2012.11.08
第20日目  ルクラ〜(飛行機)〜カトマンズ
ルクラ2840m

おはよう。ルクラの町は飛行機が到着するたびに人の往来が激しくなります。今日も朝早くからエベレスト街道に入っていきます。さあ今朝一番の仕事は昨晩のパーティの呑み代の支払いです。えーっ。おっとっと。手持ちの金で足りますか。

朝のルクラ空港は大賑わいです。天候の安定しているこの時間に飛ぶのが一番安全なようなのでタクシーなみに出入りしています。目視して機影が無ければいつ飛んでもいつ降りても良いような状態です。でも管制塔はありましたね。
受託荷物15s制限が厳しく重量オーバーした荷物は制限内に収まっているバックに入れたり出したり、てんやわんやした結果何とか無事に検査通過しました。

搭乗口に向かうとき、チェックカウンターでは男女別々にチェックをうけます。姫はタバコを吸うかどうか質問されました。ジョンはザックの雨蓋裏側に食器用のナイフを入れていたのが見つかり説明をしています。担当官が親指で刃の鋭さ加減をチェックされましたが何とか無事通過。
 朝は数人のポーターさんが私達の荷物を担いで空港まで運んでくださいました。
ローチャンとマッチンドラーは同じ飛行機でカトマンズに飛ぶようです。
ポーターさんたちは、このあと2日間、夜昼歩き続けて村へ帰るそうです。
20日間、私達の世話で家庭を離れていたので、さぞ嬉しいだろうと思います。
でもバスも無く、徒歩で、2日間も。
途中の村にあるお店で買い物をして帰るのが、一番の楽しみだそうです。ありがとう。
搭乗口に移動しましたが飛行機は1台も見当たりません。カトマンズからの到着便を待たないと帰れないのです。搭乗口には発着時刻を示すものは何もありません。30分ほど待って1機のTara航空の飛行機がカトマンズからやってきました。登場しようとすると「今はTARA-1だ。君達のチケットは2だから次の便だ」と言われ、笑いながら「そんなに偉そうに言わんでもええやん」というと係官もニッコリ。

更に待つこと20分。飛行機が舞い降りてきました。乗客を降ろすとすぐ私達を搭乗。ドアが閉まりエンジンの回転があがり、飛行機が動き出します。滑走路を滑り出しました。まもなく離陸。無事離陸し大空の遊覧飛行がはじまりました。山の名前はわかりませんがネパールの山々が青空に浮いています。往路ほどの感激はありませんが山々やマッチ箱のような里の風景を見下ろしながら空の旅を楽しみます。 

着陸後飛行機から場内バスに乗り換えました。バスは空港の建物で降ろすのではなく、飛行場の外の荷捌場まで一走りです。降ろされた所は駐車場でした。そこにはビシャールさんが迎えに来てくださいました。 
便利が良いのかどうか解りません。
ウッチー会長がホテルで元気に出迎えてくれました。
私達もボロボロになって帰ってきました。ウッチー会長も元気そうで良かったです。
車は私達を乗せ、戦後の日本のような風景の中をひた走り、ホテル・SAMSARAに到着です。
中庭には昨日退院したばかりのウッチー会長と付き添いのチャーチツトがいて、出迎えてくれました。ヘリポートで見送った時よりも随分具合がよさそうなので安心しました。

ホテルに入るとまずはバスタブにお湯を張り垢を落としたいと思いました。しかし水事情が悪く透明のはずのお湯は赤さびが浮いていましたが目をつむりとにかく湯船に身体を沈めました。シャワーだけでは物足りません。やはり日本人は湯船に浸からなくっちゃあね。

一息ついたら昼食です。カトマンズには日本料理の店があり「きつねうどん・鍋焼きうどん・カレーうどん」などを美味しく頂きました。私達が昼食中もガイドのマッチンドラーはアイランドピーク登頂証明書の引き取りに町に走ってくれています。

午後5時カトマンズ名物の停電です。ウッチー会長は日本へのメールの原稿が消えたと嘆いておられました。
とにかくいつ停電になるかわからないのです。

夕食は「東京居酒屋」という日本料理の店に行き食った〜食った〜飲んだ〜飲んだ〜ホウレンソウのおひたしに、から揚げ、ギョウザ、キムチ、ラーメン。飲んで食ってひとりあたり1600ルピー(日本円で1600円ぐらい)安いっ!。

ホテルに帰りホームページ「みんなの広場」を開けてミスタービシャールの詳細な報告に厚く感謝のメッセージを書き込みました。留守を守る家族や仲間のみなさんが私達の登頂を見守っていてくれましたのでミスタービシャールの書き込みは有難かったです。
 「カトマンズ ホテル・SAMSARA泊」