2012.10.21 第2日目  関西国際空港〜バンコク〜カトマンズ

関西空港〜カトマンズ(飛行機TG673TG319便 )関空00:30出発→4:20バンコク10:15バンコク出発→12:25カトマンズ1375m「ホテル・SAMSARA」泊

0時30分、定刻通りにエプロンを離れ滑走路に向かう誘導灯の青い光、みどりの光、オレンジの光。いよいよ旅立ちです。15分くらいかかってスタンバイエリアに入りました。しばらく待って管制塔からの許可が出たのか轟音とともに滑走路を走りわずかな時間ののちにテイクオフ。
夜食におにぎりとサンドイッチがでる。飲み物はハイネケンのビールを注文しました。機内で飲むビールは酔いがまわる、まわる。窓の外を覗くとオリオン座がくっきりと見えました。時計に目をやると午前1時30分。しばらくうとうとして目を覚ますと機内は灯りが落とされ夜空の星が更に瞬いていました。宝石箱をひっくり返したような感じの大小さまざまな星とミルキーウエイと言われる天の川が見えます。少し目を下に落とすと、そこには漆黒の世界が広がっています。その中にポツリポツリと2つの明かり。多分船舶の方向灯でしょう。という事は星空と漆黒の世界は水平線で結ばれているのでしょう。そしてしばし睡魔に襲われる。朝、機内灯の明るさで目を覚ますと、おしぼりが配られその後リンゴジュースが配られていました。「あ〜朝かぁ。もう1時間もすればバンコクに着くんや」機内食はパンとオムレツとウインナー。窓の外に町の明かりが見え始めました。白い水銀灯のラン、それと交差するようにオレンジ色のナトリウム灯のランが交差しています。バンコクは大きな町なんやなぁ!。飛行機はだんだん高度を下げて行き、町の明かりがハッキリと見える頃、機内のモニターに滑走路が映し出されました。「ウイーン」とタラップが出る音がしてゴォーッと車輪の出る音、そして間もなくドーン、ドーンと2回バンコクの空港に到着の瞬間です。
案内表示に従ってカトマンズ行きエリアに進みます。
バンコク時間4時20分、日本時間6時20分。ここから乗り換えのカトマンズ行きの待合室に移動しバンコク発10時15分カトマンズ行きの飛行機を待つことになりました。
「約6時間の待ち時間をどう過ごすかなぁ〜タイ国だけにタイクツだなぁ」
待合室で2時間の時間を費やした後、何か飲み物を求めて5階にあるラウンジに行きました。島田氏と、ジョンと姫はマンゴージュース、ウッチー会長は勿論ビールです。この国の紙幣はバーツなのですが米ドルでも支払OKのためドルで支払いを済ませました。ジョンが「このマンゴージュースは柿の腐った匂いがする」と言い「そんな表現をしてはダメ」と姫に諭されて「いやいや熟した柿の匂いがする」に訂正し、一同おおきくうなずきました。(おいしかったよ〜)

気が付くと10時15分カトマンズ行きの案内表示が出たため案内表示板に従って階下の待合室へ移動しました。ここでも人がごった返しておりしばらくしてチェックカウンターを通過しました。外には大型バスが待っており駐機場で待機する飛行機まで移動するのですが走る、走る、走る〜ドアも締めずに、もう15分以上走っています。何も見えない野原の中を走りこのままカトマンズまで走るのではないかと思うほど走り続けました。やっと飛行機のタラップの近くで停車。機内に案内されました。
10時15分定刻にカトマンズに向かってとびたちました。この飛行機の乗客は妙に騒々しい・・・どこの国のツアー客か知らないが大声でしゃべりあっていたり、ウッチー会長の後ろの席の小学生の子供は椅子を蹴り続けていました。それでも怒らないウッチー会長は大物や!な。その左に座っているジョンはブチ切れ寸前で怒りのサインを投げかけてきましたがどうにもできないため笑って無視〜!。機内食はチキン・パン・ワインやビールを飲みカトマンズトリバン空港に到着「着いたど〜」ルンルンしながらタラップを降りるとバスが待ちうけていました。それに乗り込みまもなく発車。ドアはあいたまんまです。
「大丈夫かいなぁ雑やなぁ」この国の人達はわずかなことにはこだわらないのでしょうか。
建物の中に入ると大勢の人が並んでいました。案内板に目をやると「ビザカウンター」と書かれています。ここでビザを取得しなければなりません。並んで待つこと1時間、私の番がやってきました。「日本からやって来ました。こんにちは!」満面な笑顔でそう言うと「ウエルカム!」と優しい笑顔で語りかけてくれました。「これでうまく言ったも同然やな」ビザ申請用紙と40ドルを支払い入国許可申請書を渡すと領収書を渡してくれて隣の担当官にバトンタッチ、そのまた隣の担当官にハドンタッチされ「ミチコサン?」と確認のために名前を呼びバスポートを返してくれました。

