2024  
 
 
Facebookやスマホに何度も何度もトロッコ列車の宣伝画面が流れていました。秋の京都、歴史と自然の調和を感じる旅トロッコ電車に乗りたいと提案すると即賛成の答えが戻ってきました。レトロな列車が運ぶ楽しい旅を12月の例会と決めました。「いつ行きたいの?」「今でしょ!」
ところが、ところがなんです。ネット申し込みで予約が必要となっており希望日に予約を入れようとしましたが「VISAカードのみ」受付との事で一瞬凍り付きました。何故なら私はVISAカードを所有して無いからなんです。せっかくの企画をキャンセルしたくないとメンバーに相談したところ正ちゃんが「持ってまっせ~」と手を上げてくれました。入力情報をお知らせして12月2日午前0時に(真夜中です・・・)入力して貰う事になりました。感謝です。結局予約は取れませんでしたが12月2日に行ったとしても紅葉には早すぎたみたいです。予約取れなくて良かったわっ(強がりだね) 
 JR山陰本線:嵯峨嵐山駅 トロッコ嵯峨駅   トロッコ嵯峨駅 
トロッコ嵯峨駅  本日定休日?この掻き入れ時に休むの? 乗りたかったトロッコ列車嵯峨野号
嵐山の紅葉見物は外国の観光客であふれています。トロッコ列車の乗車については今年の3月1日から全席指定となり今迄の様にブラリと出かけて乗れる時代ではなくなりました。予約が取れたとしても現金の扱いもしません。VISAカードのみです。結構な高飛車な商売です。(問い合わせしても・けんもほろろ)すったもんだしましたが再度挑戦「乗れなくても良いので行こう!」と言う事になり12月11日トロッコ列車は予約しないで、いざ出発となりました。JR嵯峨嵐山駅8時30分集合です(早いね!)。着いてみてびっくり、予約なし、唯一のチャンス当日券もなし、列車の運行も無し
 『トロッコ列車は、もともと荷物輸送用の小型貨車として、トラックや通常の列車が入れない場所にレールを敷いて走らせた箱型車両のことです。ゴトゴトとゆっくり走る、素朴な列車。そんなイメージにぴったりなのが、嵯峨野トロッコ列車です。ちょっと速い自転車くらいの速さです。だからこそ楽しめる保津川沿いの自然や渓谷美、片道約7kmおよそ25分の間、色とりどりに染まった風景をゆっくり楽しめます』
日程は月曜日から金曜日の間の都合の悪い日を聞き出して除外していき「水曜日」が メンバー全員 都合が良い日となりました。
トロッコ列車が休みって…ほな保津峡に行こうか…再びJR亀岡行に乗りなおします 4分間の乗車で 保津峡駅ホームです
ところが、ところがなんです。JR嵯峨嵐山駅に到着してチケツトを購入するために走っていくと・・「本日は定休日です」の看板が掛かっており門は硬く閉ざされていました。
「調べてなかったかいな?」「なんという事を!」とは誰も言いませんでしたが申し訳なさで穴があったら入りたい気持ちでした。出かける前は「乗れないかも知れない」「乗れなくてもいいよ」と覚悟はしていましたがまさか紅葉シーズンの稼ぎ時に運休日だとは考えもしませんでした。落ち込みましたがすぐに気を取り直してJunkoちゃんの差し入れバナナを頬張りながら保津峡から嵐山を歩くことにしました。
10kmコースです。このコースは京都トレイルで一度は歩いていますが晩秋の美しい季節に再び歩くのも良いものです。 てなことを言いながら再度山陰線のお世話になりました。
JR保津峡駅 亀岡行のホームから駅舎へは鉄橋の下を通ります 保津峡駅ホームから見たトロッコ列車の路線(中央)
気温は4℃ 息が白くなっています 寒いね 緩い坂を登って鳥居本を目指します 水尾川に架かる保津峡橋
JR保津峡駅は保津峡の桂川 (保津川) にかかる橋が丸々プラットホームになっている国内でも珍しい絶景の駅だそうです。駅の両側がトンネルで挟まれてるのもおもしろいです。 
JR保津峡駅の河川上のプラットホーム 保津川下りの遊舟 鳥居本分岐
鵜飼橋の向こうはトロッコ保津峡駅です 鵜飼橋
鵜飼橋    不断サクラ
 列車の停車時には カリヨンの音が峡谷に木霊します  狸の置物  ホームが切れているのや跨線橋が広いのは信号場の名残です  この日は定休日で工事中
 かつては山陰本線の保津峡駅として利用されていた施設が活用されている。同線時代は相対式ホーム2面2線の駅だったが、トロッコ化の際に列車交換設備を廃し、撤去された線路部分に新しいホームを設けた。ただし、旧ホームや跨線橋など随所に2面2線時代の名残が見られる。ホーム中央部にはトロッコ化されてから設置されたカリヨンがあり、列車の到着ごとに演奏される。
保津川に架かる吊橋の鵜飼橋が、一般客が当駅に出入りする唯一の手段である。橋の道路側には山陰本線時代に営業していた売店の建物が残っている。
無人駅で乗車券は車内で購入するよう表示がある。
 ゆるい登りや下りや九十九折れの道を繰り返しながら美しく染まった山々を楽しみ歩いていると師匠が「そんなにゆっくり歩いていると夜になるぞ!」と言うくらいのんびりウオークでした。下を流れる保津川は碧くて綺麗です。信楽焼きの狸の駅に到着しました。大小さまざまな狸がトロッコ列車の客を迎えるのでしょう。ここで線路を点検していた工事の関係者と出会い運休日を知らなかったことを話すと申し訳なさそうに工事用トロッコに乗って消えていきました。
 
