2024  
ウッチーと久々の再会
コース  JR新神戸駅→ハーブ園山麓駅からロープウエイ(1400円)→布引ハーブ園散策→布引貯水池→布引の滝(雄滝・雌滝・夫婦滝・鼓滝)JR新神戸駅ゴール
『布引の滝は、新神戸駅の山側の生田川中流にかかる滝で、「日本の滝百選」に選ばれるほか、那智滝(和歌山県)、華厳滝(栃木県)と並び、「日本三大神滝」の一つとされる名瀑です。
布引の滝は1つの滝ではなく、雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つの滝の総称で、なかでも最も上流にある雄滝は高さ43mで、見ごたえがあります』
夏の暑さが急に厳しくなった7月はマイナスイオンを浴びながら涼しいコースを選びました。今回は特別参加ウッチーさんです。熊野古道を同行し神戸にある山岳会の元会長でもあります。今回のコースが自宅から近いと言う事でお声掛けしました。正ちゃんがやまたび倶楽部に加入したのはウッチーさんが「丸山千枚田・虫送りの神事」の予約キャンセルとなった代行としての参加繋がりとなります。(正ちゃん今回はお休み)
 阪神電車尼崎駅前の尼崎城 神戸の街はおしゃれですねえ    新神戸駅からは撮影ポイントが多く  ゴンドラ山麓駅まで進まねえ   
歩かせるねえ なぬ?このエレベータ11人乗り? 空の雲もおしゃれだあ  ゴンドラのエンブレムもおしゃれだあ
 JR新神戸駅午前10時集合し事前に用意していた地図をお渡ししました。(見にくいイラストマップです)ウッチーさんの話ではハーブ園まではかなりきつい登りでこの暑さに耐えられるかどうかとの話が出ました。熱中症の心配もあり往路の登りをゴンドラに乗り復路の下りを歩くことに話がまとまりました。高齢者グループいかなる時も安全第一です。
JR新神戸駅からハーブ園山麓駅にむけて歩き始めました。暑いです。暑いと言ったからとて涼しくはなりません。しかし暑いです。
狭いエレベーターに乗りハーブ園山麓駅で片道チケット1400円を払いゴンドラに乗りました。中間地点の風の丘中間駅を通過し山頂駅までアットいう間に到着です。ハーブ園は外国の人達でいっぱいです。
日本の旅がよほど楽しいのでしょうか ピーチクパーチクと大音量です。 
そんな雑踏を避けて園内を周遊しているとウッチーさんが転倒して怪我をしてしまいました。みんな山のレスキューで何度も勉強している仲間達なので身体は瞬時に動きます。体力は衰えても知識はまだ衰えていません。
対応と手当は完璧です。見知らぬ人も傷口の消毒用にと水の提供を申し出てくれましたがメンバーが水を持参しておりお声掛けに感謝を述べて傷の手当を済ませました。「おっとっと」の多い年代でちょっとした段差も避ける能力が鈍くなっています。明日は我が身と思って今回の怪我を教訓にしました。
昼食後は布引貯水池へ向けてスタートです。案内板も親切で距離もよくわかりトイレも適材適所に配置されておりとても歩きやすく感じました。しばらく歩いていると水面の景色が見えてきました。布引貯水池に到着です。ダム湖の水量はたっぷりあり五本松かくれ滝を見ることができました。この滝は雨などで貯水池の水がオーバーフロートしたときにだけ現れる滝だそうです。見れて良かったね。ラッキー!
重要文化財の「布引五本松堰堤」、通称「布引貯水池」このダムは1900年に日本で初めて造られた重力式粗石コンクリートダムで、100年以上も現役で働く水道施設だそうです。
谷川橋にさしかかりました。この橋は鉄筋コンクリート製で2本のアーチ形の桁が特徴です。この橋桁に使われている鉄筋は折り曲げるなど工夫されており当時としては新しい技術だったそうです。また「砂子橋(いさごばし)」もありました。1900年に作られて布引水源地水道施設の重要文化財に指定されています。
下山途中は満開の紫陽花を楽しみながら標高を下げて行きました。格好の東屋を見つけ日陰と吹き抜ける風とテーブルと椅子が整っておりここでランチタイムです。登りにゴンドラを利用した事で体力の消耗も少なく暑さもさほど気にならず快適な真夏のハイキングとなりました。
ほどなくすると 木のツルの橋に差し掛かりました。徳島県の「祖谷のかずら橋」に似せて装飾されたもので「猿のかけ橋」とも言います。ウッチーさんは馴染みのコースなのかドンドコドンドコ降りて行きました。どうもその先にある「おんたき茶屋」の冷えたビールとおでんがお目当ての様子です。茶屋からは滝の音が大きくなってきました。雄滝の音です。水量もたっぷりとあり早くそばに行きたいです。焦る気持ちをグッと我慢して茶屋で長めの休憩をとりました。暑さ知らずの避暑地の様で帰るのが嫌になるほどでした。
茶屋を出るとすぐのところに雄滝のおでましです。雄滝落差43mで、布引の滝の中では一番大きいです。滝壺から流れ出ている下の滝が「夫婦滝(めおとだき)」。二筋から仲睦まじく一筋になって落下する情景を夫婦愛に例えているそうです。
雌滝の落差は19m、鼓滝は滝の音が太鼓のように聞こえてくることから、「鼓ヶ滝(つづみがだき)」という名前がつけられたそうです。
道中には在原行平の歌碑で「布引三十六歌碑」や紀貫之の歌碑などがありましたが流暢なかな文字表現なので読めないところばかりでした。全ての滝を見物し終えるとわずかな距離でJR新神戸駅にゴールです。コースを変えた事で暑さもさほど気にならず快適なハイキングでした。
布引ノ滝群 
新神戸にゴールです ウッチーさんに丁寧に お礼を申し上げて 三宮でお別れしました
終わりに
「このクソ暑い日に」「熱中症になるのでは?」と心配しましたが梅雨の合間を縫って布引の滝のマイナスイオンいっぱい吸って気持ちの良いハイキングでした。ハーブ園内でのアクシデントもみんなで対処すれば解決できたことに頼もしさを感じました。8月例会は熱中症対策をとりお休みです。9月の秋風を迎えに訪れる場所はどこなのでしょうか?楽しみです
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