Yamatabi CLUB
六甲山系・ゲートロック


懸垂下降指導中
六甲山系・ゲートロックは古くからロッククライミングのゲレンデとして親しまれているところです。ふもとの駅から徒歩で40分ほどのところにあります。ハイキングコースから少し外れたところにありますが、谷を挟んで中央稜線を登っていくハイカーがよく見えます。
ここは初心者向きの岩場で、岩場と高度感に慣れるのには最適なところです。また雪山登山の訓練の一環としてアイゼントレーニングにベテランの岳人達が訪れています。ホールド、スタンスともにしっかりしていますが一部上部でザレた所がありますので要注意。
この岩壁には大きく分けて上下に二分されていて中央よりやや下に棚がありますので、初めての人には棚から下で登下降をして岩場に慣れていただくことが出来きます。
全体の左下は少しく崩れていますので落ち込んだり、転落しないように注意が必要です。岩の高さは約30m、その中に4〜5本のルートを見い出すことができますので、まず登れそうなところから挑戦していきます。レベルはV級くらいです。
最上段は岩にガードされた棚になっていますので数人上がっても大丈夫です。
ルートにはハーケンが打ってありますが、いつ頃打ったものは不明瞭です。また中段辺りには数箇所のハンガーボルトがセットしてありますのでそれを利用して、初めのうちはトップロープで練習を重ねることをおすすめします。
「中高年だから、クライミングなんて」
そんなことをおっしゃらないで、正しい登攀技術を身につけてください。
穂高連峰や槍ヶ岳、剱岳。またその他のルートに挑戦してみたいとお考えの中高年登山者のみなさん、きっとどこかの山で役に立つはずです。
Yamatabi倶楽部は、今このエリアでトレーニングをしています。
 
  先ずは初めの一歩上からのビレイを信じて30m上の段まで登って行きます。    登りきったら、すぐにクライムダウン。慣れないうちは下を見るのも恐いです。
  登攀も初めはおっかなびっくりですが数回こなしているうちに快感に変わります。    クライムダウンに慣れてきたら懸垂下降をトレーニングします。1〜2回はサポートロープを別に取りますから手を離しても転落することはありません。
  懸垂下降は正しい手順で行わなければなりません。
お互いに確認をし合います。
  懸垂下降を終わってホッと一息。
恐かったのも最初のうちだけ、すぐに再チャレンジしたくなるほど懸垂下降には魔力があります。
 
  懸垂下降は何度やっても緊張します。失敗は大事故に繋がります。    数回やっていると形も整ってきます。見ている側も安心です。やっているほうは楽しくなる頃ですが出だしはちょっと緊張感が走ります。
  下降方向を確認しながらの懸垂、一安心です。しかし油断大敵たえず緊張の中での作業が大切です。   クライムダウン
ロープを使って確保し安全に下降します。3回もやれば、ほとんどの人は大丈夫です。
  同時に下降しながらアドバイスをおくります
  ロープダウンがうまくいかずロープを捌きながらの懸垂下降。
こんなことも、たまに有りますね