トロッコ保津峡駅 落石防止トンネル 保津川下りのラインを保全する人たちとその船
こんな狭い道も車が頻繁に通ります 保津川の流れ 保津川で遊ぶカルガモちゃんたち 嵐山高尾パークウエイ保津川峡展望台
無人駅から少し歩くとトンネルです。トンネルの中は音響効果抜群なので「第九」に出演した正ちゃんに一節歌ってもらいました。トンネル効果で上手に聴こえました(笑)
京都最恐の心霊スポットと言われる落合トンネルの出鼻にあたる岩場でパンにヤクルトをいただきながら休憩です 保津川に目をやると保全作業の船が下っていきました
落合トンネル、落合橋辺りには元料亭のような廃屋があったり鬱蒼と茂る林があったりして、京都最恐の心霊スポットと言われているのも頷けます
狭い道幅、きつい坂道の連続です……でもここは府道50号 京都日吉美山線です 六丁峠への道すがら 先ほど立ち寄った保津峡駅を振り返りました
六丁峠で出会ったヤマガラくん 六丁峠です 上段2枚は 嵐山高尾パークウエイと保津峡展望台です
六丁峠を越え嵯峨陵に手を合わせて下ってくると 鳥居本・平野屋さんに到着です 赤い鳥居は愛宕神社一ノ鳥居です
急に賑やかな嵯峨野町並み保存館の町並みに出てきました。かやぶき屋根やお店が立ち並び、外国の観光客で紅葉を背景に記念撮影をする人達で道路はいっぱいです。
タクシーもひっきりなしに通過しています。人力車もひっきりなしに通ります。車夫さん達は流暢な英語で案内をしていました。
嵯峨鳥居本から愛宕街道を嵐山に向かって下っていきます
 嵯峨鳥居本の愛宕街道でヒヨドリくんに出会いました  紅葉も終わりですね
店先のおばちゃんが言っておられました 「今年は紅葉が遅くまであるから正月ごろには雪と紅葉が一緒に見られそうどす」……と
横で「ブラボー」の声  ドイツの人かな? 嵯峨野の八体地蔵尊
▼亀岡を出発して90分約16 kmを下る保津川下り游船の着船地  嵯峨嵐山に到着
 嵐山公園亀山地区頂上展望台に行くと 保津川下りの船が流れるように通過していきます。色付いた山と碧い川と嵐峡を行き交う船が見えてここは絶景スポットです。
この船の最大搭載人員は船員さんを含めて30人です 赤いベルトはライフジャケットです 
京都の老舗旅館  旧 嵐山:嵐峡館本館 (現 星のや 京都)  嵐山妙見堂
平安時代、この嵐山は、貴族の別荘地。古、優雅な船遊びが眼に浮かびます。
春は桜で花見、夏は納涼、秋は川面に揺れる名月と紅葉狩り、冬は静かに雪見酒。 百人一首の小倉山は今撮影しているこの場所の右上の山です。 
姫こだわりの 嵐山公園亀山地区頂上展望台 嵐峡 大堰川の流れ 
嵐峡の紅葉と 大堰川の流れそして 屋形船……それとカモちゃん 嵐峡  大堰川の流れと 岩田山の紅葉
人混みの中の渡月橋を渡り 蕎麦屋を見つけて入りました。時間は 午後2時を過ぎていて お腹がペコペコです。
今回のリーダーの川内さんに丁重にお礼を言って 阪急電車:嵐山駅から帰路に着きました。トロッコ列車には乗れなかったけれども素敵な嵐山を堪能できたことを皆で喜び合いました。
 
(おわりに)
トロッコ列車企画は色々ありました。結果的に乗れなかったのですが楽しかったです。今回の企画では正ちゃんにチケットをゲットするために深夜作業をして貰ったことに感謝をしないといけません。
また機会があれば春の桜、冬の雪景色と乗るかもしれません。「乗るならいつ?」「わかんな~い」
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