数え上げればキリがありません。その場所は燕岳の上であったり、白馬岳の稜線であったり、槍穂の従走路であったりさまざまです。本当に山を知っている登山者を引率するのならガイドさんも楽でしょうが、山の経験が浅く、自分で企画が出来ない、山仲間のいない、単独行が出来ないためツアーに参加してくる人達を引率して悪条件の中を山行していくのは大変の極みだと察します。 ツアー登山中の山岳事故。やまたび倶楽部とて明日は我が身かも知れません。ガイドツアーとそんなには変わりません。むしろリーダーの技量と人数からすればガイドツアーの方が安全といえるかも知れません。絶えず危険な問題を抱えて山行をしています。 高い山に行きたいのなら、「何とか手助けをして登頂してもらいたい」と思って、やまたび倶楽部を主宰していますが。そんな中で皆さんはどのような意識を持って登山に取り組んでおられるのでしょうか。 リーダーが山行中で倒れるかもしれません。一人の傷病者が出ればその人に付きっ切りになると、他の参加者への目も届きにくくなります。一歩先を進んでルートを切り拓かなければならないときもあります。 そんな時には参加者全員でその場から安全地帯まで山行してもらわなくてはなりません。 メンバーがどのような意識付けで登山に取り組んでおられるのか、思いつくままに書き綴ってみました。 一度ご自身と照らせ合わせてみてください。 |
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自己診断してみてください。 |
・集合場所に行けば連れて行ってもらえると思って安心して参加している。 ・今までやまたび倶楽部で学んだことを、次の人に正確に伝えることが出来る。 ・登山に対して勉強をするにあたり 「山と渓谷」・「岳人」 などを愛読している。 ・登山する前に、登る山域やルートを地形図やガイドブックで調べてから参加している。 ・自分の能力・体力で行けるかどうかリーダーや仲間に相談している。 ・自分の登山に対するレベルはどれくらいなのか自己評価できる。 ・登山するにあたり季節や山域に応じた必要な装備が理解できる。 ・どれくらいの荷物を背負ってどれくらいの距離を山行出来るか認識している。 ・カラビナ2枚とシュリンゲ2本はいつも携行している。 ・危険箇所に応じてロープワークができる。 ・山で道迷いをして彷徨したことがある。 ・一般登山中に、岩登り講習や沢登り講習が役に立ったことがある。または練習しておけば良かったと思ったことがある。 ・山行する山域に見合ったトレーニングをしてから参加している。 ・日々トレーニングを積み重ねている。 ・緊急時には仲間全員で助けてくれると思っているし、自分も助けようと思っている。 ・緊急時にはいかなる状況下でも対応できるようにトレーニングをしているし、イメージトレーニングも時々はしている。 ・ツエルトはいつも携行している。 ・ビバーグをした経験がある。 ・メタやライターはいつも携行している。 ・絶えず着替えは携行している。 ・防寒着、暴風着は携行している。 ・近場の登山、天候の良い日などは雨具は携行していない。 ・山で病気を発症したことがある。 ・転倒・転落・滑落したことがある。 ・山で怪我をしたことがある。 ・救急用品はいつも携行している。 ・ファーストエイドはできるように心がけている。 ・ファーストエイドを実践したことがある。 ・心肺蘇生法は理解している。 ・三角巾の使用方法は理解している。 ・ライトによる救難信号を発信することができる。 ・笛による S・O・S が発信できる。 ・山行中に緊急事態が発生した場合、どの山域でも救助隊を要請しに山を下りる事が出来る。最悪の場合、単独でも下りられる。 ・セルフレスキューをする知識は身につけている。 ・セルフレスキューをしたことがある。 ・山行中、陽が暮れたことがある。 ・パーティからはぐれたときでも一人で対応することが出来る。 ・2~3日ならどうにか凌ぐことが出来る精神力をそなえている。 ・2~3日ならどうにか凌ぐことが出来る予備食、行動食、非常食をいつも携行している。 ・「○○さん調子が変です」などと仲間の異変をいち早く察知し、リーダー、サブリーダーに進言したことがある。 ・地形図が読める。 ・山行地図を作成できる。 ・山域の概念図を作成できる。 ・コンパスはいつも携行している。 ・天気図を描くことができる。 ・天気図から翌日、翌々日の天気を読むことができる。 ・観望天気が読める。 ・栄養バランスやサプリメントを摂取して健康管理を考えている。 |
●●●●思いつくままに書き足していきます。時々はご覧ください。 |
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