地形図の基本と読み方 095
JON登山楽講
地形図の基礎知識
国土地理院が発行している地形図の北と、コンパス(方位磁石)が指す北とでは若干ずれがある。地図の北は地軸を指しているが、磁石は磁北を指している。日本では、磁北が西側に6〜7°ほど偏っている。正確な磁針方位の角度は、凡例の5.に書かれている。  2万5千分の1の地形図の1pは、実際の250mに相当し、5万分の1の地形図では1pが500mに相当する。また、2万5千分の1の地形図のでは、等高線は10mごとに引かれ、50mごとに太線になっている。5万分の1の地形図では、等高線が20mごとに引かれ、100mごとに太線になっている。  地形図で一番大事なのは、等高線である。この等高線はどこかで必ず閉じる(輪になっている)。等高線と等高線の間が狭ければ狭いほど急坂になる。このことがわかっていれば、慣れていくにつれて地図が読めるようになってくる。
   
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