いざという時のために | 012 |
JON登山楽講 |
多量の出血−止血法−人間の全血液量は、体重1kg当たり約80mlで、一時にその1/3以上失うと生命に危険があります。きずからの大出血は直ちに止血をしなければなりません。 .直接圧迫止血 出血しているきず口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫します。この方法が最も基本的で確実な方法です。包帯を少しきつめに巻くことによっても、同様に圧迫して止血することができます。 まず直接圧迫止血を行い、さらに医師の診療を受けるようにします。 ※感染防止のために、ビニール袋やビニール手袋などを使用することが推奨されています。 .間接圧迫止血はきず口より心臓に近い動脈(止血点)を手や指で圧迫して血液の流れを止めて止血する方法です。 止血は、直接圧迫止血が基本であり、間接圧迫止血は、ガーゼやハンカチなどを準備するまでの間など、直接圧迫止血をすぐに行えないときに応急に行うものです。直接圧迫止血を始めたら、間接圧迫止血は中止します。 |
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