Yamatabo CLUB
六甲山系・保塁岩 東稜
保塁岩東稜はアルパインのトレーニングゲレンデとして、またアイゼントレーニングの場として多くの岳人に利用されている岩場です。フリークライミングのゲレンデとはちがい傾斜も緩くちょっと練習すれば楽しめるゲレンデです。(初心者同士では絶対に行かないでください)
最寄駅:六甲ケーブル・山上駅

中央稜の上部テラスから見た東稜の上部
六甲山系・保塁岩は古くからロッククライミングのゲレンデとして親しまれてきたところです。ふもとの町から車で30分、ケーブルの山上駅から徒歩10分ほどと地の利がよく、休日ともなると多くのクライマーで賑わっているところです。
保塁岩には東稜、中央稜、西稜とあります。初心者向きのアルパインのトレーニングルートは西稜の一部と東稜がよく使われていますが、西稜の多くのルートや中央稜はグレードが高く、ハイクラスのクライマーがクライミングを楽しんでいるため、比較的すいている東稜でトレーニングをするほうが良いでしょう。
東稜は、全ルートで50mくらいです。レベルはV級くらい、大まかに分けて、上部、中部、下部に分ければよいと思います。その中で数本のルートを見い出すことができますので、まず登れそうなところから挑戦していきます。
ルートにはハーケンが打ってありますが、いつ頃打ったものかは不明瞭ですので、あまり頼らず、初めのうちはトップロープで練習を重ねることをおすすめします。
「中高年だから、クライミングなんて…」
そんなことをおっしゃらないで、良き指導者について正しい登攀技術を身につけてください。
穂高連峰や槍ヶ岳、剱岳。またその他のルートに挑戦してみたいとお考えの中高年登山者のみなさん、きっとどこかの山で役に立つはずです。
私達は、このエリアでのトレーニングもはじめました。

 
 東稜の取り付きです。一部きついところがありますが、いろいろトレーニングを積んできていますので大丈夫でしょう。  今までのトレーニングゲレンデとちがい、岩の形も質も違います。立ち込むのに厳しい所もあります。
   
 ボルト、ハーケンなど打たれていないところではカムやナッツのプロテク ションを積極的に使って安全を期してください。
 使い方は山岳ガイド、塾達者な岳人から習得してしてください。
 プロテクションはベテランの使うギアのように思われがちですが、初心  者ほど頻繁に使って安全安心クライミングを楽しんでください。 
   
 ここは3ピッチ目の途中です。ここを登りきれば東稜の最上部です。ここまでくれば大丈夫です。  苦労して下降路を下りたのに この高さをまた登るんです。
   
 この岩を乗っ越せば東稜の最上部です。ホッと一息、最後のひと頑張りです
 昼食の後保塁岩の全てを見学しました。ここは中央稜の最下部です。
 
央稜の下部テラスから最上部をバックに記念撮影。よくもあそこからクライムダウンしたものです。央稜の下部テラスから最上部をバックに記念撮影。よくもあそこからクライムダウンしたものです。
 
中央稜の下部テラスから最上部を見上げます。
思わず「怖いー」 中高年でもやればできるんやー。