6月6日(土)大阪此花を7時50分、サスケ号で出発し、 比良山系獅子ケ谷に沢登りに出かけました。天気は薄曇りで比良地方はひょっとして雨模様を思わせるどんよりとした空です。「どうせ水の中に入って濡れるんやからええがな」そうそう、みんな納得です。水量が増えるほどの雨ならば避難することも覚悟をして「比良げんき村」駐車場に到着しました。午前9時10分です。サスケ号が最後の駐車スペースを利用しました。すでに先客が大勢いて、今にも出発をしようとしていました。また人待ちのグループが一組、列車利用の仲間を待っている様子です。登山かクライミングか判断できませんがとにかく大勢です。
サスケさん 姫さん ぽちさん みまっち ジョンさん
私達も出発準備を済ませ、午前9時30分、いよいよ出発です。沢登り体験コース「西谷山」は谷歩きで今日は本格的な「沢歩き」です。
初心者が今日、沢デビューします。水は冷たいかと思いきや、思ったほどではありません。それどころかサスケ先生は「暑〜っ」と水の中にはまりに行く姿も見受けられました。初心者を真ん中にはさみ、滑らぬ様に注意をしながら水の中を歩きます。今日は沢靴を履いていますので水の中を好んで歩くことができます。
 巻き道もまた楽し  鉄梯子をわたる  クライミング講習中
いくつもの小滝を通過していくと最初に出会う大きな滝が楊梅ノ滝・雌滝です。
此処は左から巻いて鉄製の梯子を渡って名瀑「揚梅の滝」にでました。45メートルの楊梅の滝(雄滝)は水しぶきをあげ美しく滝壷に落ちていました。比良随一の名瀑として有名です。この滝はJR湖西線の車窓からも望むことが出来る素晴らしい滝です。
ここからは登山道を利用して左に大きく巻いていきます。いつ歩いてもこの高巻きは息が切れそうになるのは何故でしょうか。「落ちたら終わりだよ」そんなことを話しながら、左上に眼をやると獅子岩が大きく聳えています。
獅子岩では多くの人達がクライミングの講習を受けているようです。外人さんも多くいます。「こんにちは」と挨拶を交わしながら横をすり抜け、沢沿いを高巻きしたり、水の中を歩いたり、写真を撮ったりと時間を忘れてはしゃぎながら歩いていきました。ウオークと違い、とにかく暑さは感じられず涼しいです。朝の曇り空が薄日が差すほどに変わり、雨の心配はありません。(ラッキー!)
楊梅ノ滝・雌滝の前で
自分の好きなところを歩くのが沢、腕が上がれば楽しさも倍増します。
  
 この辺りまで来るとゆとりが出てきて楽しんで岩飛びができます。
獅子ケ谷は楊梅ノ滝・雌滝雄滝以外に大きな滝はありませんが初めての人にも楽しめる沢です。小さいながらも滝や滑滝、滑床などを有し沢師の求める渓谷の様相を備えています。終了点が近くなると水線も細くなり歩きにくくなってきますが、休憩をとりながら、さらに小さな滝をいくつも登り、終了点である目印の「落ちた石橋」を発見しました。
名残惜しいですがここで沢登りのゴールとなります。終わって見るとちょっと寂しい感じがする沢です。
お弁当を食べ、身繕いを整え、登山道を利用して下山することにしました。腕時計や携帯電話が水没する危険を逃れるため車に残してきたため、時間がわかりません。
車に戻り、時間を確認すると午後1時30分でした。「まだ早いので温泉入って帰ろう」と言うことになり、帰り道にある温泉に立ち寄り、冷えた身体を暖め、渋滞のない間に大阪に戻ることができました。
はじめて参加した人の感想は「いきなりの岩と水量の多さに足がすくわれました。クライミングをやっていたので、そう恐怖がなかった。今後も続けたい。楽しすぎて気を抜いた途端ズルッと滑りました。やっと慣れた頃にはゴールでした」
●サスケっち
1年ぶりに水の中に入り、足もとに不安がありましたが、すぐにコツが蘇ってきました。水は冷たいが登り始めると暑くなりジャボーンと水浴びをしました。気持ち良かった〜 
冷たさも 登る熱気に ここちよし  詠み人 サスケ

●みまっち
そよそよと水が流れているのかと思うと、いきなりの岩と水量の多さに足がすくわれました。クライミングをやっていたので、そう恐怖がなかった。行き先と体力を考慮しながら今後も続けていきたいと思います。大きい滝を登り、楽しすぎて気を抜いた途端ズルッと滑りました。やっと慣れた頃にはゴールでした。装備についてみんな不安を感じているようですが、いま持っている自分の装備で充分楽しめます。

●ジョンさん
沢は良い。絶対に沢は良い。西谷山は谷歩き、獅子ケ谷は沢歩き。登山技術の向上は沢遡行にあり。  冬は雪 春秋岩で 夏は沢

●ポチさん
1年ぶりに水に入りました。水は少し冷たいものの、滑らずにゴールできました。去年、あんだけ沢は怖いと、ひるんでいたのが嘘のようです。チャンスは逃がさずついて行きたいと思っています。

●姫さん
夏の到来は沢歩きから。水の冷たさも、さほど感じず、小さな滝も全てジャボジャボと大胆に入っていきました。濡れる事を恐れていた去年が嘘のようです。
♪夏が来れば思い出す あちこち行った 沢登り 水ばしゃっと 浴びた…

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