Yamatabi club

深まりゆく秋の日の10月25日。
有馬三山へ行くために神鉄「有馬口」で集合しました。
駅を降りると、とても肌寒い風が吹き、リュックからヤッケを出し1枚羽織りました。ミーティングとストレッチを済ませ午前9時過ぎに出発し、今回は下見をしておらず、道間違いもあると思いますが悪しからずご了承のほどと、予めリーダーより挨拶がありましたが出発して間もなく
「仙人谷分岐」で早くも道迷いをしてしまいました。
林道を歩きます 間もなく仏谷分岐 少しは色づいています 登山道らしき道
道を塞ぐ倒木 快適に進みます やがて薮漕ぎ状態に 道は所々荒れていました
オリオンGPS、サスケGPS、ジョンGPSのマシーンの強い助っ人がいるため安心していましたが、迷い道を登ったり戻ったりしてしまいました。
「いや〜。126000円のGPSも26000円のGPSも電波の通りにくい樹林帯の中では同じようなもんかなあ」とは安物のGPSを持つJONの負け惜しみ。
あまりこのコースは使われていない様で道は細く、標識すらありません。ルート上の
「たかお橋」をやっと確認でき湯槽谷山への登山道を突き進みました。しかし藪漕ぎ状態の道は険しく、登山道の両方からは雑草が大きく伸び、顔を雑草にバシバシと叩かれました。やっとのことで登山道らしきところに出て休憩をとることにしました。人っこひとり通りません。木立の隙間からは赤や黄色に色付いた葉が今にも落葉しそうではありましたが美しく輝いていました。
「しんどい思いをして登ったからこそ味わえる美しさ〜」と、くろねこさん。いい事言うねぇ!
◆湯槽谷山 801m
その名は有馬繁栄の基礎を築いたと云われる僧・行基が湯槽(ゆおけ)をつくる木をこの山から切り出したことに由来すると伝えられています。
◆灰形山 619m
千利休が有馬で茶会を催した際、風炉の灰をこの山の形に似せて盛ったことからこの名が付いたと云われています。
午前11時には三山のうちの一山目 「湯槽谷801メートル」に到着です。ここで記念撮影だけ済ませて、
三山のうち二山目である「灰形山619メートル」に1時間あまりで到着をし、ここで昼食タイムとなりました。
時折吹き抜ける風の冷たさを心配していましたが標高が619メートルと低く、周りの樹木に助けられ心地の良い、なごやかな昼食タイムとなりました。
JON、目は完全復活 下りも急坂 どこまで降ろすんや 松茸だったらなあ
お昼の歌は「紅葉」「牧場の朝」です。
「紅葉」は高度な輪唱に挑戦し、とてもやさしくて美しい歌声となりました。やはり美しい紅葉を見て心もおだやかになったのでしょうか。歌声までもが、いつもに増してきれいでした(ちと遠慮気味の小さな声量ではありましたが)。固定していた看板を拝借して、みんなで記念撮影をし、三山の最後めがけて午後のスタートをしたのは12時30分でした。急な下り坂で、尻餅ペッタンコ、ペッタンコ、代わる代わる、ついていましたが何とか怪我もなく落葉山山頂に到着しました。
途中「痩せた尾根に注意」の看板に反応して「痩せた尾根を太った登山者が通るのかよー 」…ちょっと失笑。
下りのきついのは嫌だなあ 登りのきついのも嫌だなあ 落葉山の四等三角点 健太君
間もなく鞍部です ちえちゃん オリオンさん
かっちゃん ポッチー みのるちゃん みまっち
妙見寺ではオリオンさんのお孫ちゃん、健太君のお子さんの安産を祈願しました
妙見寺では場違いの様な豪華な建築方に驚き、併せて12月5日に出産予定の健太くんの妻(つまりオリオンさんの娘さん)の安産祈願をして、午後13時30分には、有馬の町の見覚えのある阪急バス乗り場前にゴールです。有馬温泉ゴールと言うこともあって「温泉グッズ」を持っていたのですが、真夏と違い、汗もあまりかいていないため温泉入浴は諦めて13時40分発の「阪神芦屋駅行き」のバスに乗ることにしました。他の人達は14時03分発の宝塚駅行きのバスに乗るためにバス停に並んでおり私達は「一足お先に〜」とバスの中から大きく手を振りました。有馬の町にあるバス停近くの「酒市場」の店の中でサスケ先生によく似た姿をみかけました。ビールを片手に酒の肴を美味しそうに頬張っていましたが「他人のそら似」でしたよね。だって先生はバス停にいたはずですものね。
有馬ロープウエイ 有馬の温泉街
落ち葉の舞い散る…人工かよ 妙見寺境内
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◆落葉山
有馬中興の僧・仁西に白髪の老人がこの山から木の葉を投げて泉源のありかを示したと云われています。


阪神芦屋駅14時30分到着で、家路にたどり着くと思いきや「ビールでも飲みながら妙義山と谷川岳の打ち合わせをしよう」と言うことになり近くのレストランに入り、延々と打ち合わせをしていると外は雨がポツポツと降っているらしく傘をさした人が往来していました。「今日は雨に遭わずによかったねぇ」と、やまたび日和も雨から解放されたことを喜び合いました。
 
        裾野より 全山染める 紅葉かな  
                                詠み人 サスケ



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文:美智子姫  写真協力:鹿島秀元

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