入国手続き完了です。受託荷物を引き取るコーナーに行くとローラーコンベアの上に荷物がありカートンに乗せて1台はウッチー会長が押し、もう1台は島田氏が押して行こうとすると空港スタッフらしき人が近づいてきて「オイラに任せておきなっ!」と言って、ついてくるように言われました。私と島田氏は係員の指示通りについて行くとウッチー会長はその係員に「ノーサンキュー」と断った様子でした。X線チェックコーナーに行くと係員は私と島田氏にOKサインを出してきました。てっきり空港係官かと思っていたら出口でチップの要求をされ驚きました。
ホテルに向かう道すがら町のたたずまいや行き交う人達を見ていると日本の戦後のヤミ市を想像させる姿がありました。
50ccのバイクには3人でも4人でも乗り、信号はなく大阪府警が指導したと言う手旗信号で交通量をさばいている姿に交通事故がないのが不思議なくらいでした。人も、バイクも、車も自由に行き交っていました。それに加えてホコリが舞いマスクなしでは、とても歩けないほどで建物も、樹木も店の展示品もすべてほこりだらけです(う〜ん。えらいところに来てしまった〜)
「ホテル・SAMSARA」 に到着
町に出てお買い物とルピーへの換金です。 
ホテル到着。このホテルは2日間宿泊する予定です。建築年数はかなり経過しているのですが先ほど通過した街並みから考えると大阪のロイヤルホテル並みと評価できます。夕食は近くの日本料理の店に行くことにしました。先ほど車で通過した道を歩いてみると「えべっさん」の縁日の通りのような狭い道にお土産物屋がギッシリと並びその中を車、バイク・人力車などが往来し、店先の品物にはホコリが積っていました。ビビビビーッ、ブブブブーッ!クラクションを鳴らし続けながら通過して行きます。ブーブー、ビービーその中を人が掻き分けるようにして通過、日本では考えられない光景です。まるで心斎橋商店街の中を車とバイクと人が入り乱れているみたいです。行き交うクラクションのフォーンの音は「ごめん通してんか〜」と聞こえますが大阪なら「コラーッ!おんどれ邪魔や〜!どけどけ〜」と聞こえるのではないでしょうか。ここでは腹立たしくないのが不思議です。
この日の夕食は日本の食堂風のお店に行きました。 
ホテル到着後、ミスタービシャールの案内でチケットショップで換金をすることにしました。23日間の滞在で3万円もあれば十分だろうということで3万円をネパール紙幣のルピーに換金しました。日本の紙幣と違い紙質が悪く、お金を触ると手を洗いたくなるようなそんな感触がしました。日本料理の店に到着し、エベレストビールでアイランドピークサミットを祈念して乾杯と致しました。きつねうどん、串カツ、おにぎり、天婦羅なんでもあります。
「ホテル・SAMSARA」 泊 
 この日のコンディション
カトマンズに着いてびっくり!埃の多さと町の汚さ、肺の中に埃がいっぱい溜まった様子。
木々の葉は白くまったく艶が無い、それもそのはず葉っぱには埃がいっぱい。町に出るにはマスクは必需品。店先に展示している商品にも埃がびっちり積もっている。「埃が付いてないのは無いか」と聞くと、バタバタッとはたいて「ハイOKネ」。パン屋さんをのぞくと扉の無いショーケースで展示販売…ちょっと買えないなあ。
もう窒息状態です。